ギリアムの新作

ちょっと前までは「不運な映画監督」と見なされてたテリー・ギリアムだが、最近はもはや「呪われた監督」になってしまったようで、新作「THE IMAGINARIUM OF DOCTOR PARNASSUS」は撮影途中で主演俳優のヒース・レジャーが死んでしまうという、凄まじい呪いがふりかかっているようなのです。

でも公式サイトが立ち上がったところを見ると、「ラ・マンチャ」みたいにオクラ入りにならずどうにか完成されるんだろうなあ。聞いた話では魔法がテーマの作品なので、途中で主人公の姿が変わる設定にするんだとか…ほとんどエド・ウッドの世界だな。前作「タイドランド」が失敗作だっただけに、どうにかこの新作が完成にこぎつけることを願うばかりです。

レス・クレイプール監督作品

プライマスのレス・クレイプールが監督した映画が今度公開されるらしいぞ。「スパイナル・タップ」のようなロックバンドのモキュメンタリーらしいが、ナショナル・ランプーンものなのでトレーラーからしてなんかツマらなそうである。ボブ・ウィアーってまだ生きてたのか。

「ウォッチメン」の絵コンテ

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公式サイトより。着実に製作は進んでいるようで。原作に忠実に作ってることを示したいんだろうけど、「V・フォー・ヴェンデッタ」や「300」を観て思うに、単に原作に忠実だというのでは不十分なのでは。映画という媒体の特徴をちゃんと活かさないと、作品として原作に匹敵するものは作れないと思うけどね。そして「300」から判断する限り、ザック・スナイダーにはそれだけのスキルが無いような気がする。どうなることやら。

「CULT OF UHF」に入信しよう!

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iTunesストアでポッドキャストを物色していたら「CULT OF UHF」というビデオキャストを発見。各エピソードには怪しそうな映画のタイトルが並んでいて、「B級映画のクリップを紹介するやつか…」と思っていたら、なんと映画をまるごと配信しているという非常に太っ腹なサービスであることに気づく。「Reefer Madness」や「Santa Claus Conquers the Martians」「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」といったパブリックドメイン作品の常連にくわえ、カンフー映画や「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」のような日本の映画が英語吹替えで視聴できてしまうのが非常に素晴らしい。1982年の「伊賀忍法帖」なんてのもあるんだが、あれってアメリカだとパブリックドメイン作品なのか?

おまけに映画の冒頭(と途中)にはチャムリー司教様なんてのが登場して、作品にまつわるコントを披露してくださる。ああいうこと俺もやりたいなあ。ノリは「MST3K」に近いが、これがみんな無料で視聴可能というのは非常に素晴らしい。公式サイトでも作品は視聴できるぞ。さあ、みんなも「CULT OF UHF」に入信しよう!