「スパイダーマン4」に出よう

「スパイダーマン4」にエキストラとして出演でき、キャストに会ったりプレミアに参加できる権利がebayにチャリティーオークションとして出品されていて、これを書いている時点では5100ドルの値がついている。セットに行くまでの旅費や宿泊費は自己負担なので日本人には少々ツラいが、金が余ってる人は入札してみるのもいいかもしれない。

でも「スパイダーマン4」って、いつ作られて誰が出るのかが不明だし、そもそも製作されるのかどうかも分からない映画なわけで(まず製作されるだろうけど)、そんなものの出演権を競売に出されてもねえ。「もし実現できなかった場合は、他の映画のセットに行けます」みたいな注意書きがしてあるけど、それってサギでは?

「ハムレット2」なる映画

いつ完成するのかと思ってたら、なにアメリカでは2週間後にもう公開されるのか!これは売れない俳優から高校教師になったダメ男が、学芸会の演劇として「ハムレット」の続編を書きあげるという内容の映画だそうな。

プロットはシュールに聞こえるけど、トレーラーを観る限りでは典型的にアメリカーンなコメディといった感じかも。でも主役がスティーブ・クーガンだというのは興味あるよな。ここ最近はパッとしなかった彼だが、久々にストレートな(?)コメディに出ることで復調することができるか?

「ファウンデーション」の映画化話

まあ前からあった話だけど、アイザック・アシモフの代表作「ファウンデーション」シリーズが映画化されるそうな。元ニューラインの人たちが製作するそうで、「指輪物語」の成功以来こういう3部作ものに味をしめてんのかな。

あの主役がいない・ドンパチがない・結末がない(しかし非常に面白い)ストーリーは実に映画化に不向きな感じがするわけで、結局「アイ、ロボット」みたいに原作とは似つかぬものになりそうで不安。ザ・ミュールを誰が演じるのかだけは興味あるけど。

「ウォッチメン」トレーラー


だからあの作品をアクション大作にしてどうするんだよ。まあトレーラーだから派手なシーンばかり集めてるんだろうけど。上の写真もそうだけど、相変わらずオズマンディアス(右端)が非常にカッコ悪いのが気がかりではある。ストーリーの最重要人物なのに。

ちなみにこの場を利用して「ウォッチメン」に対する俺の見解を述べさせてもらうと、念密に練られた物語を持った作品であり、アメコミの金字塔であることは間違いないものの、いかんせんボリュームがありすぎて頭でっかちになっている感があることは否めない。アラン・ムーアの作品だったら「V・フォー・ヴェンデッタ」のほうが話がストレートなぶん好きなんだよな。あとソ連のアフガン侵攻を背景にしているなど、今となってはやや時代遅れになったところもあるかな。

日本人のライターとかで「アメコミはウォッチメンさえカバーしてればOK!」みたいなことを書いてる奴をたまに見かけるけど、アメコミってそんな底の浅いものじゃねえよなあ。

「スピリット」新トレーラー

おいおい、これは「スピリット」じゃないだろうよお。少なくともウィル・アイズナーのスピリットではない。確かにあのコミックにはファム・ファタールがいろいろ出てきたとはいえ主人公のスピリットは女たらしみたいな奴ではなかったし、ナチのコスプレをしたサミュエル・L・ジャクソンなんぞも出てこなかったぞ。

フランク・ミラーの暴走ぶりは本当に非道くなってしまったなあ。彼の師匠のニール・アダムスは電波な人(地球空洞説)になってコミック業界から殆ど引退してしまったけど、ミラーもなんかこのまま変な世界に逝って帰ってこれないような気がする。