チェスボクシングの新世界チャンピオン誕生

すごくどうでもいい話だが、チェスボクシングの新世界チャンピオンの座を19歳のロシア人が獲得したそうな。

チェスボクシングとはその名のとおりチェスとボクシングを融合させたスポーツ(?)で、エンキ・ビラルのコミックにあったのをオランダ人のアーティストが本当に始めちゃったんだよな。それがヨーロッパでは着実に人気を得ているみたいで。

俺も数年前にこのオランダ人が日本人ボクサーと試合をやったのを観に行ったことがあるが、1ラウンド目はボクシングで殴り合い、2ラウンド目はテーブルを挟んでチェスで戦い、それが交互に続いていくさまはなかなかシュールで楽しかった。ただ日本人の選手がチェスをろくに知らないのが明らかで、素人まがいの手ばかり打ってるから最後はチェックメイトで終了したのがちょっと興ざめではあった。壮絶なダウンとか期待してたんだけどな。

やはり日本ではローカルルールで「将棋空手」とかをやった方がいいんじゃないだろうか。

「ドクター・フー」シーズン4終了

(以下ネタバレ注意)先週までは「デビッド・テナントが今シーズン限りで降板して、ロバート・カーライルが新ドクターになる」なんてウワサがまことしなやかに流れてたわけですが、結局は、まあ。

以前にも書いたように、全体的にシーズン3に匹敵する出来ではなかったかな。決して悪いシーズンではなかったんだけど、ドナがあまり面白いキャラクターではなかったことや、話がややパターン化してきたところなどもあって十分には楽しめなかったかと。最終回はプロットが凝りすぎてていまいち展開がつかみにくかったし、シーズン途中の「The Poison Sky」もそうだったけど「地球の危機」というネタを何度も出されると話のインパクトがどんどん弱くなってくんだよね。派手なドンパチがなくても「Blink」みたいにアイデアで勝負すればいいじゃん。

まあ良くも悪くも現在の「ドクター・フー」のスタイルを確立したラッセル・T・デイビスがこれで退場するわけで、2010年の次シーズンはどんな変化が待ち受けているやら。ちなみにローズとドナはもう登場しないだろうけど、マーサはまだ「現役」なわけだから、次シーズンもぜひ彼女には登場してもらいたいところです。

しかし今年は「ギャラクティカ」も「ドクター・フー」も終わってしまって寂しいなあ。

オペラ版「ザ・フライ」公開

以前にも書いた、デビッド・クローネンバーグ演出の「ザ・フライ」のオペラがパリで初上演されたとか。作曲がハワード・ショアなのは当然としても、指揮がなんとプラシド・ドミンゴらしいぞ。

公式サイトではプロモ映像が観れるのみだが、ここにあった舞台の映像を観る限り、悪趣味というか悪夢的なところの一歩手前にいるような感じがあってなかなかシュールではある。あの映画から「悲しい愛の物語」というコンセプトを抽出してしまうセンスが凄いよな。

コメント消してしまった

「ギャラクティカ」シーズン4(の途中)の記事のところにスパムコメントがたんまり届くようになったんでまとめて消していたら、最近の普通のコメントまで誤って消してしまいました。書き込みされた方、どうもすんません。悪意があってやったわけではありませんので…。

「メトロポリス」の幻のフィルム発見!

大ニュース!1927年に上映されたあとに行方不明になり、この世から失われたものだと考えられていた「メトロポリス」の完全版のフィルムが発見されたらしいぞ!

「メトロポリス」が俺にとっての生涯ナンバー1作品であることは前にも述べたが、80年前もの映画であることや、初公開後に大幅なカットが加えられたことなどから、フィルムの多くの部分が永遠に失われたと思われてたんだよね。それがよりによってブエノスアイレスで発見されるとは。ロマンの尽きない映画だなあ。今までもオリジナル脚本などをもとに復元作業が何度も行われてきたが、それらの最長のものが150分程度だったのに対し、オリジナル版の尺は210分もあるらしい。

あまりにも素晴らしいニュース。これからフィルムの修復作業が始まるんだろうが、公開はいつになるんだろう。ああ早く観てみたい。