マイケル・ムーアの新作


あ、俺まだ「シッコ」観てないや。

まだ題名も決まってない映画を、ティーザーに1人で出演して宣伝するだけのツラの厚さを持ってるのはムーアくらいのものだろう。最近ではその傍若無人さから右翼に叩かれ左翼に疎んじられる存在になったが、もともと山師的なところは多分にあった人なんだよな。それが「コロンバイン」でアカデミー賞とって「911」で真剣になっちゃったから変な具合に大御所になってしまったわけで。新作のテーマは経済ということでまた真面目な内容になるかもしれないけど、「Awful Truth」でやってたような、金持ちをおちょくるようなゲリラ的撮影を再びやってほしいところです。

しかし「シッコ」の直後は「俺は野菜と果物でダイエットに成功した!」みたいなことを豪語してたけど、しっかりリバウンドしてんじゃん。

「ターミネーター4」鑑賞

これ、「ターミネーター」じゃないじゃん。

「ターミネーター」という作品を構成していた血と肉をとっぱらって、文字通り骨だけの内容にしてしまったような映画。第一作をあれだけ面白いものにしていた「未来から送られて来た恐怖の殺戮マシーン」というようなプロットは全部捨てられていて、単に金属のガイコツとのドンパチが2時間続くだけの話になってしまっている。でも俺そういうのが観たかったら映画館じゃなくてゲーセンに行きますから。

巨大メカやら大爆発やらを次々と繰り出して来てくるのは結構ですがプロットの薄さは致命的で、マーカスの正体が何なのかは観客みんなすぐ分かっちゃうし、カイル・リースがどんな危険に晒されようとも死なないというお約束もミエミエ。その一方で前作までのストーリーとの整合性に変に縛られているような気がするんだよな。そもそもタイム・トラベルの技術が出てこないのに、なぜスカイネット側はあの時点でカイルの重要性を把握できたんだ???

クリスチャン・ベールは役作りにちゃんと気を使う役者だし、監督だって脚本家だってそれなりに面白い作品を製作しようとこの作品に関わったはずなのに、それが結局このようなダメ作品しか生み出せなかったことに俺は非常にムカついておりまして、それがハリウッドというものの実情なのかは存じませんが、そんなんだったら映画作るの止めちゃえばいいのに。シリーズ自体は今後もダラダラと続けられるだろうけど、「スター・トレック」以上にオーバーホールが必要なフランチャイズなんじゃないの、これ。

マイケル・アイアンサンド(上の写真)がいつもと同じような役で出演してるのは嬉しかったけど、それくらいしか褒められる点が思い浮かばないや。

「FUTURAMA」復活!

Sweet Zombie Jesus!

おとといくらいからネット上でウワサが飛び交っていたんだが、ついにコメディ・セントラルが「フューチャラマ」の新エピソードを製作することを発表したそうな!DVD ムービー4本の評判はまちまちだったとはいえ、フライやリーラたちの活躍が再び観れるのは嬉しいこってす。

打ち切られたフォックスのアニメがDVDのセールスなどに支えられて復活するのは「ファミリー・ガイ」もそうだったけど、今やあのフォックスは「ファミリー・ガイ」とそのスピンオフ作品にべったりですからね。俺はあの一連の作品は大キライだけど。その一方でもっと評価されるべき「フューチャラマ」を救ったのはケーブル局だというのが、最近の地上波局の動きを象徴してるのかもしれない。何にせよ来年のシリーズ再開が楽しみではある。

スティーブン・コルベアー対イラク

The Colbert Report Mon – Thurs 11:30pm / 10:30c
Obama Orders Stephen’s Haircut – Ray Odierno
colbertnation.com
Colbert Report Full Episodes Political Humor Stephen Colbert in Iraq

今週の「コルベアー・レポー」はイラクで撮影されたものになるらしいぞ。戦場でニュース番組以外の番組がまるごと撮影されたのは米軍サービス機関(慰問団)の歴史でも初のことなんだとか。サダム・フセインの宮殿で兵士たちを前にしたコルベアーのパフォーマンスは通常に比べて多少ぎこちないところがあるものの、オバマの命令により頭を丸刈りにさせられるなど、体を張った演技を見せてくれている。

これに加えて今週はニューズウィーク誌で初のゲスト編集者になるなど、コルベアーの勢いはとどまるところを知らないすね。

WWDC 2009

ラップトップのアップデートとかはあまり興味ないのですが、Snow LeopardってLeopardからのアップデートだと29ドルで済むの?ちょっと懐に嬉しいかも。

あと方向オンチの俺としては新iPhoneにあるコンパス機能が結構羨ましいのです。