Teaser あれこれ

来年公開の「SUPERMAN RETURNS」のティーザーが公開されてたおいなんかものすごく面白そうじゃん。

スーパーマン=神の子=キリストという含みのあるナレーションも興味深い。動くDCの新ロゴもかっこいい。あー早く観たい。

ティーザーといえば鬼才ダレン・アロノフスキーの「THE FOUNTAIN」のやつも公開されてる。大晦日公開のはずなのに、まだティーザーだけ?難解なストーリーの映画にふさわしく、ティーザーだけ観てもいまいち内容はつかめないのです。

それでもってトレーラーを観る限りではとってもダメそうなのが「AEON FLUX」。原作(MTVのアニメ)のバンデシネな雰囲気がまるで出てないじゃん。完全な変態だったトレヴァー・グッドチャイルドが実に普通の人になってるのもダメダメ。今回のシャーリーズ・セロンといい、「キャットウーマン」のハリー・ベリーといい、オスカー穫った女優って何で直後にB級アクション映画に出て、キャリアを潰すようなことをするんだろう。

REEFER MADNESS 鑑賞

1936年に公開され、その内容のチープさが60年代あたりにカルト人気を呼んで、最近ではミュージカル化やそのTVムービー化までされた教育映画(といっても実はエクスプロイテーション映画)「REEFER MADNESS 」をarchive.orgからダウンロードして観る。 タイトルから想像がつくように、これはマリファナ(当時はMARIHUANAと綴ってた)の害を警告するために製作された作品。ある健全な若き恋人たち(「ロミオとジュリエット」を朗読したりするのが見ててムカつく)が、マリファナ・パーティーを開いている男女に勧められて悪魔のハッパに手を出してしまい、それが悲劇に結びつくことになる…という、まあ、教育映画にありがちなストーリーです。

いちおう最初と最後に博士らしき人物が登場して「この物語は事実に基づいたものであり、マリファナの恐ろしさを訴えるものです…」みたいな、実におざなりなメッセージを添えてるんだけど、肝心の内容には、犯罪・殺人・ひき逃げ・レイプ未遂・自殺・セックス・そしてもちろんドラッグと、エクスプロイテーション映画の要素がぎっしりと詰まっていたりする。それにこの時代特有の過剰な演技が加わって、教育映画の堅苦しさなんぞ微塵も感じられない娯楽作品になってしまっているのがミソ。雰囲気的にはジョン・ウォーターズの「シリアル・ママ」に似てるかな。劇中ではマリファナをふかした人があまりにも簡単にハイになってしまうものだから、あー自分もやってみたい、と思った観客も当時いたんじゃないだろうか。むしろ禁煙指向の現代人にとっては、平気でタバコに手を出すヒロインの姿のほうがショッキングに映るかもしれない。

現在では大統領もやってたらしい悪魔のハッパですが、1930年代においてはとっても怖いものだと見なされてたんですね。

THE OFFICE CHRISTMAS SPECIAL

イギリスの大傑作コメディ番組”THE OFFICE”のクリスマス・スペシャル版のDVDを入手。コメディ番組とはいえ、ラストにヤズーの”ONLY YOU”が流れるなかティムとドーンが結ばれるシーンは観るたびに号泣せずにいられないのです。 コメディとペーソスを重ね合わせたという意味では、奇跡に近いTVシリーズだったと思う。

独映画のポスター、史上最高値の69万ドルで転売

今までの人生で映画を山ほど観てきたわけですが、自分にとってナンバーワンの映画は何といってもフリッツ・ラングの「メトロポリス」なわけです。 オリジナル版を観たことがない(現存してない)とか、ジョルジオ・モルダー版が実はけっこう好きだったりするという引け目もあるものの、1920年代にあれだけの壮大な活劇を作り上げたということは、現代の監督たちがどれだけ制作費や人力を豪勢に使っても太刀打ちできない偉業であり、まだ人々が機械に尊敬と畏怖の念を抱いていた戦前の雰囲気も含めて、もはや決して再現することのできない、文字通り「失われた芸術」だと思うのです。

でもさすがにポスターに何千万円も払う気はないけど。

Lemur Species Named After John Cleese

キツネザルの新種に、イギリスのコメディアンであるジョン・クリーズにちなんだ学名が付けられることになったとか。なんかホノボノとしてていい話だなあ。俺はジョン・クリーズは大好きなのであります。しかも実際にクリーズはキツネザルの保護運動に力を入れている、というところがミソなのです。 キツネザルの次は死んだオウムか?というのはお約束のジョークだね。