PLANETARY vol.3: Leaving The 20th Century評

一週間くらい前に注文した、アメコミのペーパーバック2冊が到着した。アマゾン早すぎ。
簡単にレビューします。 まずはウォーレン・エリス&ジョン・キャサデイの「PLANETARY 」第3巻。全6話収録されているうちの3話までを既に読んでいたので、あまりスリルは味わえなかったかな。それでもこのシリーズは1話完結のスタイルをとっていることが幸いしてか、エリスのここ数年の悪癖である「話の展開の遅さ」があまり感じられず、ストーリーがそれなりにスピーディーで面白い。

ただしシリーズ最大の魅力であった、著名なアメコミ・ヒーローたちが絶妙にデフォルメされて登場すること(例えば主人公たちの宿敵はファンタスティック・フォーが露骨にモデルになっている)が減り、シャーロック・ホームズとかターザンみたいな古典的ヒーローが出るようになってきたのは何か残念。

ちなみにあと10話ほどで完結するそうな。

TIger, Tiger, Burning Bright

だんだんアップルのリリースするソフトがOS10.4以上のみを対象にするようになってきて、OSの老齢化(?)が気になり始めたので、ついにOSX10.4こと「TIGER」を購入。1万5000円近く払ったのにDVDが1枚しか箱に入ってないのを見ると、何かこうひどく損した気分になるのです。 OSXの常としてバックアップ&インストールは実にスムース。全体的に操作がそこそこ軽くなったかな?ただし今のところ、「スポットライト」や「RSS付きサファリ」や「ダッシュボード」といった新機能の恩恵には預かれていません。もっと使い方を勉強せねば。

古本漁り 2


こないだに引き続き、古本市でアラン・ムーアが執筆してた頃の「Wild CATs」やマーク・ウェイドの「Flash & Green Lantern: The Brave & The Bold」、および「Nightwing: The Target」や「World’s Funnest」といった小品群を購入。どれも傑作というほどのものではないんだけど、なんといっても安いのです。 彼の他の作品にくらべると、ムーアは「Wild CATs」を露骨に手を抜いて書いてんなー、と思うのは俺だけでしょうか。逆にそのB級っぽさが新鮮に感じられるんだけどね。

‘Star Trek’ Actor George Takei Comes Out

「スター・トレック」のヒカル・スールー操舵士ことジョージ・タケイがカミングアウトしたとか。なんかちょっと意外。 幼少時は日系人だということで差別されて戦中は強制収容所に入れられ、若者の頃はゲイに対する差別の脅威を感じながら育ったらしい。それでもって現在はオタクの崇拝の対象だったりする。波乱の人生だなあ。

古本漁り

職場のあるビルの地下街で古本市をやってたのでぶらっと入ってみたら、なんと奥の方でアメコミが大量に販売されていたので狂喜する。 90年代のタイトルが中心のリーフレット作品(月刊の薄っぺらいやつね)も結構いいのがあったけど、何といっても比較的コンンディションのいいペーパーバックが破格の値段で売られていたのがもう最高。バットマンやJLAの作品をはじめ、「トップ10」とか「ゴールデン・エイジ」「アンクル・サム」といった傑作が数百円で売ってるんだから凄いことです。でも俺はそのうちの大半を既に持ってるのでした。

とりあえず今日買ったのは、伝説のマキシ・シリーズ「キャメロット3000」と、「ダークナイト・リターンズ」の10年記念版、バリー・ウインザー・スミスの「ウエポンX」に、マーシャル・ロジャースとスティーブ・エングルハートが担当してたバットマンのコレクション本。これだけ買って1000円いかないからね。来週もまた何か買ってこよう。

ちなみにああいった所で必ず現れるのが、アメコミを適当にパラパラとめくってバカにする連中ども。今日もどこぞのカップルが「こんなの子供向けだよねー」などと偉そうに語りながら去っていった。テメーらにアメコミの奥深さが分かってたまるかい。