ビル・マー 対 観客

ビル・マーが自分の番組で「9/11陰謀説を信じる連中はビョーキだ」みたいな発言をしたのに対して、陰謀説を信じる人々(最近はTrutherって言うらしいね)が観客として番組に潜入して抗議活動を行い、スタジオから追い出されたとか。こういうのは生放送につきもののハプニングだよな。

俺個人としては巷の陰謀論に関してはこう思ってるんですが:

・9/11はハイジャックされた飛行機の突入により起きた
・月面着陸はあった
・ロズウェル事件はなかった
・JFK暗殺犯はオズワルドではない

果たしてこれらが証明される日は来るんですかね。

「NEW ROSE HOTEL」鑑賞

クリストファー・ウォーケンとウィレム・デフォーという2大個性派俳優を主人公に、ウィリアム・ギブソンの短編小説をアベル・フェラーラが映画化した「NEW ROSE HOTEL」を鑑賞。他にもアーシア・アルジェントや(なぜか)天野喜孝が出演してるほか、坂本龍一やジョン・ルーリーなどもチョイ役で出てる。なぜこんなキャストが揃った映画が日本未公開なのかはよく分かりません。IMDBをはじめいろんなところで酷評されてる作品だけど、個人的にはかなり面白かった。

2つの巨大企業がしのぎを削る近未来、天野喜孝演じる天才科学者をライバル企業から引き抜くため、ウォーケンとデフォーはアーシア・アルジェントの色仕掛けを使うことにするが…というのが話のプロット。ギブソンの小説ってあの体言止めだらけの文体が苦手で「ニューロマンサー」しか読んだことないんだけど、全編モノローグである(らしい)原作にちゃんとセリフをつけ、チープなSFXなどを使わずに低予算ながらもエキゾチックな(舞台は日本)雰囲気を醸し出してるのは巧い。さすがに終盤の20分ちかいフラッシュバックは長すぎると思うが、深夜に酒でも飲みながら観るには格好の映画かと。もっと評価されていい作品。

それにしてもウォーケンが相手だと、デフォーのような役者でもごくマトモな人に見えてしまうんですね。

「thedailyshow.com」開設

「デイリーショー」の公式サイト「thedailyshow.com」がついに開設された。コメディ・セントラル内にあったショボすぎるデザインのものから大きく発展し、過去8年間のインタビューやセグメントがアーカイブ化されて視聴可能なのはなかなか便利。でもビル・マーとかジミー・カーターとかのインタビューが検索しても出てこないのは何故だろう。

コメディ・セントラルの親会社であるヴァイアコムは、「デイリーショー」とかの違法アップロードが蔓延していることに業を煮やしてYouTubeに多額の賠償金を求めてる最中だけど、こうして代わりとなるサービスを無料で提供してくれたのは立派なことかと。iTunesのような有料サービスとの差別化が今後の課題だな。

ちなみにこのサイト非常に大きな欠点が1つあって、なぜかうちのOSX & Safariという環境ではブラウザがフリーズするか落ちて動画が観れない状態なのですよ。FirefoxだとOKなんだけどね。来週のLeopardに状況改善を期待しよう。

あれ、下のように動画を組み込む形だと視聴できるみたい。公式サイトでは何らかのスクリプトが読み込めてないのかな。ちなみに下の動画は国連大使だったジョン・ボルトンへのインタビュー。こういう人と対等にやり合い、鋭いツッコミを入れるところに「デイリーショー」の底力が感じられるのです:

アメリカではLeopardが値引きされてる

来週発売のLeopard、米アマゾンでは20ドル値引きでオーダーできて約12500円。日本のアマゾンでは定価通りで14800円。送料込みでもアメリカに注文したほうが安いかもしれない。この違いはどっから来るんだろう。単に需要とかサービスの差か?。日本でもどこか値引きしてる店はないのかな。とりあえず俺はビックカメラで買ってポイントためるつもりですが。

「TOKYO BREAKFAST」鑑賞

製作の話が立ち消えになってたかと思った「オニオン」の映画版が、実はどうも撮影終了してるらしいことをIMDBで知る。んでその監督2人が以前につくった「TOKYO BREAKFAST」なる短編をYouTubeで観てみた。丁寧にも日本語字幕つき。

シットコムのスタイルをとったコメディ作品で、日本人の家族が「最高だぜ、ニガァ!」といったような黒人英語で話しあうだけの作品。よって別に面白くもなんともないんだが、要するにこれって:

1、超ハイテクな家に住んでいるという日本人(アジア人)のカリカチュア
2、お互いをニガー呼ばわりする黒人のカリカチュア
3、非白人を上記のようにカリカチュアライズし、くだらないシットコムでケラケラ笑う白人のカリカチュア

という、3つの人種のカリカチュアがひとつに凝縮されてんだよね。そういう意味では非常にクレバーな風刺の効いた作品だといえるだろう。さて、彼らがつくった映画版「オニオン」の出来はどうなることやら。