「THE BOY WHO WOULD BE KING」:ジョー・コーニッシュの待望の新作ですが日本では例によってソフトスルーだそうな。普通の少年がアーサー王の再来となって活躍する冒険譚だがストーリーは比較的凡庸というか先が読めるものであったような。「ドクター・フー」の特番くらいの出来というか。若きマーリンを演じたアンガス・イムリーという役者がエキセントリックでいい演技をしていて、またどこかで見かけるんじゃないかと。「アタック・ザ・ブロック」並みの出来を期待していると失望するであろう作品。
「FIGHTING WITH MY FAMILY」:これ監督がスティーブン・マーチャントなんだよな。でも前に監督した「CEMETERY JUNCTION」みたいなキッチンシンク的な家族ドラマになっているわけでもなく、WWE製作によるWWEのプロパガンダ映画みたいになっている。WWEのプロレスラーになった少女の物語だけど、WWEがすごく良いところのように描かれているのですもの。ニック・フロストとか出てるし、そんなに悪い作品でもないのだけどね。主人公が最後までマイクパフォーマンスが下手だったような。
これに不満を感じた彼女は、ワーナーと交渉することを決断。あまり著作権の定義とかよくわからないのですが、ビル・フィンガーがバットマンの創造に関わったことは明らかであることなどからワーナーが折れる形になり、バットマンの誕生から80年近く経ってから初めて、フィンガーがバットマンの共同クリエイターとしてクレジットされることが認められ、その後公開された「バットマン vs スーパーマン」でフィンガーの名前が出てくるのをノーブルマンが見つめるところでドキュメンタリーは終わる。