「DOLLHOUSE」鑑賞

「バフィー」や「ファイヤーフライ」などでカルト的人気を誇るジョス・ウィードンの新作ドラマ。主演は「バフィー」や「トゥルー・コーリング」のイライザ・ドゥシュク。「ギャラクティカ」のターモー・ペニケットも出てるぞ。

話の舞台となるのはドールハウスという非合法の組織。そこでは何らかの理由でやってきた若き男女が人格を消去され、代わりに必要に応じて新たな人格を植え付けられた特殊エージェント(「アクティブ」と呼ばれる)として、与えられた仕事をこなしていくというのが大まかなプロット。デートクラブみたいな仕事もさせられる一方で、誘拐事件の交渉人とか突撃部隊の一員とか、いろいろ高度な専門知識を要する仕事も任せられるらしい。でも肝心なところで記憶のフラッシュバックが起きて任務に失敗したりしてますが。

きれいなおねーちゃんに好きな人格を付けられて、それに合わせたコスプレが毎回楽しめるなんてオタクが泣いて喜びそうな設定ですが、内容はいたって真面目で重々しい。特に第1話は幼児の誘拐/虐待をテーマにしてることもあり観ててけっこうしんどかった。「バフィー」なんかはもっと小気味の良いセリフがあったりしたんだけどな。

本来ならばもっと早く放送されるはずが、右往左往してやっと公開された作品ということもあり、よほどの視聴率を稼がないと存続は厳しいかも。ウィードンには熱烈なファン層がいるとはいえ、「ファイヤーフライ」もあっという間に打ち切られたしね。

「HUMAN TARGET」再映像化

DCコミックスの知る人ぞ知る作品「ヒューマン・ターゲット」のTVシリーズのパイロット版が製作されるんだとか。

これは変装の達人であるクリストファー・チャンスが、何者かに命を狙われている人物になりすまして自らが「人間の標的」となり、暗殺者をおびきよせるというアクション色の強いクライム・コミックで、90年代になぜかリック・スプリングフィールド主演でTVシリーズ化されてるんだよね。コミックのほうではピーター・ミリガンがストーリーを担当した一連の作品が1999年あたりからヴァーティゴから出されていて、あまり長続きはしなかったものの結構俺は好きだったんだよな(特に単行本で出された「FINAL CUT」は傑作)。

「人が誰かに変装する」話というのはコミックなら描写は簡単だけど映像ではそうもいかなくて、今回の映像化ではそこらへんをどう対処するんだろう。やはり変装後は別の役者が主人公を演じる仕組みになるのかな。

「トーチウッド」シーズン3トレーラー


まあ無難な出来。「”奴ら”が帰ってくる」なんて言われても分かりませんが。今回は6話くらいのミニシリーズっぽい内容になるんだっけ?「ドクター・フー」のマーサとミッキーが新たに加わるなんてウワサもあったけど、これを見る限りだと3人での活動になるみたい。

ちなみにミッキー役のノエル・クラークはBAFTAで新人賞みたいなのを受賞したそうで。俳優業だけでなく監督や脚本も手がけていて多才ですね。

「Married to the Eiffel Tower」鑑賞

「生命のない物体と結婚する人」なんて話はまるで不条理マンガのネタのようだけど、現実に物体を真剣な恋愛の対象としてとらえる人々を扱ったイギリスのドキュメンタリー「Married to the Eiffel Tower」をオンラインで観る。このように物体に恋をすることはオブジェクト・セクシュアリティと言うんだそうな。

このドキュメンタリーでは主にエリカという女性の経験が語られていくんだけど、これがなかなか凄い。アメリカ軍に入隊した彼女は日本刀を恋人として扱うようになるものの、それが異常と見なされ除隊させられ、次に洋弓を恋人とした彼女は愛の力によってアーチェリーの世界選手権の金メダリストになってしまう!しかし弓への愛情が冷めるとともにアーチェリーの腕も落ち、それから彼女はフェンスやゴールデンゲート・ブリッジ、ベルリンの壁などへと次々恋をしていき、ついにエッフェル塔と「結婚」して名前をエリカ・ラ・トゥール・エッフェルと改名してしまう。このエリカの他にも、教会の柵やエンパイヤ・ステート・ビル、遊園地の乗り物などに恋をする女性たちが登場するんだが、そうした物体との性体験の話などを赤裸々に語られるのにはちょっと引きましたよ。それと彼女たちは複数の物体を一緒に愛することができる(浮気だとは思っていない)点が興味深いな。

こうした彼女たちの心理的原因については、虐待されて育ったとかアスペルガー症候群だと診断されたとかという解説が一応されるものの、あまりはっきりとしたことは分かってないようだ。とにかく彼女たちにとってはフェティシズムなどではなく非常に真面目な恋愛なので、ビルにしがみついてキスをしているような人を見かけたら暖かい目で見守ってあげましょう。あとオブジェクト・セクシュアリティの人はみんな女性だという説明がされるんだけど、フィギュアを恋愛対象にしている男なんて日本に500人はいるんじゃないのか?

Slow Bob In The Lower Dimensions

ヘンリー・セリックのインタビューを読んでて知ったんだが、これって彼の作品だったんですね。昔よく日本のMTVでも放送されてたんだよな。やけに尻切れトンボな終わり方が長年気になってたんだが、本当はシリーズ化される予定だったわけなのか。続きはどんな展開になったんだろう。しかも音楽はザ・レジデンツだぞ。