モナコ考

今回の旅行では、JGバラードの「コカイン・ナイト」とか「スーパーカンヌ」みたいな、リゾート地における大金持ちたちの潜在的な倦怠感が、けだるい殺意に昇華して漂っているような光景が見れるんじゃないかとひそかに期待してたんだが、当然ながら数日間の宿泊ではそんな社会の裏の顔なんぞ覗けるわけがなく、そもそもバラードの本にリアリティなんか求めてはいけないわけで、とりあえず普通のリゾート地にしか見えなかったのであります。

でもアメリカなんかのリゾート地と違って、観光客にそれなりの節制が求められる(水着で道を歩いてはいけない、とか)ところにちょっとヨーロッパ的なハイソさがあるのかもしれない。住民は明らかに大半が金持ちで、家の値段なんて目が飛び出るくらいに高いし、ショッピングモールで並んでるのは高級店ばかり。スーパーマーケットなんて1つも見なかったぞ。あそこの住民は野菜とかをどこで買ってるんだろう。町のはじっこにカルフールがあったみたいだが。まあそれなりに面白い経験だったけど、よほどの金持ちにでもならない限り、再び行きたいとは思わないような国かな。

ちなみに7月から8月にかけて音楽フェスティバルがあったみたいなんだけど、出演者はザ・フーをはじめスティングやシンプリー・レッド、ディープ・パープルなど見事なくらいのジジババばかり。そんなところだけ場末のリゾート地みたいになってどうすんだよ。しかもトリ(?)のトム・ジョーンズは出演をキャンセルしてたぞ。

帰国

モナコより帰国。あー疲れた。明日からすぐ仕事だってのに時差ボケ残りまくり。
彼の国の感想についてはまた改めて書くが、とりあえず機内で観た映画の感想を少々:

「M:I-3」
冒頭はケリ・ラッセルが惨めな死に方をするので良かったものの、その後はどんどんメロドラマ風になっていくのがダメ。秘密工作部員が結婚なんぞして、嫁を人質にとられてオロオロするでねえ。基本的に作りがTVドラマ風なんだよね。JJエイブラムスに比べ、前作のジョン・ウーがいかに映画職人であったかがよく分かる。悪役(に見えない)のP・S・ホフマンはあんな最期でいいのか?

「アイス・エイジ2」
前作は子供を親に届けることとか、ディエゴの心の葛藤といった明確なプロットや見せ場があったのに対し、今回はなんかダラダラと話が続いてくだけ。メスのマンモスのキャラクター付けも弱いね。なんか子供ダマシといった感じ。

「インサイド・マン」
スパイク・リーの作品というよりも、(元来監督するはずだった)ロン・ハワード風の映画であることは否めない。でもプロットとか撮影スタイルは手堅い。しかし刑事が最後まで強盗に翻弄されてるので、なんか観ててスキッとしないところがあるのが難点か。出演者はやけに豪華だけど、あまりその恩恵は感じられない。ウィレム・デフォーは相変わらずいい感じだけど。

「ゴジラ(オリジナル版)」
実は初見なのです。マッド・サイエンティストの芹沢博士が実に怪しくてナイス。ゴジラよりも目立ってしまっている。後の商業化したゴジラ・シリーズとは全然違う、モノクロならではの重々しい雰囲気が新鮮であった。

機内向け映画ってカットされてるシーンがあったりしてあまり取り上げたくないんだが、まあとりあえず観ましたということで。

更新停止

いろいろ忙しくってろくにブログを更新できない状態だってのに、仕事で明日からモナコに行くはめに。今週は何も書き込めないかも。

モナコと聞いて、ピーター・フックの小汚い顔が頭に浮かぶ俺って…。

外国人英語教師の待遇

政府の外国人英語教師招聘プログラム(正式名称知らない)にトロント時代の友人が選ばれて来日したので、きのう久しぶりに会う。彼は 人口が1万人しかいない青森のド田舎に派遣されるせいか、なぜか町長との面会があるうえ、住むところとして一軒家が与えられるそうな。いい待遇だよなあ。

これがもっと小さな村だったら、ヤギ一匹とか村長の娘とかがもらえたりするんだろうか。