夜は映画教室の2回目。脚本の正しいスタイルなどについて学ぶ。細かく規定されたフォーマットに沿って書かないと、どんなにいい内容でも無視されてしまう可能性大なので重要な事である。あとは低予算映画における初歩的な注意事項(夜間撮影とか子供や動物の起用は金がかかるら避けろ、とか)を教えられる。いろいろためになって面白いのだけど、北米の映画業界と日本のそれは仕組みがえらく違う(はず)だから、ここで勉強しても帰国した際にはあまり役立たないのかなあ、という一抹の不安がなくもない。
投稿者: Kingink
Pentagon spurned plan for enemy aphrodisiac
「敵陣に強烈な媚薬を送り込み、兵士間の同性愛行為を誘発することにより戦闘どころじゃなくする攻撃方法」がペンタゴンで提案されていたことが明らかになったとか。これって「リングワールドの玉座」に出てきたヴァンパイアの攻撃方法そっくり。小説ならそれなりに緊迫感があって印象的だったけど、現実世界ではかなりマヌケに聞こえる。他にも「害虫や動物を呼び寄せる薬を散布する」なんて案があったとか。
ゴールデン・グローブ
ゴールデン・グローブ賞の授賞式を、カレーを食べながらダラダラと観る。5年くらい前に今は亡きディレクTVが生放送したのを手伝ったことがあるので、生放送で観るのはこれで2回目ということになる。テレビと映画の両方をカバーしてるし、アカデミー賞ほど堅苦しくない(ハクがないだけだが)ので個人的にはアカデミー賞よりも好きなアワードなんだが、今年は例年になく「最有力候補」的な作品がなかったので、全体的にちょっと散漫な感じがしたと思う。とりあえず所見を:
「CLOSER」の2人が手堅く助演賞をとったあと、TVシリーズの助演男優賞は何とウィリアム・シャトナーに。式が始まったばかりなのに、もう顔が赤らんでるのは酒なのか健康状態なのか。やたら恰幅のよくなった姿は「Boston Legal」の役には向いてるんだけど、かつてのカーク船長の面影は消えてしまった。
TVシリーズドラマ部門の主演女優賞は「L&O: SVU」のマリスカ・ハージテイ。意外といえば意外だけど、俺の好きなシリーズなのでうれしい。スピーチも感動的だったし。母親(ジェーン・マンスフィールド)のこともちょっと言及してた。
TVシリーズコメディ部門の主演男優賞は「Arrested Development」のジェイソン・ベイトマンに。これも少し意外だけど、最高に面白い番組だから許す。ちなみに授賞式の裏番組だったというのが何とも皮肉。スピーチ長過ぎ。
最優秀TVコメディの作品賞と主演女優賞は「Desperate Housewives」に。よく出来たシリーズだし、いいんじゃないでしょうか。テリ・ハッチャーがまた人気者になるとは想像もつかなかった。
映画部門の方は観てない映画ばかりなので大きなことは言えないけど、前評判の高かった「Sideways」「Million Dollar Baby」「 Aviator」がうまく賞を分けたな、という感じ。個人的には「MR.インクレディブル」とか「エターナル・サンシャイン」に何か受賞してほしかった。
ちなみに功労賞はロビン・ウィリアムスに。好きな役者じゃないけど、幅広い演技が出来るのは認めよう。「昔ここで新人賞をもらって嬉しかったけど、その2年後にはピア・ザドラが受賞してた」というジョークには笑った。
式の合間に流されるノミネート作品のクリップを観てると、その多様性と演技の立派さ(特にTVムービー)に驚かされる。アイドル映画に賞をあげて自己満足してるような日本アカデミー賞とは格が違うのだよ。
宇宙空母ギャラクティカ
Sci-Fiチャンネルのリメイク版「宇宙空母ギャラクティカ」の新シリーズを観る。オリジナルは観たことがないし、昨年やったミニ・シリーズも観てないけど、評判が良かったのと「ディープ・スペース・ナイン」のライターだったロナルド・ムーアが大きく関わっていることに興味を引かれたのだ。内容は「DS9」を徹底的に暗くした感じで、えらく面白い。「故郷を破壊され、追われる人々」の絶望感と焦燥感がよく表現されていると思う。最近のシリーズの流行りとして、カメラが揺れすぎてるきらいはあるが。主演はエドワード・ジェームス・オルモスはヒゲを剃ったら別人のようだ。ぜひ来週も観よう。
画材一式
日本からの仕事がかなり忙しくなってきたので、今日も部屋にこもってセコセコと仕事をしている。おかげで映画も観れないし本も読めない。ボレンティアの仕事が終わる再来週からはもうちょっと時間の余裕ができるだろうか。
夕方になって気分転換も兼ね、大学の授業に必要な画材一式を買いに出かける。画材それぞれの値段は日本とそんなに変わらない。つまり高い。まあ授業のためだから仕方ないのだけど。