ゲームブックの宝庫!

「AVクラブ」でゲームブックのことがちょっと話題になっていて(つうか俺が書き込んだのだが)、久しぶりにゲームブック関連のサイトを検索したら「ブラッド・ソード」の全巻がPDF形式でダウンロードできるサイトを発見して大感激する。テーブルトークの雰囲気をもった玄人好みの非常に面白いシリーズだったんだけど、最終巻だけ日本で発売されなかったんだよね。これであのシリーズを読破するという20年来の夢がかなうことになるのか。表紙の絵はアレだけど、凝ったルールをもった傑作ゲームブックでしたよ、あれは。

他にもこのサイトでは、日本版もあった「ファルコン」シリーズや、6巻もあるのに最後は強烈なバッドエンドで終わる「タイガー暗殺拳」シリーズなどといった作品がダウンロードできるのがとても嬉しい。「ステンレス・スティール・ラット」のゲームブックなんてのもあったのか!「グレイルクエスト」で日本でも根強いファンを持つJ・H・ブレナンの作品は紹介されてるだけでダウンロードできないのが残念だけど。「幻し城の怪迷路」とかまた読みたいなあ。

前に書いた「ローン・ウルフ」のサイトもそうだけど、書店で入手不可になったゲームブックがこうしてまた手に入るようになっているのは非常に良いことだと思うのです。でもPDFでゲームブック読むのはしんどいので、再刊されるのが一番いいんだけどね。

08年名古屋場所

地方場所は東京場所に比べれば概して関心は薄くなるものの、いつもだったらワンセグチューナーを買って観戦したい気になったり、千秋楽はジムに行って走りながらテレビ観たりするもんだが、今場所に限っては相撲を観たいという気にはまるでならなかった。やはり序盤で琴欧洲がボロ負けしたのと、朝青龍が休場したことで白鵬の一人勝ち状態がハッキリしてしまったから。

ちょっと前までは朝青龍が休場すれば混戦が予想されて逆に盛り上がったもんだったが、白鵬が力をつけすぎたためにそういったことが期待できなくなってしまった。本来ならば横綱の独走に待ったをかけるべき大関陣がまるでその役割を果たしていないんだよな。奴ら(特に千代大海と魁皇)は一度平幕からやり直させてハングリー精神を叩き込まないとあかんのではないか。

まあ大関だけでなく他の力士も情けないわけで、安馬とか琴奨菊は応援はしたくなるものの、優勝争いに関わることがないのは明らかだからツマんないんだよな。やはり優勝決定戦が観れるくらいのレースをいつも繰り広げてくれないと。朝青龍と白鵬とまっとうに戦える力士がいないのはやはり問題だろう。

朝青龍を叩いてる奴らは、彼がいなくなるとどれだけ相撲がツマらなくなるかを理解してから口をきけ、という感じ。まあ今回は調整不足ということで自業自得なのだが、かつての覇気が最近は感じられなくなって寂しい。来場所は優勝争いに絡んでほしいところです。

今場所の収穫があるとすれば豊ノ島か。時津風部屋の件は残念な所だけど、あれだけ最近は勢いづいているんだから、またブログを再開してほしいところです。

「ドクター・フー」のサイン禁止

イギリスではデビット・テナント(ドクター・フー)とパトリック・スチュワート(ピカード船長)の共演による「ハムレット」の舞台公演が行われているそうだが、それにSFオタクどもが押しかけて「ドクター・フー」および「スター・トレック」グッズへのサインをねだるものだから、「シェイクスピア関連のグッズ以外にはサインはしねえ!」というお達しをロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが出したそうな

実はわたくし、数年前に池袋の駅でパトリック・スチュワートを見かけたことがありまして、そのときは恥も外聞もなく走って呼び止めて「俺、スタトレのファンなんですよ!XメンのTシャツも着てますよ!ほらほら!」というオタク行為をやった経験があるのでございます。いちおう握手はしてもらったけど、明らかに迷惑そうな表情をしてた彼のことを思うと、有名人にサインとかねだるときも節度は守ろうね、と当然のことを実感せずにはいられないのです。

トーマス・M・ディッシュ死去

AVクラブの記事で知ったが、あまり世の中的にはニュースになっとらんなあ。俺もそんなに読んだことのあるSF作家ではなくて、吾妻ひでおの挿絵にひかれて読んだ「いさましいちびのトースター」とその続編くらいだけど。「人類皆殺し」とか読んでみるかな。

アパートが焼けて、30年来の伴侶が他界し、家が浸水し、アパートに戻ったら退去を命じられ、ついでに糖尿病と座骨神経痛に苦しんだうえでの自殺というのは絶句するしかない。こういうのに比べればまだ俺も運がいいほうなのか。
合掌。

チェスボクシングの新世界チャンピオン誕生

すごくどうでもいい話だが、チェスボクシングの新世界チャンピオンの座を19歳のロシア人が獲得したそうな。

チェスボクシングとはその名のとおりチェスとボクシングを融合させたスポーツ(?)で、エンキ・ビラルのコミックにあったのをオランダ人のアーティストが本当に始めちゃったんだよな。それがヨーロッパでは着実に人気を得ているみたいで。

俺も数年前にこのオランダ人が日本人ボクサーと試合をやったのを観に行ったことがあるが、1ラウンド目はボクシングで殴り合い、2ラウンド目はテーブルを挟んでチェスで戦い、それが交互に続いていくさまはなかなかシュールで楽しかった。ただ日本人の選手がチェスをろくに知らないのが明らかで、素人まがいの手ばかり打ってるから最後はチェックメイトで終了したのがちょっと興ざめではあった。壮絶なダウンとか期待してたんだけどな。

やはり日本ではローカルルールで「将棋空手」とかをやった方がいいんじゃないだろうか。