出版ニュース

なに、トマス・ピンチョンの新作が早くも出版されるのか!「Inherent Vice」という作品だそうだが、表紙のイラストが…。

70を超えたオヤジの出す本の表紙とは思えないすね。どんな内容になるんだろう。尤も俺は「AGAINST THE DAY」も「MASON & DIXON」も読んでないのでファン失格かもしれませんが。

あと以前に書いた「高慢と偏見とゾンビ」ですが、何気に面白い作品だそうで、売れ行きも良かったことから第2弾が作られたそうな。その名も「分別と多感と海の怪物」!(Sense and Sensibility and Sea Monsters)

もう何でもありじゃん!まさか海の怪物が出てくるとは思わなかったよ。何故かこの本の「トレーラー」まで作られてしまっている:

バカみたいと思いつつもひどく読んでみたい気にはさせられる。問題はまずオースティンの原本を読まなくてはならないことだが…。

都議選の結果

「石原与党」である自民党が大敗したことで、あのアホらしい五輪招致への散財は抑えられると思っていいんだよね?ね?

東京都民はオリンピックなんて開きたいと思ってませんよ!そんなことに使う金があったら、もっと他のことに使えるでしょ!

ロバート・マクナマラ死去

NYTの記事より

“We burned to death 100,000 Japanese civilians in Tokyo — men, women and children,” Mr. McNamara recalled; some 900,000 Japanese civilians died in all. “LeMay said, ‘If we’d lost the war, we’d all have been prosecuted as war criminals.’ And I think he’s right. He — and I’d say I — were behaving as war criminals.”

鬼畜ルメイと組んで東京の爆撃を計画した人が、2009年になって他界するということに、歴史の厚さのようなものを感じずにはいられないのです。というわけで「フォッグ・オブ・ウォー」をみなさん観ましょう。

ちなみに「13デイズ」でディラン・ベイカーが演じたマクナマラは非常にカッコ良かった。

うちの幸福さん

なに、幸福実現党って都議選は全区から出馬するわけではないのか。

たまたまうちの選挙区からは出馬するらしいんだけど、その方は高校中退後から20年のあいだに「工業→運送→飛行場→印刷→企画→個人事業」と渡り歩いた、なかなか彩やかな経歴を持ってる人らしいぞ。本来ならば最後の個人事業(法人化までしてる)のところを自慢しそうなものだが、逆にそこだけ内容が不明だというのが謎ではある。

党のホームページには各候補の経歴が紹介されていて、みんな微妙な経歴を持っているのがなんか面白い(別に一流企業を出ればマシな政治家になるというわけでもないけど)。人生のどこらへんでカルトに目覚めたんだろう。

ちょっと意外だったのが98年まで入局していて、2008年に再入局したという候補。あそこって出戻りOKなところだったんですね。その10年のあいだに何があったんだろ。

あと主要政策にあげてる「3億人国家の実現」は結構ですから!この狭い国土にこれ以上住人を増やしてどうするんだよ!

ジャッコー死去

あんま関係ない話で恐縮ですが、俺むかし「ビアハンター」として知られるビール評論家のマイケル・ジャクソンに日本のビールを紹介するという夢を見たことがありまして、それから目が覚めて朝刊を読んだらそのジャクソンがちょうど来日してるのを知った、という経験がある。

今まで予知夢とかいうものは一切見たことがなくて、だから悪夢を見たりすると逆に安心したりするのですが(現実にならないから)、あの夢だけは現実とちょっと関連した夢をみた特殊な例でありました。

いや、それだけなんですけどね。80年代のミュージック・シーンって「スリラー前」と「スリラー後」にきれいに分けることができるよな。