エリック・アイドル原案、マイク・ニコルズ演出のコメディー・ミュージカル「Monty Python’s Spamalot」が3月17日からブロードウェイで上演されるとか。パイソンズの大ファンとしては非常に観たい。4月か5月にNYへ行くことを考えてるので、うまくチケットがとれればいいのだけど。出演もデビッド・ハイド・ピアースとかハンク・アザリアとか、俺好みの役者が出ていて期待が持てる。公式サイトのテリー・ギリアムもどきのイラストはカッコ悪いけど。
投稿者: Kingink
人気ドラマのDVD化を阻む高額の楽曲使用料
ちょっと前の記事だが、ワイアードより。
音楽ファイルの違法ダウンロード利用者に対する訴訟の連発、合法的ダウンロードの値上げの噂、日本版iTMS開始に対する徹底的な抗戦姿勢などの話を聞いてると、レコード業界の連中って映画業界よりもイヤな奴が多いような気がしてくる。TVシリーズが再放送やDVD化されるときに使用されてる音楽の権利量がバカにならないという話は今に始まったことではないが、俺に理解できないのは音楽って演奏・放送されてこそ価値があるメディアなわけで、権利料をふっかけることで演奏を阻止するというのはカエルを刺して共に溺死するサソリのようなものじゃないでしょうか。
知っている限りでは音楽の権利って放送の権利よりもさらにややこしいもので、アーティストへの印税や権利期間、放送の詳細などが細かく設定されているらしい。放送権を買ったからって音楽権が付いてくるとは必ずしも限らないので、音楽権の問題により日本で放送できなかったシリーズの噂も聞いたことがある。この記事にあるように楽曲の差し替えも1つの手段だろうけど、ファンとしては納得いかないよなあ。しかも曲を書いたアーティスト自身は違法ダウンロードに寛容的で、レコード会社だけが意固地になっているような場合もあると聞く。ファンとアーティストの意見を無視してまでカネにこだわるか、という感じだ。
韓国ではドラマに日本や欧米の楽曲が権利を無視するような形でバンバン使われているという話を以前に聞いて驚いた覚えがあるが、むしろ国をあげてレコード会社を無視する、というのもありかもしれない。
レコード屋探訪
久しぶりに何の用事もない平日だったので、あまり行ったことのなかったBloor通り西側をぶらつく。コリアンタウンがある区域だが、あそこのスーパーマーケットはチャイナタウンよりも日本人向けの食材が多いことを再認識。でも納豆のパックやサンマの缶詰に3ドルも払う気はないぞ。日本じゃ100円で買ってたザーサイのパックが4ドルってなんだバカヤロー。
あとレコード屋もいくつか並んでいて、LPレコードの山をいろいろ物色してみる。ショボいアルバムでもLPで見るとひどく格好よく見えるのは何故なんだろう。最近(?)は高音質のLPレコードとして「180 gram」とかいう仕様のものが作られてるそうだ。どのくらい音が良いものなんだろう。アニマルス・ザット・スイムのCDとかギャラクシー500のDVDとか、それなりに欲しい品を発見。これで税金さえなければ即買いなんだけど…。
MASSIVE CHANGE: The Future of Global Design
ここ最近のトロントは雪があまり降らず、快晴が続いているのだけど風がずいぶん吹いてるのでえらく寒く感じられる。帽子をしてないと耳がちぎれそうなくらい寒い。そんななか、新しい展示が始まるということで久しぶりに美術館(Art Gallery of Ontario)にボランティアに行って来た。
今回の展示は「MASSIVE CHANGE: The Future of Global Design」というもので、文章ではとても説明しにくいのだが、現在の人類や地球環境が抱えている問題を提示したうえで、最新のテクノロジーや経済体制の変化がいかに巨大な変革(Massive Change)をもたらしうるかを説明していくという野心的なもの。作家ブルース・スターリングや発明家ディーン・ケイメンの発想などをもとに、トロント在住のブルース・マウというアーティストが企画したもので、バンクーバーで展示が行われた際は大きな話題になったらしい。美術というよりも科学に重きをおいた展示で、ロンドンの科学博物館なんかの展示を彷彿させるものがあった。
今日は美術館のメンバー用のオープニングということで客がとても少なく、おかげで長い休憩をとって展示をゆっくり見ることができた。前回のモジリアーニ展の倍以上あるようなスペースに様々なテクノロジーやデータを表示し、21世紀の人類が迎える(であろう)巨大な変革を語ろうとする壮大さにはただ圧倒される。文字情報が多いので、全部きっちりと見て回るには2時間くらいかかるかな。テクノロジーの進化の一例としてセグウェイのプロトタイプや、アップルのニュートンなどが展示されてたのが個人的には嬉しかった。あとジャガイモやトウモロコシでできた食器類も展示されてたが、あれって実際に見るとプラスチックのものとまるで見分けがつかないくらい出来がいい。
最近漠然と考えていることだけど、もしかしたら現在の人類は(環境汚染や資源の枯渇などを考慮すると)文化的繁栄の頂点にいるかもしれないわけで、果たしてこれからも人類が繁栄していくことができるのか、あるいは世界的なカタストロフィに直面することになるのかを考えさせられる展示になっている。5月末まで展示予定。
エピソード3 ポスター
「シスの復讐」のポスターが公表されてた。無難なデザインといったところか?
ジミー・スミッツいないの?