「チャンス」鑑賞

前から観たいと思っていた作品だけど、期待してたほどのものではなかったかな。

ピーター・セラーズ演じる軽度の知的障害をもった庭師チャンスが、主人が死んだことにより子供の頃から出たことがなかった屋敷を追い出され、初めての外界で多くの人々と出会っていく。その無垢さゆえにチャンスは人々の心情を映し出す鏡のような存在になって、人々は彼の何も意味のない言動に対し勝手に深い意味を見いだして感銘を受けるわけだが、あくまでも彼らはチャンスがただの庭師だということを知らないわけであり、それに対して観客はチャンスの正体を知っているから人々とのやりとりがどうもまどろっこしく感じられるんだよね。フランク・ダラボンの「マジェスティック」を観たときにも感じたが、観客だけが主人公の過去を知っている場合、周囲の登場人物の応対などをちゃんとうまく描かないと、周囲の人々が単なるアホのように見えてしまうんじゃないかと。

なお世間知らずが世間に出た話、という意味ではリンゼイ・アンダーソンの「オー!ラッキーマン」のほうが面白かった。もしかしたら「引きこもりが親の死によって家から出た話」として見ることもできるかもしれない。チャンスがテレビ中毒だというのをネット中毒というのに置き換えてさ。

ピーター・セラーズって稀代なコメディアンという見方が一般的だけど、個人的には「ピンク・パンサー」シリーズを大して面白いと思わないことや、この映画や「博士の異常な愛情」の役の印象が強いために、むしろペーソスのある役者という感じがするんだよな。あのアホ映画「カジノ・ロワイヤル」でもしっかり途中で殺されてたし。むかしロンドンにあるフリーメーソンのグランド・ロッジを見学したときに彼の写真が飾られてたのには驚きましたが。

ipod touch購入

ebayで中古(12月までウォレンティあり)を2万円弱で。変にケチらずに新品買えばいいんだけどさ。そういう性分なので。

今まで重宝していたPalm TXに代わるモバイル機になるわけだが、iphoneと違ってオフラインでの環境をどこまで使い易いものにしていくかが悩ましい点となる。Palmで用いていたAvantGoのようなオフラインでウェブサイトを読むサービスはInstapaperでどうにかカバーできそうなものの、パソコンでお気に入りのページを登録したうえで、wi-fi経由でipod touchと同期する、というのは確かに面倒くさい。メモ文書なんかも手軽にパソコンと同期できるようになればいいんだが。あとアプリはやはり無料のものは有料のものに比べると見劣りするなあ。

パソコンとのデータのやりとりという意味ではPalmのほうが融通がきくものの、音楽や映像に関してはやはりこちらのほうが圧倒的に上。そこらへんをどれだけ使い倒せるかがポイントだな。

高慢と偏見とゾンビ

ジェーン・オースティンってそのハイソでオサレで他愛のないユーモアのセンスがムカつくのと、大学の授業で無理矢理読まされた経験などから、かなり嫌いな作家の部類に入るのですが、なぜかアメリカでは彼女の作品とホラーの融合が人気になっていて、少なくとも以下の3つの作品が製作中らしい

’「PRIDE AND PREJUDICE AND ZOMBIES」小説。田舎町に出現したゾンビたちを絶滅させようとヒロインのエリザベスは頑張るのですが、そこに高慢そうなダーシー氏がやってきて…という内容らしい。
’「PRIDE AND PREDATOR」映画。18世紀のイギリスに宇宙船に乗った凶暴な宇宙人がやってきて、町の住人たちを襲撃するのでした…。
’「JANE BITES BACK」小説。怒れる吸血鬼となったジェーン・オースティンが、彼女の作品によって金儲けをした人たちを襲っていくのでした…という話。

「PRIDE AND PREDATOR」の名前のインパクトはすごいが、こんなのだったらいくらでも作れてしまいそうな。「CRIME AND PUNISHMENT AND ZOMBIES」とか「THE PRINCE AND THE PREDATOR」とか。

ディックの遺作

フィリップ.K.ディックの未完の遺作「The Owl in Daylight」が、彼の最後の妻によって完成されるそうな

何でいまさら?という気もしなくもないが、同名のディックの伝記映画が作られてるそうだからそれに合わせた形になるのかな。出版社が見つからなかったのでオンデマンドのサービスとして出すというのが、クオリティについてちょっと不安を感じさせますが。リンク先の記事では暴走するコンピューターとかが出てくる話らしいけど、「The Owl in Daylight」ってもっと「ティモシー・アーチャーの転生」のような一般小説よりの作品かと思ってたぞ。いずれにせよちょっと期待。

「シンプソンズ」の新オープニング

「シンプソンズ」がHD化されるのに合わせて、オープニングの映像がついに更新されたらしいぞ。今までのやつはシリーズ初期に死んだブリーディング・ガムズ・マーフィーが出続けたりしてたもんな。今回のものはレジに「ミスター・スパーコル」の箱が並んでたりと、いろいろ凝ったネタが隠されていて楽しい。

ちなみにHDのアニメってのはどのくらいキレイなんですかね。