
コメディ・セントラルの看板番組「THE DAILY SHOW WITH JON STEWART」(日本じゃCNNでやってんだって??)のスピンオフ番組「THE COLBERT REPORT」がこないだ始まった。番組のホストは「デイリーショー」の人気特派員の一人だったスティーブン・コルベアー。「COLBERT」を「コルベアー」と発音するのにひっかけて、番組名も「コルベアー・レポー」と発音するのが正しいんだとか。 基本的な内容は「デイリーショー」と同じで、政治風刺が主体の構成なんだけど、「デイリーショー」ではジョン・スチュワートが地のままでリベラル寄りのホストをしているのに対し、「レポー」ではコルベアーが「横柄で自己中心的な右寄りのホスト」というキャラクターを演じている点が大きく違う。どうもフォックス・ニュースの保守コメンタリー番組「オライリー・ファクター」なんかのパロディになっているらしいんだけど、幸か不幸かフォックス・ニュースはまともに観たことがないので分かりません。
番組の大まかな構成は、まず前半に「THE WORD」という、その日のキーワードを取り上げて論じるというセグメントがあって、後半は「デイリーショー」同様にいろんな分野からのゲストが登場してコルベアーと語る、というもの。「ゲストを常に論破する」というのがコルベアーの趣旨になっているため、度肝を抜くような質問を相手に投げかけてるのが面白い。普通なら怒りそうな質問を、ほとんどのゲストがうまく受け止めてるのを見ると、事前に何かしら打ち合わせをしてるのかな。
役になりきったコルベアーが右寄りのトンチンカンなコメントを発し続ける、というのが番組の基本的なスタイルであるため、その過激な発言に観客がちょっと驚いて、そのあとジョークだと理解して笑うことが多く、「デイリーショー」に比べると観客のレスポンスがいまいち悪い感じがする。あと特派員のレポートなどが多い「デイリーショー」に比べて「レポー」ではコルベアーが最初から最後まで喋りっぱなしなんだけど、ベテランのコメディアンにしては台詞の言い間違いが結構多いのが気になるかと。まあ始まったばかりの番組なので、徐々にこなれていくでしょう。
こないだアップルがミュージック・ストアを介してテレビドラマの配信を始めたので、とりあえず「Desperate Housewives」の1エピソードをダウンロードして鑑賞してみる。 ファイルのサイズは200メガバイトほど。楽曲に比べれば当然ダウンロードに時間がかかるものの、ADSLではそんなに長く感じられるほどではなかった。画面のサイズは320X240で、コーデックはMPEG4で24fps。アップルご自慢のH.264を使ってないのは、意図的に画質をダウンさせているような気がする。デフォルトのサイズ(iPod Video向け)で観る分には非常にきれいなんだけど、それじゃ小さすぎるから12インチPowerBookでフルスクリーンにしてみると、やはり画質の荒さが目についてしまう。どうも中途半端なクオリティのような気がするけど、画質にはこだわらないから、とりあえず観れればいいや、という人向けの設定なのかもしれない。
通称「真実を伝えるウソのニュース番組」。コメディ専門チャンネルの「コメディ・セントラル」で放送されているニュース番組…ということはつまりコメディ番組なのだけど、最新のニュースを分かりやすく説明したうえで痛烈に風刺するスタイルが人気を呼び「普通のニュース局よりもためになる」とまで言われるようになった番組。以前はクレイグ・キルボーンが司会をキャスターを務めていたが、1999年にジョン・スチュワートに代わってから人気がグングン上がっていくようになった。 番組の形式はまず最新のニュースをスチュワートが伝えることから始まり、話題の政治家や芸能人のクリップに彼が絶妙なツッコミを入れて徹底的に風刺していく。また他局のニュース報道もよくコケにして、特に極右で知られるフォックス・ニュースなんかは格好のえじきにされているようだ。それから世界各地の“特派員”たち(本当はスタジオのブルースクリーンの前にいるだけ)とのやりとりが行われ、ここでも政治や芸能、宗教といった幅広いネタが風刺されていく。政治家のウソやメディアの偽善に鋭くツッコミながらジョークを入れるスタイルは、観てて爆笑するとともに胸をスカッとさせてくれる。真面目なニュース局と異なり、あくまでもコメディという立場をとっている「デイリーショー」のほうが、変に信用性とか確実性にこだわらずに事の真相を突くことができるというのはちょっと皮肉。