WB dives into ‘Aquaman’

俺がどうも好きになれないTVシリーズ「SMALLVILLE」(「ヤング・スーパーマン」)で若き日のスーパーマンを描いてヒットさせたプロデューサーたちが、今度はアクアマンが主人公のTVシリーズを製作するんだとか。はああん。 アクアマンは決して嫌いなキャラクターではないけど、「水中で呼吸できる人」が主人公のドラマを作ったってストーリーの幅が限られてると思うんだけどね。製作側もそれを理解してるらしく、「SMALLVILLE」同様に、主人公の設定はコミックとそれなりに違うものになるらしい。最近のDCコミックスのTVシリーズ化といえば、原作の設定をズタズタに変えて、何が何だか分からないものにしたせいかアッという間に打ち切られた「BIRDS OF PREY」があるけど、あれよりかは「アクアマン」がマシなものになることを願うばかりです。

そういえば一時期、「フラッシュ」がまたTVシリーズ化されるという話もあったけど、あれは消えたのかな。確かあれもピカッと光って過去にタイムトラベルできる主人公、とかいう無茶苦茶な設定だったような記憶がある。

大相撲九州場所初日

いつの間にか始まってた。国技館でやらない場所はあんまり親近感がないなあ。
世間が注目してる琴欧州は黒星だとか。まだ経験が浅いんすよ。 やはり本命は横綱朝青龍だろうが、安馬とか黒海あたりの善戦を期待したい。俺は外国人力士びいきなのだ。

なお地方場所は相変わらず客が入ってないらしい。でももうちょっとしたら現在のふがいない大関陣が全員引退して、琴欧州や白鵬あたりが横綱と真っ当に戦えるようになってきて、どの場所も俄然面白くなってくると思うんだけど、どうなんだろう。相撲に関しては勝負の面白さと人気は比例しないのかしらん。

Bad news for ‘Arrested’

シーズン3に突入した「ARRESTED DEVELOPMENT」が相変わらず最高に面白い。シャーリーズ・セロンがゲスト出演してるメイン・プロットもいいんだけど、何といってもトバイアスとバスターの暴走っぷりがもはや白痴的なレベルに達していて、腹がよじれるくらいに笑えるのだ。前にも書いたけど、全盛期の「シンプソンズ」に匹敵するほど細部まで凝ったギャグを実写でやってるのは本当に凄いことですよ。 シーズン序盤でここまで暴走してしまって、今後の展開は大丈夫なんだろうかと思ってたら、なんと制作するエピソードが22本から13本に削減されたというニュースが入ってきた。視聴率の低迷によるものらしいんだけど、これってもう今シーズンで打ち切られるのが決まったと言っているようなもので、非常にショック。エミー賞までとってる番組なんだから、もうちょっとテコ入れしろよフォックス!

「INIFINITE CRISIS」開始

DCコミックスの今年の(ここ数年の?)大イベントである「INIFINITE CRISIS」がやっと始まった。#1を読んだ感想は…20年前の作品(CRISIS ON INFINITE EARTHS)の続きを突然やられてもなあ、という感じ。それでも多くの読者が普通に話についてってるのを見ると、彼の国のコミック・ファンの年齢層がどれだけ高いかがよく分かる。「CRISIS 」でマルチヴァースをなくしたけど、やっぱり復活させましょう、という展開はまるで原理主義者の革命論のようだ。 マーヴェルの今年のイベント「HOUSE OF M」がかなりダメダメだったので、「INIFINITE CRISIS」がもうちょっとマシなものになってくれるのを願うばかりです。

THE VENTURE BROS 鑑賞

米カートゥーン・ネットワークの、相変わらずカルト人気を誇っている番組帯「ADULT SWIM」における番組の1つ、「THE VENTURE BROS」を観る。 どこか間の抜けたハンク&ディーンのベンチャー兄弟と、その父親である科学者のドクター・ベンチャー、一家のボディガードであるブロック・サムソンの4人が、毎回ドタバタに巻き込まれていく…というのが番組のおもな設定。どうもハンナ=バーベラの古典アニメ「ジョニー・クエスト」をベースにしてるらしいんだけど、よくは分かりません。内容はADULT SWIM作品の典型として、下ネタや罵詈雑言のオンパレード。ファンタスティック・フォーやギャラクタスのようなアメコミのキャラクターのパロディも登場するらしい。

観てるとそれなりに面白いんだけど、良くも悪くもADULT SWIMらしすぎるというか、あまり斬新な感じはしないかなあ。ハンナ=バーベラ作品のパロディだったら「ハーヴェイ・バードマン」が徹底的にやっちゃってるし、下ネタ中心のジョークも「SEALAB 2021」がいろいろやってるし、あまり独自色がないような気がするんだけど、どうなんだろう。ちなみに個人的には、ジム・フィータス/クリント・ルーインことJ・G・サールウェルが音楽を担当してるのが一番の魅力だったりする。最近名前を聞かないと思ったら、こんなことをやってたんすね。

あとADULT SWIMの他の番組と同様に、この番組もフラッシュでアニメーションが作られてるらしいんだけど、その出来は従来のセル・アニメと比べても遜色ないのものになっている。フラッシュを使うことで制作費を大幅に抑えられるんだとか。日本じゃまだセル・アニメが主流だけど、こんな話もあるわけで、セル・アニメの将来はあまり明るくないんじゃないかと思ってしまう。