「Santa Claus Conquers the Martians」鑑賞

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キリスト教徒じゃないし、どうせ一緒に祝う相手もいないので個人的にクリスマスとはまったく無縁なのですが、ちょうどいい機会だと思って「Santa Claus Conquers the Martians」(「サンタクロース、火星人を征服する」)なるB級映画をarchive.orgよりダウンロードして観る。これはその出来のヒドさからカルト的人気を誇っているSF映画で、実際にIMDBの最低映画ランキングでも現在82位につけている作品。ピア・ザドラのデビュー作だというのも非常に象徴的ではある。 話の舞台となるのは当然ながら火星。ゆとりのない生活によって子供たちが暗くなってしまったことを心配した火星人のリーダーは、子供たちが見ていた地球のテレビからサンタクロースのことを知り、火星に連れてきておもちゃを作らせることを計画する。そして火星人たちは地球の子供2人と一緒にサンタクロースを誘拐してくるのだが、リーダーの考えを快く思わない一部の火星人のためサンタの身に危険が迫る…。というのが主なストーリーだったっけな。とにかくつまらないんで、観てるうちからストーリーをどんどん忘れていってしまったぞ。

セットこそある程度はちゃんとしてるものの、ストック映像が長々と使用されてたり、ハリボテ同然のシロクマやロボットが登場したりと、内容はとにかく安っぽい。これに加えてストーリーがやたら間延びしてるうえ、白痴のごとくホウホウホウと笑うサンタの演技があまりにも下手で実にお粗末。火星を冷戦時のソビエトのアナロジーとする見方もあるみたいだけど、そんな奥の深い作品じゃありませんぜ。タイトルからは、もっとサンタが火星人をこてんぱんにやっつけるような話の展開を期待してたんだけどね。

こんな映画を観るよりも、来年はもうちょっとマシなクリスマスを過ごしたいものです。

Oscars, Golden Globes cancel gift baskets

アカデミー賞の授賞式とかで出席者に配られていたギフト・バスケットが今回からなくなるんだとか。 いいことじゃないの?いつだったかのアカデミー賞でのギフト・バスケットの中身をエンターテイメント・ウィークリーで見たことあるけど、iPodやら香水やら宝石やら、とんでもなく豪勢なものが詰まってたっけ。役者がみんな金持ちだとはぜんぜん思わないが、アカデミー賞に出席するような連中はそれなりにセレブな奴らが大半なわけで、そんな人たちに豪勢なプレゼントをあげるのって何か変だよね。

ギフトが中止になった直接の原因は税金の対象になるからという問題らしいけど、エドワード・ノートンが「貧困層の年収に相当するような額のプレゼントを、金持ちにあげるのはバカげてる」とかなんとか文句を言ったことも影響してるらしい。おお、偉いぞノートン。

「GNOME」鑑賞

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こないだの「DEALBREAKER」と同様に、「グラマー」誌が企画した短編映画である「GNOME」を観てみる。これもiTunesストアで無料で入手したもの。

「DEALBREAKER」は「セックス&ザ・シティ」の粗悪なパクリみたいな作品だったけど、こちらはその「SATC」の脚本を書いてたジェニー・ビックスなる女性が脚本と監督を担当した作品で、結構面白かった。

主演は「ギルモア・ガールズ」のローレン・グラハムで、とある主婦がひょうなことからクロスドレッサーの3人組の車に相乗りすることになり、彼らの話を聞きながら家まで送ってもらうというもの。短いながらもロード・ムービーの雰囲気があっていい。相変わらずスタッフがやたら多いのが理解できないけどね。これぐらいの作品だったら裏方が10人もいれば作れそうな気がするけど。

「スーパーマン・リターンズ」「クラークス2」入手

昨日の話だが、こないだ米アマゾンに注文した「スーパーマン・リターンズ」と「クラークス2」のDVDがもう届いていて仰天する。アメリカでも28日に発売されたばかりだってのに、早すぎ。それでもアマゾンの配達確認ページでは「注文の品は12月25日以降に配達されます」なんてしれっと言ってるのは何なんだろう。

ちなみに海外版のDVDのリッピングってIntel MacMiniではどんなアプリ使ってもまっとうに成功したことないんだが、PowerBookG4使うと簡単にできるんだよね。CPUというよりもドライブの問題なのかな。

ロバート・アルトマン死去

個人的にはお気に入りというほどの監督ではなかったかな。観たことあるのは「MASH」「ザ・プレイヤー」「ポパイ」「ショート・カッツ」くらいのもんだけど。「ザ・プレイヤー」は劇場まで観に行ったけど、あまりピンとこなかった記憶がある。

でも「ゴスフォード・パーク」とか「Tanner ’88」とか気になる作品はそれなりにあるので、こんど追悼代わりに観てみることにしよう。