まあ前からあった話だけど、アイザック・アシモフの代表作「ファウンデーション」シリーズが映画化されるそうな。元ニューラインの人たちが製作するそうで、「指輪物語」の成功以来こういう3部作ものに味をしめてんのかな。
あの主役がいない・ドンパチがない・結末がない(しかし非常に面白い)ストーリーは実に映画化に不向きな感じがするわけで、結局「アイ、ロボット」みたいに原作とは似つかぬものになりそうで不安。ザ・ミュールを誰が演じるのかだけは興味あるけど。
まあ前からあった話だけど、アイザック・アシモフの代表作「ファウンデーション」シリーズが映画化されるそうな。元ニューラインの人たちが製作するそうで、「指輪物語」の成功以来こういう3部作ものに味をしめてんのかな。
あの主役がいない・ドンパチがない・結末がない(しかし非常に面白い)ストーリーは実に映画化に不向きな感じがするわけで、結局「アイ、ロボット」みたいに原作とは似つかぬものになりそうで不安。ザ・ミュールを誰が演じるのかだけは興味あるけど。
だからあの作品をアクション大作にしてどうするんだよ。まあトレーラーだから派手なシーンばかり集めてるんだろうけど。上の写真もそうだけど、相変わらずオズマンディアス(右端)が非常にカッコ悪いのが気がかりではある。ストーリーの最重要人物なのに。
ちなみにこの場を利用して「ウォッチメン」に対する俺の見解を述べさせてもらうと、念密に練られた物語を持った作品であり、アメコミの金字塔であることは間違いないものの、いかんせんボリュームがありすぎて頭でっかちになっている感があることは否めない。アラン・ムーアの作品だったら「V・フォー・ヴェンデッタ」のほうが話がストレートなぶん好きなんだよな。あとソ連のアフガン侵攻を背景にしているなど、今となってはやや時代遅れになったところもあるかな。
日本人のライターとかで「アメコミはウォッチメンさえカバーしてればOK!」みたいなことを書いてる奴をたまに見かけるけど、アメコミってそんな底の浅いものじゃねえよなあ。
おいおい、これは「スピリット」じゃないだろうよお。少なくともウィル・アイズナーのスピリットではない。確かにあのコミックにはファム・ファタールがいろいろ出てきたとはいえ主人公のスピリットは女たらしみたいな奴ではなかったし、ナチのコスプレをしたサミュエル・L・ジャクソンなんぞも出てこなかったぞ。
フランク・ミラーの暴走ぶりは本当に非道くなってしまったなあ。彼の師匠のニール・アダムスは電波な人(地球空洞説)になってコミック業界から殆ど引退してしまったけど、ミラーもなんかこのまま変な世界に逝って帰ってこれないような気がする。
大ニュース!1927年に上映されたあとに行方不明になり、この世から失われたものだと考えられていた「メトロポリス」の完全版のフィルムが発見されたらしいぞ!
「メトロポリス」が俺にとっての生涯ナンバー1作品であることは前にも述べたが、80年前もの映画であることや、初公開後に大幅なカットが加えられたことなどから、フィルムの多くの部分が永遠に失われたと思われてたんだよね。それがよりによってブエノスアイレスで発見されるとは。ロマンの尽きない映画だなあ。今までもオリジナル脚本などをもとに復元作業が何度も行われてきたが、それらの最長のものが150分程度だったのに対し、オリジナル版の尺は210分もあるらしい。
あまりにも素晴らしいニュース。これからフィルムの修復作業が始まるんだろうが、公開はいつになるんだろう。ああ早く観てみたい。