Marvel Movie News Galore

自ら映画製作に乗り出したマーヴェル・コミックスの製作プランがだんだん明らかになってきたようだ。

「エルフ」のジョン・ファブローが「アイアンマン」の監督に決まったほか「ハルク2」も製作が進んでいて、その次には「キャプテン・アメリカ」とか「マイティ・ソー」「アントマン」(これはコメディになるらしい)「ニック・フューリー」などが映画化される予定らしい。まあ妥当なプランかな。「ニック・フューリー」といえば、デビッド・ハッセルホフ主演のダメダメTVムービーがあったっけ。これ以外にもフォックスで「Xメン3」に「ファンタスティック・フォ−2」、ソニーで「ゴースト・ライダー」と、相当な数の作品が映画化されるけど、はたしてこのうち幾つがヒットするんだろう。

マーヴェルって本業(コミック出版)ではない玩具販売に力を入れて失敗して破産した過去があるので、とりあえず「ULTIMATE AVENGERS」みたいな凡作を量産してまた破産するようなことは避けてほしいものです。

New Battlestar Galactica Spin-off Series Announced

第3シーズンの開始が待ち遠しい「BATTLESTAR GALACTICA」ですが、早くもスピンオフ・シリーズ「CAPRICA」の製作が決まったそうな。現シリーズの50年前の時代を舞台にしたシリーズで、アダマ家の祖先の姿などが描かれるらしい。50年前ということは、第一次サイロン戦争の10年前くらいということか。アダマ艦長はもう生まれてんのかな。

それなりに興味深い設定ではあるんだけど、「スター・ウォーズ」や「エンタープライズ」の例を見ても分かるように、過去が舞台の話ってある程度ストーリー展開が制限されている(パドメが双子を出産することが最初から分かりきっているとか)ので、先の展開がまったく読めないことで人気を博した本家「ギャラクティカ」くらいに面白い作品になるのは難しいかも。それにスピンオフが作られることで「ギャラクティカ」のクオリティが落ちたら嫌だなあ。

J.J. Abrams To Direct New ‘Star Trek’ Film

「スタートレック」 の次の劇場作は「ロスト」や「エイリアス」のJJ・エイブラムスが監督で、カークやスポックの若かりし日々が描かれるんだそうな

はぁぁああぁぁんん。

「ロスト」も「エイリアス」もろくに観てないし、エイブラムスにも大して興味はないのですが(バーマン&ブラガよりはマシかな)、そもそも過去を舞台にした話をやってもつまらん、ということで「エンタープライズ」は打ち切られてんじゃなかったっけ。フランチャイズを存続させたい気持ちは分かるのですが、なんか迷走状態が続いているような感じ。

じゃあこれからのスタトレはどうすればいいのか、というのは正直言って自分も分からないのですが、一般のファンが熱意と情熱だけで「Star Wreck: In the Pirkinning」のような傑作を作れるようになってしまった現在、金儲けを目的にしたメジャースタジオからは、あまり面白そうな作品が生まれてきそうにないな、と思わずにはいられないのです。

「Southland Tales」始動開始

デビュー作ながら「ドニー・ダーコ」という場外ホームラン的作品を生み出したリチャード・ケリーの待望の新作「Southland Tales」の公式サイトが開設されていた。

まだトレーラーも何もアップされていない状態だけど、果たして「ダーコ」を超える傑作となるのか、今から楽しみだ。でも話の内容はどうもコメディになるみたい…しかも出演はザ・ロック様にサラ・ミシェル・ゲラーやショーン・ウィリアム・スコットといった、いかにも頭の弱そうな役者たち…一体どんな映画になるんだろう。うーん。

ちなみにこの映画の製作と平行して、映画の世界を舞台にしたグラフィック・ノベル(コミックのことだよ)がいくつか出版されるらしい。「ダーコ」はその謎めいた公式サイトが映画とうまく絡み合って相乗効果を生んでいたけど、今回もそれに似たマルチメディア戦略がとられるのかな。ダレン・アロノフスキーの「ファウンテン」のコミック版はワーナー傘下のDCコミックスから出版されるそうだけど、ユニバーサルの映画のグラフィック・ノベルってどこの出版社が出すんだろう。

Anger Management director shouts SHAZAM!

DCコミックスのキャラクター、「キャプテン・マーヴェル」を主人公にした映画をニュー・ラインが企画してるとか。グラント・モリソン&フランク・クワイトリーの大量虐殺動物兵器コミック「WE3」の映画化といい、最近のニュー・ラインはアメコミづいてるなあ。ワーナーの子会社だけのことはある。

キャプテン・マーヴェルは「シャザム」と呼ばれることが多いけど、これは主人公のキャラクターの名前ではなく、彼にスーパーパワーを授けた魔術師の名前。ただマーヴェル・コミックスとの兼ね合いなどがあって、主人公の名前をタイトルに使えないという哀しき事情があるのです。よくできたキャラクターなんだけど、子供が変身するということもあって、スーパーマンなんかに比べると牧歌的なところがあるかな。そのせいか映画版の監督も「N.Y式ハッピー・セラピー」の人がやるらしい。うーん。何か変なコメディになってしまいそうでかなり不安。

ちなみに「WE3」の映画化はどこまで進んでるんだろう。