「FIRST FOOD NATION」トレーラー

リチャード・リンクレイターの新作「FIRST FOOD NATION」のトレーラーが公開されていた。 ノンフィクションの原作をうまくストーリー化していて面白そうな感じ。上は大企業の重役から、下はティーンのバイト君や不法労働者までの生き様をファストフードにからめて描く…というと「トラフィック」に似たスタイルの作品になるのかもしれない。

しかしこんな内容の映画でも、画面に映るハンバーガーやフライは美味そうに見えてしまうのです。ハイ。

劇場鑑賞 対 DVD鑑賞

昨日の「ヒストリー・オブ・バイオレンス」と、こないだの「40歳の童貞男」はアメリカのアマゾンからDVDを注文して鑑賞したんだが、そのときの価格が配送料込みで42.89ドル。日本円で5000円ほどだから、DVD1枚あたり2500円という計算になる。日本の映画館のチケット代が1800円とすれば、チケット代+映画館までの交通費が大体同じくらいの金額になるのかな。要するに何を言いたいのかというと、最近じゃ映画を劇場で観るのとDVDで観るのってあまり大差なくなってんじゃないのかなあ、ということです。独断と偏見で両方のメリット&デメリットを挙げると: 劇場のメリット:
●デカいスクリーン&高品質のサウンドシステムがある
●DVDよりも早く作品を鑑賞できる

DVDのメリット:
●自分の部屋でいつでも鑑賞できる
●特典映像が楽しめる
●日本未公開の作品も観れてしまう

劇場のデメリット:
●鑑賞できる時間・回数が制限されてる
●映画館に足を運ぶ必要がある
●周りの客が不快なときもある

DVDのデメリット(輸入版のとき):
●リージョンコードの制限がある
●日本語版がない
●発送に時間がかかる

とりあえずこんなところかな。これが日本版のDVDだと上記のデメリットがない代わりに、劇場公開から3ヶ月くらい待たないと購入できないわけだが。でも最近は劇場公開からDVD発売前の期間がずいぶん短くなってきてるんだけどね。80年代にVHSが勢力を伸ばしてきた頃は、作品のVHS化を遅らせることにより劇場へ客を呼ぼうとしてたけど、最近は逆に劇場公開時に大きな宣伝をして、その宣伝効果が薄れないうちにDVDを出す、という方法がとられているわけです。ちなみにこないだアメリカではスティーブン・ソダーバーグの新作「BUBBLE」が劇場公開・DVD販売・ネット配信が同時に開始されるという画期的な出来事があったものの、劇場主たちからの猛反発に遭い、興行成績は散々なものだったとか。

個人的にはやはり映画って映画館で観るべきものだと思うし、他の観客と一緒に映画を楽しむ経験は大切なことだと思うんだけど、チケットに1800円も払う気にはなれないし、どこぞのカップルやオバさんたちと肩を並べて鑑賞するのも気が進まないので、カナダから帰ってきてからは1度も映画館に行ってない(試写会は除く)のです。これって良くないことなのかなあ。でもDVDのコメンタリーによって製作者の意図がやっと理解できるケースなんかも多々あるので、当分は劇場に足を運ぶよりもDVDを注文する生活が続くんじゃないだろうか。

「SUPERMAN RETURNS」新トレーラー

すげえ。 トレーラーを観るだけで背筋がゾクゾクしてくるなんて久しぶりの経験なのです。何よりもジョン・ウィリアムズのあの名テーマを使っているのが素晴らしい限り。ケヴィン・スペイシー演じるレックス・ルーサーも憎々しくていい感じみたいだ。今回のロイス・レーンは子持ちなんすね。

あー早く観たい。

ミシェル・ゴンドリーの新作情報

ミシェル・ゴンドリーの新作「BE KIND REWIND(巻き戻しは丁寧に)」は凄い設定の映画になりそうだ。 頭が磁化してしまった主人公(ジャック・ブラック)は、その磁力のおかげでビデオストアを営む友人のテープをすべて消去してしまうものの、店の唯一の顧客である痴呆気味の老女を悲しませないために「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「ライオン・キング」「ロボコップ」といった過去の映画を友人と一緒に撮り直すことになる…という、文字通り頭のシビレそうなアイデアが見事。

既存の映画をパロった映画というと最近では「最終絶叫計画」シリーズがあるけど、ゴンドリーのことだから1つも2つもひねった作品になるんだろう。かなり期待したい。