「H+: The Digital Series」鑑賞


ブライアン・シンガーがプロデューサーのウェブ・シリーズ。

舞台はそう遠くない未来。人類の3分の1は俗に「H+」と呼ばれる技術を用いてナノマシンを体内に埋め込み、常時インターネットに接続することが可能になったことで膨大な情報を受け取れるようになっていた。しかし何者かがデータセンターにウィルスを侵入させたことで「H+」はオフラインになり、人類は未曾有のパニックを迎えることになる…というようなプロットらしい。

どんなに技術が進歩してもwi-fiの接続状況は改善されてないらしく、地下駐車場で電波がつながってなかったからオフライン時の惨劇を免れた人たちなんてのが第1話で出てくるんだが、なんかちょっと都合が良すぎるような。また明確な主人公はおらず、様々な人物の視点から惨劇に至るまでとその後の話がフラッシュバックしながら語られていく内容になるみたい。

ウィブシリーズにしては相当な製作費がかけられているようで、CGとか惨劇の描写などはかなり凝ったものになっている。とはいえ全体的にどことなくチープさがあって、役者の演技なども下手なのですが。これってワーナーのストレートトゥDVDの部門が起案したものの、そこが閉鎖されるにあたって同社のデジタル部門に引き継がれた作品らしい。これが物語るように今後はDVDムービーがオンライン作品にとって代わられていくんだろうが、良くも悪くも視聴環境が異なるわけで、それにきちんと特化した作品を作ることが課題になってくるであろう。

とりあえず最初の数話をチマチマと観ましたが…これって全部で48エピソードもあるの?俺はとても全部は観られません。興味のある方はどうぞ。