「グリーン・ランタン」の主役決定

ライアン・レイノルズって…俺この人の出てる作品観たことないや。カナダ人なのか。スカーレット・ヨハンソンの夫???

原作のグリーン・ランタンことハル・ジョーダンってそれなりにベテランのスーパーヒーローなので、20代前半の若造とかをキャスティングしなかったのは評価できるかな。あとは脚本がどうなることやら。原作は「レンズマン」ばりのスペースオペラ要素があって、特にジェフ・ジョンズがストーリーを担当するようになってからは非常に面白い展開が続いているんだが、映画だとたぶんもっと地球ベースの話になりそうな気がする。

「ダークナイト」とは言わないが、「スーパーマン・リターンズ」くらいの出来になることを期待。

「THE BOX」トレーラー


リチャード・ケリーの新作。キャメロン・ディアスもオバハンになったな。

「サウスランド・テイルズ」は風呂敷を広げすぎて失敗した感のあるケリーだけど、今回はリチャード・マシスンの短編が原作とのことなので、「ドニー・ダーコ」くらいにはコンパクトにまとまった話になることを期待(なんか派手なアクションがありそうだけど)。

リチャード・マシスンのテレビ/映画に対する貢献度というのは、もっと評価されていいと個人的には思う。

マイケル・ムーアの新作


あ、俺まだ「シッコ」観てないや。

まだ題名も決まってない映画を、ティーザーに1人で出演して宣伝するだけのツラの厚さを持ってるのはムーアくらいのものだろう。最近ではその傍若無人さから右翼に叩かれ左翼に疎んじられる存在になったが、もともと山師的なところは多分にあった人なんだよな。それが「コロンバイン」でアカデミー賞とって「911」で真剣になっちゃったから変な具合に大御所になってしまったわけで。新作のテーマは経済ということでまた真面目な内容になるかもしれないけど、「Awful Truth」でやってたような、金持ちをおちょくるようなゲリラ的撮影を再びやってほしいところです。

しかし「シッコ」の直後は「俺は野菜と果物でダイエットに成功した!」みたいなことを豪語してたけど、しっかりリバウンドしてんじゃん。

「2081」トレーラー


カート・ヴォネガットの傑作短編「ハリソン・バーゲロン」が「2081」という25分の短編映画として映像化されたそうな。もっとも1995年にもTVムービー化されてたそうですが。

原作はあらゆる人々の才能を抑制することによって差別が撤廃された2081年の未来を舞台にした、ヴォネガットのなかで比較的異色な短編で、例えば力のある人には重りがつけられ、美しい人には醜い仮面がかぶせられるという処置を施すことで人類みんなが「平等」になった社会が、あの作家独特のペーソスとサタイアに満ちた文体で描かれてたんだよな。

トレーラーを見る限り映画ではディストピア的な部分が強調されてるようだけど、結構よく出来てそうなので観てみたいな。オンライン公開とかされないんだろうか。

しかしこの短編とかが収録されていた「モンキー・ハウスへようこそ」っていま絶版なんですね。ヴォネガットの本が絶版になっているなんてちょっとショックではある。

デビッド・キャラダイン死去

バンコクで首つり自殺?なんだそれ?

「燃えよカンフー」のえせ東洋人のイメージが強くて決して好きな役者ではなかったけど、それなりに由緒ある役者一家の出身だったんだよな。俺にとっての彼の代表作っていったら何だろう。「キル・ビル」でないことは確かだし「明日に処刑を…」でもないよな。やはり「デスレース2000」のフランケンシュタイン役がいちばん印象に残ってるかな。

合掌。

追記:あーそうだ「空の大怪獣Q」にも出てたっけ。