「KRAFTY」日本語バージョン

ニュー・オーダーの去年のシングル「KRAFTY」の日本語バージョンを初めて全部聴いた。

んはははははは。ここまでヒドい曲って久しぶりに聴いたなあ。

日本に来て半年の外国人留学生が、酔いつぶれて呂律が回らないまま六本木のカラオケで歌ってるのを無理矢理聴かされてるような感じ。ただでさえ歌唱能力のないバーナード・サムナーに日本語で歌わせてどうすんだよ。

ちなみに日本語の歌詞が非常にダメダメなんだけど、翻訳したASIAN KUNG-FU GENERATIONとかいうバンドの人って意図的にやったのかな。バーニーの歌詞って単純そうだけど奥が深いところが良かったのに、何か抽象的すぎて意味不明の日本語になっちゃってんだもん。

でも良い意味でニュー・オーダーのダサさが再確認できたので、ちょっと嬉しい気もするのです。

「BATTLESTAR GALACTICA」シーズン3開始

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いよいよ始まったシーズン3。

この新「ギャラクティカ」は9/11テロおよびその後の世界の混乱がストーリーの根底に反映されているわけだが、シーズン3の第1話は明らかに占領下のイラクのアレゴリーになっていた。占領軍と反乱軍、捕虜の拷問、同胞の民によって構成された特高警察、そして自爆テロなどなど。イラクと違う点があるとすれば、占領されているのが人間(=アメリカ)だということかな。ちょっと比喩が露骨すぎる部分もなくはないけど、うまくSFの要素で包むことによって、緊迫感あふれるストーリー展開をつくることに成功している。

このシーズンもずっと、相変わらず暗い話が続いてくんだろうな…。毎回ろくなことが主人公たちには起きないと知りつつも観ずにはいられないのが「ギャラクティカ」の魅力なんだけどね。どうやら「ディープ・スペース・ナイン」でも屈指のエピソード「In The Pale Moonlight」を書いたマイケル・テイラーがライターとして加わったそうなので、やや中だるみするところのあったシーズン2を超えるシーズンにして欲しいところです。

それにしてもアポロの腹は…。

飯を喰わせてくれれば監督しよう

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テリー・ギリアム御大が、新作「TIDELAND」の宣伝もかねて「デイリーショー」の収録スタジオの外に出現して、ファンと楽しいひとときを過ごしたらしい(番組に出演したわけではない)。

段ボールに書かれた「スタジオに見放された映画監督。家族を支える必要あり。飯をくれれば監督する」というメッセージが涙を誘わずにはいられない。彼に平穏の日々はやってくるんだろうか。ちなみに「TIDELAND」って日本だと既に公開されたんだっけ?俺はまだ「ブラザーズ・グリム」も観てないんだけどね。

ギリアムといえば、そのむかしインタビューで言ってた「映画スタジオは大作をヒットさせるような監督には予算をつぎこむし、インディペンデント映画の監督にも期待を込めて金を出すけど、僕みたいな中規模の映画をつくる監督には何の手助けもしてくれない」という言葉が非常に印象に残ってるのです。

「300」トレーラー(slight return)

こっちが公式版。こないだのとはちょっと違ってた。

前にも書いたけど、コミックだと1つのコマで淡々と出来事を描写してても読者の想像力によっていかにでもドラマチックになれるのに対し、映画だとどうしても演出がクドくなって目障りになるのではないかと…。具体的に何を言いたいかというと、ペルシャの使者を蹴落とすシーンは原作だとレオニダスが「これがスパルタだ」と言って無表情に蹴落とすのが非常にクールだったんだが、映画だと彼が絶叫してるのが過剰というか何というか。どのくらいの出来の映画になるんすかね。

「ウエスタン」鑑賞

風邪をひいて会社を休んだので、家でゆっくりとセルジオ・レオーネの「ウエスタン」を観る。まだ観たことがなかったのです。

3時間近い長編でありながらセリフの量が圧倒的に少なく、すべてを演出とエンニオ・モリコーネの音楽だけで語り尽くす手法は実に見事。最近はこんな映画まるで作られなくなっちゃったね。主役のチャールズ・ブロンソンが仏頂面すぎる感じがなくもないが、生涯唯一の悪役を演じるヘンリー・フォンダの憎々しくも魅力的なキャラクターと好対照をなしていて面白い。またモリコーネの音楽だけでなく、きしむ風車や汽車の蒸気などといった自然音も非常に効果的に使われており、場面の雰囲気をうまく醸し出している。レオーネ作品の効果音といえば、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」の冒頭の電話の音の使い方が衝撃的だったなあ。

個人的には「続・夕日のガンマン」や「〜アメリカ」にはどうしてもかなわない作品であるものの、それでも大傑作であることには間違いないのです。