宣伝を見てなぜか衝撃を受けたIFCの新リアリティ・シリーズ。
俺はまったく知りませんでしたが世界中の男性がヒゲの見事さを競い合う大会がこの世にはあるそうで、そこではドイツが長年にわたって圧倒的な強さを見せつけていた(何となく想像できるね)わけだが、それに対して「アメリカはヒゲでも世界一になる!」と意気込む男たちの姿を追った番組になっている。
自慢のヒゲを宣伝して金儲けを企む男性や、彼をライバル視するテキサスのヒゲ男たち、森の奥に棲むノルウェイ出身のヒゲ男、不慮の事故によりヒゲの3分の1を失ったものの見事復活をとげた伝説のドイツ人選手(写真下)など、いろんな人が出てきてなかなか面白いぞ。いつもはヒゲをなびかせてビール飲んでるような連中が、選手権の前にはヒゲにカーラーをつけてヘアスプレーかけてる姿はお茶目なものがありますね。
ヒゲの選手権は口ヒゲ・あごヒゲ(部分およびフル)・フリースタイルといった部門に分けられ、長さや質感、色などによって評価されるらしいですが、どんな基準があるのか俺にはさっぱり分かりません。あとやはりアメリカ人って飾り付けとかが野暮なんだよな。衣装も含めてヨーロッパ人のほうが洗練されている感は否めない。
これを観ることで何かの勉強になるような番組ではないですが、大の男たちが和気あいあいとやってる姿を見るのは悪くないな。