正月気分

新年早々、あの傑作映画「バカルー・バンザイ」がコミック化されるというニュースが入ってきた!
でもこれを聞いて喜ぶ人はどのくらいいるんだろう。

正月気分だし、日曜日だし、外は雨なので一日中部屋でダラダラしている。

夜はフォックスの「ARRESTED DEVELOPMENT」を観る。本当に芸が細かいというか、30分コメディなのに場面転換が多く、ネタが凝縮されている凄い番組だと思う。1年目にしてエミー賞を獲得したのはダテじゃない。

元旦

元旦なので殆どの店は閉まっているけど、カフェとかファーストフード関連の店は営業していた。

ヒマな観光客のためか、美術館もオープンしているのでボランティアに行ってくる。客は比較的多かったけど、ボランティアのスタッフも多かったのでさほど忙しくはなかった。その後はチャイナタウンでざっと買い物を。ここはいつ来ても活気に溢れている。漬け物はたくさん置いてあるのに、日本で売ってるようなメンマとかザーサイがないのは何故なんだろう

大晦日

大晦日だけど、やけに今日は暖かかった。

真夜中にシティーホールで行われるカウントダウン・ライブの見物に行ったら、えらく人でごった返していた。1万人くらいは集まっていたんじゃないだろうか。ろくにステージが見えなかったけど、別に知ってるバンドが出てた訳でもないからまあいい。雪が溶けて地面がぬかるんでいたため、ズボンがずいぶん汚れた。

カウントダウンは真夜中の90秒前から。12時になったら花火なども上げられていた。あれだけ大勢で年越しを祝うのは気分がいいですね。こちらでは「蛍の光」を年を越したあとに歌う、という事に改めて驚く。その後はあれだけの大人数が一斉に解散したため、近くの道路では人が溢れて完全にストップ状態に。クラクションをかき鳴らして祝ってるような車もいたから、ドライバーたちも気にしてないようだったけど。

ウィザーズ

DVDでラルフ・バクシの「ウィザーズ」を鑑賞。結論から言うと明らかに失敗作で、アニメーションの出来も悪いしストーリーも十分に練れてないような気がするが、それでも興味深い作品であることには変わりない。あまりにもアンチクライマックスな最後の戦いには度肝を抜かれたけど。「指輪物語」でも多用していたロトスコープの映像がカッコいい。
ラルフ・バクシというとアングラなイメージがあるけど、この作品は大手スタジオの20世紀フォックスが配給したもの。その公開2週間後にフォックスが出した「スター・ウォーズ」が大ヒットしたため、「ウィザーズ」はヒットしていたにも関わらず上映館を次々と外されていったというバクシのコメントが涙を誘う。

This Is Spinal Tap

DVDで「スパイナル・タップ」を観る。欧米ではカルト的な人気を誇るドキュメンタリー風のコメディで、監督はロブ・ライナー(初監督作)だけど、その偽ドキュメンタリーのスタイルは主演のクリストファー・ゲストの後の作品(「ドッグ・ショウ」とか)にそのまま通じている。人気が落ち目のハードロック・バンド、スパイナル・タップのアメリカ・ツアーの光景を追ったというストーリーはシュールなジョークに溢れていて楽しい。あからさまなギャグに持っていかず、マヌケなんだけれども現実味のある内容になっているのが秀逸。
スパイナル・タップ自体はイギリスの70年代〜80年代初期のバンド(ブラック・サバスとか)をモデルにしているが、その自信過剰な言動や人気の衰え具合などは80年代後期に山ほど出てきて消えていったアメリカのメタル・バンドそのまんまなのが笑える。作品自体は1984年に公開だけど、ポイズンとかファースター・プッシーキャットとかいったバンドのドキュメンタリーと言っても通じるくらいのリアルさがあるんじゃないだろうか。最後に日本で新天地を求めるところなんか、本当によく出来ていると思う(王貞治のTシャツを着てライブをするラストには爆笑した)。なぜ日本ではまだDVDが出てないのだろう。絶対にウケると思うんだが。