今日のウォッチメン

ニューラインをトールキン財団が提訴したことで「ホビットの冒険」が作られなくなるんじゃないのか?というのが巷でニュースになってますが、なんかフォックスもワーナーに対して「ウォッチメンの映画化権はオレらが持ってんじゃい!」と訴訟を起こしたらしいぞ。

「ウォッチメン」のコミックはワーナーの子会社であるDCコミックが権利元なのに、なぜフォックスがこんな主張をできるのかと思ったら、はるか昔にフォックスが映画化を試みたことがあって(サム・ハムが脚本書いたやつだ)、そのときの映画化権はまだフォックスが保持してるということらしい。映画の製作が進んでるときにこんな訴訟を起こすなんて、なかなかアコギよのう。まあ映画化権にまつわる訴訟なんてのは犬のゲロのようなものでまっとうに片付いたためしがないのですが、今回もいろいろ裏で交渉があった末にウヤムヤになるんじゃないかと。個人的には製作中止になっても別に構いませんが。

ロイ・シャイダー死去

「ジョーズ」のほかに観たことある映画といえば…「2010」「ブルー・サンダー」「マラソンマン」あとテレビで「シークエスト」あたりか…オタク好みの映画に出てる割には、個人的にはあまり印象に残らない人だったような…「フレンチ・コネクション」はジーン・ハックマンだけが目立ってたし、「オール・ザット・ジャズ」は未見。やはり「裸のランチ」のあやしい医者の役が俺にとって一番よかった俳優だった。合掌。

ギリアムの新作

ちょっと前までは「不運な映画監督」と見なされてたテリー・ギリアムだが、最近はもはや「呪われた監督」になってしまったようで、新作「THE IMAGINARIUM OF DOCTOR PARNASSUS」は撮影途中で主演俳優のヒース・レジャーが死んでしまうという、凄まじい呪いがふりかかっているようなのです。

でも公式サイトが立ち上がったところを見ると、「ラ・マンチャ」みたいにオクラ入りにならずどうにか完成されるんだろうなあ。聞いた話では魔法がテーマの作品なので、途中で主人公の姿が変わる設定にするんだとか…ほとんどエド・ウッドの世界だな。前作「タイドランド」が失敗作だっただけに、どうにかこの新作が完成にこぎつけることを願うばかりです。

レス・クレイプール監督作品

プライマスのレス・クレイプールが監督した映画が今度公開されるらしいぞ。「スパイナル・タップ」のようなロックバンドのモキュメンタリーらしいが、ナショナル・ランプーンものなのでトレーラーからしてなんかツマらなそうである。ボブ・ウィアーってまだ生きてたのか。

「ウォッチメン」の絵コンテ

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公式サイトより。着実に製作は進んでいるようで。原作に忠実に作ってることを示したいんだろうけど、「V・フォー・ヴェンデッタ」や「300」を観て思うに、単に原作に忠実だというのでは不十分なのでは。映画という媒体の特徴をちゃんと活かさないと、作品として原作に匹敵するものは作れないと思うけどね。そして「300」から判断する限り、ザック・スナイダーにはそれだけのスキルが無いような気がする。どうなることやら。