Chain bites back on ‘Food’

ファストフードの害悪を暴いたエリック・シュローサーの著書「ファストフードが世界を食いつくす」の映画化(監督はリチャード・リンクレイターだ!)と、彼の新著「Chew on This: Everything you didn’t want to know about Fast Food (これでも食らえ:君がファストフードについて知りたくなかったことのすべて)」の発刊に危機感を抱いたマクドナルドが、「危険管理」と称して大々的なパブリシティ・キャンペーンを企画しているらしい。

同じようにファストフードの危険性を描いた「スーパーサイズ・ミー」について言及することが、日本のテレビではタブー扱いされたという話を聞いたことがあるけど、「世界を食いつくす」にも同じような処置がとられるのかな。ちなみに本はノンフィクションだけど、映画はフィクションでストーリーを持ったものになるらしい。でもシュローサーがちゃんと脚本を共同執筆してるとか。

「LIEBESLIEDER」再鑑賞

こないだの「SIR DRONE」同様、ドイツの老舗前衛バンド、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのドキュメンタリー「LIEBESLIEDER」をVHSからキャプチャしたのでついでに再鑑賞。高速道路で建築機材などをバンバン叩きながらノイズを作り出していく姿は今見ても鮮烈に感じられる。

最近は中年太りしているボーカルのブリクサ・バーゲルドも、若い頃は痩せていてカッコよかったのであります。

「SIR DRONE」再鑑賞

こないだ近所の中古品屋でビデオデッキを2000円で買ったので(ああいうところはPSE問題なんて完全無視なんだろうな)、その昔チマチマとダビングしてたVHSテープをマックにキャプチャしてDVDに焼いてるのであります。まだDVD化されていない、なかなかレアな作品を数年ぶりに観てると、いろんな再発見があったりしてまさしく温故知新。

なかでもレイモンド・ペティボンの「SIR DRONE」はやっぱりいいなあ。ロサンゼルスでパンク・バンドを組もうとするダメ男2人のダラけた生活を追った60分くらいの映画だけど、本当にアーティストが撮ったの?と思うくらいにショボすぎるカメラワークと、カンペ読みながら演技する主人公2人(マイク・ワットとマイク・ケリーだ)の姿がかえって斬新に見えてよろし。バンドやりたいけど才能がまるでない人間、というのは他人事に思えなかったりもする。