ソルジェニーツィン

ずっと前にお忍びで日本に来たときの話を読んだことがあって、そこに「ちょっといい話」として書かれてたのが、収容所生活のせいか極度の閉所恐怖症であり、寝るときは窓やドアを全開にしないと眠れないということ。日本やアメリカならまだしも、ロシアでそんなことやったら凍死しないか?と長年疑問に思ったものです。まあそれでも89歳まで生きたのだから立派なものだけど。

「ミニミニ大作戦」鑑賞

むろんオリジナルのほう。マイケル・ケインはすごく好きな役者なのですが、彼の若い頃の作品て殆ど観てなかったりするのです。

話の内容自体はそんなに特筆すべき点はないんだけど、ストーリー展開が早いうえに粋なユーモアが満載だし、セットもキャストもオシャレーといった感じで観てて飽きさせない。この映画の代名詞的なカーチェイスも、金塊を積んだ車があんなにジャンプできるかよという点に目をつぶれば非常に面白い。

同じ強盗ものでも「オーシャンズ11」(リメイクのほう)は強盗側のプランが完璧すぎてちょっと拍子抜けしたけれど、こっちは手下がいささか頼りない連中ということもあって最後までスリルが尽きないものになっている。文字通りクリフハンガーで終わるラストもいいねえ。

あと驚いたのは、内容がやたら露骨に反ヨーロッパというか、斜陽になったイギリス帝国をナメんじゃねえぞ!というものになっていること。ノエル・カワード演じるエリザベス女王が大好きな黒幕のオヤジなんて、いまのイギリス映画じゃ絶滅寸前のキャラですぜ。当時のイギリスの観客は、ミニクーパーがイタ車をケムにまく光景とかを観て溜飲を下げてたんだろうか。日本の映画界も竹島問題とかをうまく利用してさ、天皇陛下に命じられたホンダの社員が韓国に乗り込んでヒュンダイの車と壮絶なカーチェイスを行う映画とかを作れば面白そうなのに。

ゲームブックの宝庫!

「AVクラブ」でゲームブックのことがちょっと話題になっていて(つうか俺が書き込んだのだが)、久しぶりにゲームブック関連のサイトを検索したら「ブラッド・ソード」の全巻がPDF形式でダウンロードできるサイトを発見して大感激する。テーブルトークの雰囲気をもった玄人好みの非常に面白いシリーズだったんだけど、最終巻だけ日本で発売されなかったんだよね。これであのシリーズを読破するという20年来の夢がかなうことになるのか。表紙の絵はアレだけど、凝ったルールをもった傑作ゲームブックでしたよ、あれは。

他にもこのサイトでは、日本版もあった「ファルコン」シリーズや、6巻もあるのに最後は強烈なバッドエンドで終わる「タイガー暗殺拳」シリーズなどといった作品がダウンロードできるのがとても嬉しい。「ステンレス・スティール・ラット」のゲームブックなんてのもあったのか!「グレイルクエスト」で日本でも根強いファンを持つJ・H・ブレナンの作品は紹介されてるだけでダウンロードできないのが残念だけど。「幻し城の怪迷路」とかまた読みたいなあ。

前に書いた「ローン・ウルフ」のサイトもそうだけど、書店で入手不可になったゲームブックがこうしてまた手に入るようになっているのは非常に良いことだと思うのです。でもPDFでゲームブック読むのはしんどいので、再刊されるのが一番いいんだけどね。

「Harold and Kumar Escape From Guantanamo Bay」鑑賞

最近は気の滅入る映画ばかり観てるような気がしたので、当分はおバカ映画を観ようと思ってまずこいつをiTunesストアでレンタル。

おもしれー。

いや、下ネタとマリファナと人種差別ネタだらけの低俗コメディではあるんですけどね、ギャグのセンスとタイミングが巧いんですよ。前作よりもいいかも。今までのアメリカの低俗コメディって、人種ネタがあっても白人の観点からとらえたジョークが多かったから(「スパイ・ハード」とか)観ててドン引きするようなことが多かったけど、この作品はアジア系のマイノリティの観点で白人をコケにしてる点が観ててスカッとするのかな。

話の内容は以前に書いた通りだけど、題名のグアンタナモ収容所は実はあまり出てこなくて、大半は前作同様にアメリカの僻地をさまよいながら変な連中に遭遇していくというものになっている。例によってニール・パトリック・ハリスも前作以上にパワーアップして登場してくるぞ。主人公の2人のうちハロルドが真面目な方でクマーがボケということから、話のおいしいところはみんなクマーが持ってっちゃってるところが我々黄色人種には物足りないところですが、まあいいや。今回は元彼女がどこぞの嫌な奴と結婚してしまうという、個人的に心の琴線に響くテーマを扱ってたのでラストは意外と感動してしまった。不満があるとすれば、ロブ・コードリー演じる政府の捜査官の役が薄っぺらだったことかな。「デイリーショー」関連ではエド・ヘルムズも出てるぞ。

内容が内容だけに万人に勧められる作品ではないけど、劇場でヒットしたことで早くも第3作の製作が決まったということなので、アジア人2人のハリウッドでの活躍に今後も期待したいところです。「ラスベガスをぶっつぶせ」みたいな「アジア人の白人化」なんかもうやめてさ。

ちなみに黒人のステレロタイプって「グレープソーダ」も好きなことになってんの?スイカとかフライドチキンとかいろんなものに関連づけられてんなあ。

「ファウンデーション」の映画化話

まあ前からあった話だけど、アイザック・アシモフの代表作「ファウンデーション」シリーズが映画化されるそうな。元ニューラインの人たちが製作するそうで、「指輪物語」の成功以来こういう3部作ものに味をしめてんのかな。

あの主役がいない・ドンパチがない・結末がない(しかし非常に面白い)ストーリーは実に映画化に不向きな感じがするわけで、結局「アイ、ロボット」みたいに原作とは似つかぬものになりそうで不安。ザ・ミュールを誰が演じるのかだけは興味あるけど。