「ターミネーター」シリーズの映像権を持っているハルシオンという会社があって、そこはP.K.ディックの小説の映像化権もごっそり持っているそうな。そこで第一弾としてあの名作「流れよわが涙、と警官は言った」を映画化することになったらしい。
こないだは「ユービック」の映画化の話があったけど、なかなかみんな濃い小説を選んでおりまして、どのように映像化されるのか興味あるところです。監督はぜひクローネンバーグで…。
「MEGA SHARK VS. GIANT OCTOPUS」というC級DVDムービーだそうな。デビー・ギブソンが何でこんなところにいるんだよ!俺はティファニーのほうが好きでしたが。
しかしタコの触手ってのはやはりCGよりもストップモーションのほうが動きに味があるよな。ハリーハウゼン先生の「水爆と深海の怪物」とか。
相変わらずコンスタントに映画を作っているウディ・アレンの新作「Whatever Works」はラリー・デイビッドが主演らしいぞ。
アレンの映画って彼が出演してないものでも、自分の分身である神経質で気後れする男性がよく主役になってるんだけど、それってデイビッドがCurb Your Enthusiasm(ラリーのミッドライフ★クライシス)で演じているキャラと多分にダブるところがあるので、アレン&デイビッドのタッグは相乗効果により結構面白いものになるかもしれない。
余談だけど「びっこ」という言葉が差別用語扱いされるようになったおかげで、世の中の映像翻訳者はLimpという言葉を訳すのにいつも苦労するんじゃないだろうか。いちいち「足が不自由」なんて訳してられないだろうし…。
Trekkies Bash New Star Trek Film As ‘Fun, Watchable’
「スター・トレック」の新作劇場版は観てて面白いため、つまらなかった今までのスタトレ映画の伝統を破っている!というオニオンのいじわるニュース。実際にハードコアなファンたちはチェックリストを用意して、新作がどこまで伝統に忠実かチェックするなんて記事もAP通信で紹介されてた。この記事にも書いてあるけど、新作のストーリーはタイムトラベルが絡んでるのが気になるんですよね。J・J・エイブラムスがスタトレの歴史を変えて、しれっとした顔をされそうな。まあでも内容が面白ければそれでいいんですが。
ちなみにつまらないスタトレ劇場版の話になると「スター・トレックV」が必ず挙げられるけど、あれはあれで年取ったキャストがシャトナー監督のもとワイワイやってるようでそんなに嫌いじゃないんだよな。確かにTOS版のなかではいちばん出来が悪いかもしれないが。TNGのものも含めるのならば「叛乱」が圧倒的に駄作だったと個人的には思う。あと「ネメシス」は叩かれすぎだと思ってまして、確かにアクション・シーンとかをテコ入れしようとして失敗したものの、少なくとも努力したことは感じられる佳作だと思ってるんだけど。
ついでに書くとTVシリーズ版は、TOSを除けば最も出来が良いのは間違いなく「ディープ・スペース・ナイン」。日本だといまいち受けが悪い印象のあるシリーズだけど、あれがいかに素晴らしい作品であるかはまた機会のあるときに書きます。
クローネンバーグの初期の傑作「ビデオドローム」がリメイクされるという話が昨日突然明らかになって、ネット上では「なんで?」という話で持ちきりになっている。
そりゃそうだよな。「スキャナーズ2」とか「ザ・フライ2」と同じで、クローネンバーグ本人が関わらない続編/リメイクなら観てもしょうがないような気がする。1983年公開のオリジナルは腹にビデオテープを突っ込まれる描写が衝撃的だったけど、今じゃDVDディスクやUSBメモリで映像が運ばれる時代ですからね。あんな薄い(小さい)ものを腹に入れても誰も驚かないかと。あといくつかのコメントにあった「「イグジステンス」が実質的な続編/リメイクだったのでは?」という見方は確かにそうかもしれない。肉体で構成される銃とか、共通点が多いもんな。
いっそのことリメイクは日本を舞台にして、モニターから二次元の女の子がニューと出てくるような話にしてはいかがでしょう?これなら衝撃度はオリジナルに匹敵するぜ!