劇場鑑賞 対 DVD鑑賞

昨日の「ヒストリー・オブ・バイオレンス」と、こないだの「40歳の童貞男」はアメリカのアマゾンからDVDを注文して鑑賞したんだが、そのときの価格が配送料込みで42.89ドル。日本円で5000円ほどだから、DVD1枚あたり2500円という計算になる。日本の映画館のチケット代が1800円とすれば、チケット代+映画館までの交通費が大体同じくらいの金額になるのかな。要するに何を言いたいのかというと、最近じゃ映画を劇場で観るのとDVDで観るのってあまり大差なくなってんじゃないのかなあ、ということです。独断と偏見で両方のメリット&デメリットを挙げると: 劇場のメリット:
●デカいスクリーン&高品質のサウンドシステムがある
●DVDよりも早く作品を鑑賞できる

DVDのメリット:
●自分の部屋でいつでも鑑賞できる
●特典映像が楽しめる
●日本未公開の作品も観れてしまう

劇場のデメリット:
●鑑賞できる時間・回数が制限されてる
●映画館に足を運ぶ必要がある
●周りの客が不快なときもある

DVDのデメリット(輸入版のとき):
●リージョンコードの制限がある
●日本語版がない
●発送に時間がかかる

とりあえずこんなところかな。これが日本版のDVDだと上記のデメリットがない代わりに、劇場公開から3ヶ月くらい待たないと購入できないわけだが。でも最近は劇場公開からDVD発売前の期間がずいぶん短くなってきてるんだけどね。80年代にVHSが勢力を伸ばしてきた頃は、作品のVHS化を遅らせることにより劇場へ客を呼ぼうとしてたけど、最近は逆に劇場公開時に大きな宣伝をして、その宣伝効果が薄れないうちにDVDを出す、という方法がとられているわけです。ちなみにこないだアメリカではスティーブン・ソダーバーグの新作「BUBBLE」が劇場公開・DVD販売・ネット配信が同時に開始されるという画期的な出来事があったものの、劇場主たちからの猛反発に遭い、興行成績は散々なものだったとか。

個人的にはやはり映画って映画館で観るべきものだと思うし、他の観客と一緒に映画を楽しむ経験は大切なことだと思うんだけど、チケットに1800円も払う気にはなれないし、どこぞのカップルやオバさんたちと肩を並べて鑑賞するのも気が進まないので、カナダから帰ってきてからは1度も映画館に行ってない(試写会は除く)のです。これって良くないことなのかなあ。でもDVDのコメンタリーによって製作者の意図がやっと理解できるケースなんかも多々あるので、当分は劇場に足を運ぶよりもDVDを注文する生活が続くんじゃないだろうか。

「SUPERMAN RETURNS」新トレーラー

すげえ。 トレーラーを観るだけで背筋がゾクゾクしてくるなんて久しぶりの経験なのです。何よりもジョン・ウィリアムズのあの名テーマを使っているのが素晴らしい限り。ケヴィン・スペイシー演じるレックス・ルーサーも憎々しくていい感じみたいだ。今回のロイス・レーンは子持ちなんすね。

あー早く観たい。

ミシェル・ゴンドリーの新作情報

ミシェル・ゴンドリーの新作「BE KIND REWIND(巻き戻しは丁寧に)」は凄い設定の映画になりそうだ。 頭が磁化してしまった主人公(ジャック・ブラック)は、その磁力のおかげでビデオストアを営む友人のテープをすべて消去してしまうものの、店の唯一の顧客である痴呆気味の老女を悲しませないために「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「ライオン・キング」「ロボコップ」といった過去の映画を友人と一緒に撮り直すことになる…という、文字通り頭のシビレそうなアイデアが見事。

既存の映画をパロった映画というと最近では「最終絶叫計画」シリーズがあるけど、ゴンドリーのことだから1つも2つもひねった作品になるんだろう。かなり期待したい。

Marvel Movie News Galore

自ら映画製作に乗り出したマーヴェル・コミックスの製作プランがだんだん明らかになってきたようだ。

「エルフ」のジョン・ファブローが「アイアンマン」の監督に決まったほか「ハルク2」も製作が進んでいて、その次には「キャプテン・アメリカ」とか「マイティ・ソー」「アントマン」(これはコメディになるらしい)「ニック・フューリー」などが映画化される予定らしい。まあ妥当なプランかな。「ニック・フューリー」といえば、デビッド・ハッセルホフ主演のダメダメTVムービーがあったっけ。これ以外にもフォックスで「Xメン3」に「ファンタスティック・フォ−2」、ソニーで「ゴースト・ライダー」と、相当な数の作品が映画化されるけど、はたしてこのうち幾つがヒットするんだろう。

マーヴェルって本業(コミック出版)ではない玩具販売に力を入れて失敗して破産した過去があるので、とりあえず「ULTIMATE AVENGERS」みたいな凡作を量産してまた破産するようなことは避けてほしいものです。

New Battlestar Galactica Spin-off Series Announced

第3シーズンの開始が待ち遠しい「BATTLESTAR GALACTICA」ですが、早くもスピンオフ・シリーズ「CAPRICA」の製作が決まったそうな。現シリーズの50年前の時代を舞台にしたシリーズで、アダマ家の祖先の姿などが描かれるらしい。50年前ということは、第一次サイロン戦争の10年前くらいということか。アダマ艦長はもう生まれてんのかな。

それなりに興味深い設定ではあるんだけど、「スター・ウォーズ」や「エンタープライズ」の例を見ても分かるように、過去が舞台の話ってある程度ストーリー展開が制限されている(パドメが双子を出産することが最初から分かりきっているとか)ので、先の展開がまったく読めないことで人気を博した本家「ギャラクティカ」くらいに面白い作品になるのは難しいかも。それにスピンオフが作られることで「ギャラクティカ」のクオリティが落ちたら嫌だなあ。