「GHOST RIDER」トレーラー


少なくともSFXなんかは原作に近いノリになってるみたい
でも問題はやはり以下の2つに尽きるだろう: ●スーパーヒーローなのに外見が「燃えさかるガイコツ」
●主演がニコラス・ケイジ

ニコラス・ケイジって筋金入りのコミック・ファンだから熱意を持ってスーパーヒーローを演じられそうなのは嬉しいんだけど、ハゲた中年というその姿は非常にヒーロー像から遠いものがあるのでございますよ。カツラかぶったって若く見えるわけでもなし。

こうなったら彼は全身をメークで包んで黒人となり、ルーク・ケイジを演じるしかあるまい。

「MIRRORMASK」鑑賞

もはや伝説となった感のあるファンタジー・コミック「サンドマン」の名コンビ、ニール・ゲイマンとデイヴ・マッキーンによる映画「MIRRORMASK」を観る。もちろん脚本がゲイマンでアート&監督がマッキーン。ゲイマンによるとマッキーンのインプットのほうが多い作品なんだとか。 作品の冒頭の舞台はイギリスのブライトン。サーカスの一家に育ったヘレナは反抗期を迎えようとしているティーンの少女。彼女はサーカスでの暮らしに飽き飽きしていたが、あるとき母親が病気により倒れてしまう。彼女を見舞ってから帰宅したヘレナは、夜になって自分が不思議な世界に入り込んでいることを知る。そこは奇妙な生物が徘徊し、すべての住民がマスクをつけている幻想の世界だった。そしてそこは光と闇の国に分かれており、闇の国の王女の策略により光の国の女王が昏睡状態に陥ってしまい、世界は闇に包まれようとしていた。ヘレナは光の国を救うため、知り合った青年ヴァレンタインとともに、光と闇のバランスを正す「ミラーマスク」を探すことになるのだった…というのが主なストーリー、のはず。話がけっこう抽象的なので俺の理解が間違ってるかも。

素朴なファンタジーのようで奥が深く、ハイブローなセリフの裏に知的なユーモアが見え隠れするゲイマン節は健在。製作がジム・ヘンソン・スタジオということもあって「ラビリンス」や「ダーク・クリスタル」に似た雰囲気があるかな。少なくとも10年くらい前にゲイマン原作でつくられたTVシリーズ「ネヴァーウェア」よりはずっと面白い。

そして何よりもこの作品を際立たせているのが、全編を通じて溢れんばかりに画面を満たすマッキーンのアート。「サンドマン」の表紙の世界が映像となって縦横無尽に動くのだから本当に綺麗。見てて何かすごく得した気分にさせてくれる感じ。機械じかけの人形たちがヘレナを化粧していくシーンなんかは頭がシビれるくらいに美しい。相当な低予算で作られたらしく、映像が「NHKスペシャル」並のCGになってしまう箇所もあるものの、その独創的な芸術世界には惹き込まれずにいられない。観て損はない傑作。

こういった感性の映画は、まずアメリカからは出てこないすね。日本では公開するのかな。

HBO Pondering PREACHER Series??

ガース・エニス&スティーブ・ディロンの名作コミック「PREACHER」のTVシリーズ化にHBOが興味を示してんだとか。前はジェームズ・マーズデン主演で映画化されるなんて話もあったけど、まあ確かに映画よりかTVシリーズの方が適切だろう。話が長いからね。 でも数年前に終了した作品をなんでいまさらTVシリーズに?「ダ・ヴィンチ・コード」みたいに、レンヌ・ル・シャトーの謎をベースにした展開がちょろっとあるからかな。「PREACHER」といえば、エニスの十八番である「男の世界」と「下ネタ」がわんさか入ってる作品だったけど、あまり露骨に下ネタを映像化されたら嫌だなあ。HBOならやりかねんが。

夏場所総括

場所前の個人的な予想としては ●本命は朝青龍。但し貯金(稽古)不足が著しく、下の者との差が縮まっている。
●栃東の綱取りは無理。
●第二の本命は白鵬。但し大関昇進祝いなどで忙しく、稽古不足かも。
●琴欧州は足のケガにより苦戦するだろう。
●魁皇&千代大海は負け越し。
●把瑠都がどこまで暴れるか楽しみ。

といった感じだったのだが、まさか朝青龍と栃東が休場するようなことになるとは予想もつかなんだ。雅山も完全に想定外だったなあ。良くも悪くも朝青龍がいなかったことで、小兵たち(といったら失礼か)の活躍が光った場所と言えるだろう。でも大関がすでに5人いるわけだが、来場所また雅山が健闘したらどうすんだろう。魁皇はまだしも千代大海は廃業せよ。琴欧州は1場所くらい休んで足を完治させてもいいかもしれない。把瑠都はやはり大物である。今後も暴れますよ、あれは。

十両以下に目を向けると、弓取りを務める皇牙が十両優勝に絡められたのが立派。一方で彼が付き人だった闘牙と、苦労人力士の隆の鶴というモミアゲ力士がそろって引退したのが悔やまれる。

1敗のまま2人が何日も競い合い、優勝決定戦にもつれこむというのは相撲の醍醐味すね。

ユーロビジョン・ソング・コンテスト2006

今年のユーロビジョン・ソング・コンテストの優勝者はLORDIなるフィンランドのコスプレ・メタル・バンドが優勝したらしいぞ。エントリー曲はその名も「ハードロック・ハレルヤ」だっ。iTMSでも試聴可能。 ユーロビジョン・ソング・コンテストといえば、人畜無害なおねーちゃんたちが軽薄なポップソングを歌って競い合う場というイメージがあったんだけど、今後は北欧デスメタルの活躍が見込まれるんだろうか。サタン様も驚いているに違いないて。