「DC: THE NEW FRONTIER」 DVDムービー化か?

ダーウィン・クックの素晴らしすぎるくらいの大傑作コミック「DC: THE NEW FRONTIER」がDVDムービー化されるという話があるらしいぞ。しかもあのブルース・ティムが関わってるらしい。いいねぇ。 作品を簡単に説明すると、「DC: THE NEW FRONTIER」というのは50年代くらいを舞台に、DCのシルバー・エイジのキャラクターたちが総出演して強大な悪の存在と戦う物語。様々なキャラクターの話が複雑に絡み合い、それぞれが運命に翻弄されつつも、人類の希望の光として団結していく姿が最大の魅力かな。こうして書くとなんか底の浅いストーリーだと思われるかもしれないが、むしろ(DCの)ヒーローたちの本質的な姿を見事にとらえた傑作だと言っていいだろう。

話が結構長い(ペーパーバックも上下巻になっている)し、登場人物も非常に多いのでDVDムービーになったらそれなりに簡略化されるかもしれないが、とりあえずこないだの「SUPERMAN: BRAINIAC ATTACKS」よりは何百倍かマシな作品になることを願うばかりです。

White light ‘blinds’ film pirates

映画を劇場でこっそり撮影する海賊版業者への対抗策として、カメラのCCDチップを認識し、そこに大量の白色光を照射することによってカメラを撮影不可にしてしまう装置が開発されてるらしい。 これって一時的に照射するのかな、それともCCDを認識してる限りはずっと照らしてるんだろうか。それに撮影者の周りの人とかには迷惑にならないんだろうか。映画館に行ったら白色光がピカピカ飛び交ってた、なんてことになったら落ち着いて映画を観てらんないだろうに。誤って目に入ったりしたらちょっと怖そうだ。今のところイヤリングなんかに反応する可能性もあると開発者は語ってるそうな。映画を観に行くときは装飾品を外していきましょう。

「SUPERMAN: BRAINIAC ATTACKS」鑑賞

アメリカでは来週ついに「SUPERMAN RETURNS」が公開されるわけで、既に鑑賞した批評家たちからは絶賛されてるらしい。ああ早く観てえ。だがとりあえずその前に、こないだ発売されたDVDムービー「SUPERMAN: BRAINIAC ATTACKS」を観る。 これはアニメ・シリーズ「SUPERMAN: THE ANIMATED SERIES」の長編作品で、例によってブルース・ティムがデザインしたキャラクターたちが画面中を動き回ってくれるのです。ただし「SUPERMAN : TAS」や、特にあの大傑作「JUSITICE LEAGUE UNLIMITED」では俺みたいなオールドファンも喜ばせてくれるような話の展開が多々あったのに比べ、今回の作品は明らかに内容が子供むけ。スーパーマンの宿敵ブレイニアックはただの巨大ロボットみたいで、シリーズ版にあった知的で冷酷な感じはなくなってるし、「JLU」では主人公なみのクールさを発散していたレックス・ルーサーに至っては、やたら騒いでくだらないダジャレをとばすような、実につまらないキャラクターになってしまっている。おまけにどうも絵が下手だし、「JLU」並のクオリティを期待してると本当に失望させられる内容になっている。おかげでアマゾンでも酷評されまくってるようだ。

でも必ずしも全てが悪いわけではなく、ブレイニアックとの戦いのサブプロットとして、ロイスに恋慕するクラークのつつましい行動がよく描かれていて、ここらへんは往年のロマンチック・コメディを観ているようでなかなか楽しませてくれる。それに「ティム絵」のキャラクターたちは相変わらずアニメーションにうまくマッチしていて、これが「ULTIMATE AVENGERS」と違う点だよなあ。「ULTIMATE AVENGERS」が「悪くはないけど、つまらない作品」だとしたら、こちらは「傑作ではないけど、そこそこ面白い作品」といった感じでしょうか。

しかし俺はアニメよりも実写のスーパーマンが早く観たいのです。

「CIVIL WAR」 #2 読了

こないだ始まったマーヴェル・コミックスの一大イベント「CIVIL WAR」の#2を読む。 全体的には#1での出来事の続きがそのまま描かれているというか、あまりストーリーに大きな動きは無いんだけど、いちばん最後に(ネタバレ注意!)こんな衝撃的なシーンが…。

このキャラクターのウン十年の歴史のなかでも最大級の出来事ということで、業界外のメディアでも大きくとりあげられてるらしい。でもこれって非常にリスキーな動きではないかと。個人的にはキャラクターの魅力を殺してしまわないかとけっこう不安。そもそも一匹狼の彼がアヴェンジャーズに加わったこと自体もあまり感心してないんだけどね。今後の展開はどうなってくんだろう。