狂牛病

日本ではイギリスに1ヵ月滞在してた男性が変異型ヤコブ病になったことから、英国に滞在してた人からの臓器提供を当分見合わせるとか。意地の悪い見方をすれば、国内での牛肉から感染したとは発表できないために、お上が無理矢理イギリス滞在に結びつけた、ということも考えられるけど実際はどうなんだろう。

俺は狂牛病が大ブレークしたときにイギリスに住んでたし、こないだBSE牛が発見されたカナダに現在は住んで牛肉を食っている。どう感染・発症するのか何も分かってない病気なので心配しても仕方ない、と思う。
ちなみにイギリスに住んでた人からの献血も現在は受け付けてないらしいが、まだ日本でのBSEへの意識が薄かったころ、俺は図書券の報酬(現在はこれを渡すことも禁じられてるらしいが)欲しさによく献血に通い、銀章をもらったことがある。あのときの俺の血液はどう利用されているのか。

買い物

せっかく何の予定もない日なのに、久しぶりに雪が降って外出するのがおっくうになる。それでもダウンタウンまで行って、コートやブーツなどを物色してくる。日本を出るときは「カナダで買うからいいや」と思って衣服や物をそれなりに捨ててきたのに、今になってみると「日本に帰って買えばいいや」と思い始めてるのが何とも皮肉である。単に俺がケチなだけだが。これからどのくらい寒くなる(あるいは暖かくなる)か分からないから、コートを買うのには二の足を踏むんだよな。とりあえず安売りしてた「アタリ」のTシャツを購入。アタリのゲームをやってた世代ではないのだが。

マンガ教室

本日提出の課題をどうにか終わらせ、マンガ教室へ。「D」を取った前回の課題よりかはマシなのものが出来たと思うのだが、「どうもボリュームがないね…」とサラッと言われてしまう。残念。それからまた次の課題を渡される。どうも俺の成長曲線を超えたスピードで授業が進んでいるような気がする。 クラスの後は大学の近くにある家にパソコンのモニターを受け取りに行く。大家が欲しがっていたので、日本人用の売買掲示板で見つけたのだ。売り手は国際結婚をした日本人の女性で、液晶モニターを買ったので古いのを放出したのだとか。17インチのやつなのでとにかく重く、バス停まで担いでいったら腕がやたら痛くなった。

映画教室

夜は映画教室へ。映画製作における、プロデューサーや監督の役割分担などについて説明をうける。日本だと監督がやけに崇拝されるような風潮があるけど、脚本とプロデューサーと監督のバランスがうまくとれてた方がいい作品ができると思うんだが。 後半は以前にも見た「Project Greenlight」の続きを見せられる。初めて映画を撮影することになった監督のドキュメンタリー・シリーズだが、とにかく絵に描いたようなトラブル続きで、周囲のスタッフのストレスがどんどん上がっていくのが見てて楽しい。新人監督にそれなりの予算の作品を撮らせてはいけないという、いい見本なんじゃないだろうか。

スーパーボウル

今日は(アメリカ)国民にとっての大イベント、スーパーボウルが開催されるということで、朝からスポーツ局やニュース局はその話でもちきりである。個人的にはアメフトに興味ないが、最中に流れるCMやハーフタイム・ショーを見てみたかったのでテレビで観戦してみたが…。 つまらん。やっぱりアメフトはすぐ試合が中断されるのが面白くないと思う。しかも幸か不幸か大接戦だったのでなかなか点が入らず、見ていてどうも退屈になってしまった。しかも期待していたCMは全部カナダの平凡なものに取り替えられてしまっていた。当然といえば当然のことだが、ブッシュの演説などは平気でそのまま流してんだから、CMだってアメリカのやつを流したってバチは当たるめいに。

それでもってハーフタイム・ショーのスターはポール・マッカートニー。去年のジャネット・ジャクソン事件の反動もあるのだろうけど、ビートルズ時代の曲を淡々と演奏してくだけで、かなり面白みに欠ける内容だった。レノン様も草葉の陰で嘆いております。

まあこんな内容のスーパーボウルだけど、そのあと同じチャンネルでやってた「シンプソンズ」の内容もヒドかった。かつてはスプリングフィールドという日常空間で天才的な小ネタを繰り出す番組だったのに、今となってはどんどん舞台が非日常的なものになっていってしまっている。今回はタイムリーにも、ホーマーがハーフタイム・ショーの内容を考えるというもの。これだけでもダメなのに、全然タイムリーじゃない「パッション・オブ・クライスト」のパロディなんか入れてくるものだから非常につまらない話になってしまっている。かつては世界一の番組だったんだけどなあ。