「The Time of the Doctor」鑑賞


ついに来ましたよ11代目ドクター最終話。

クリスマスのご馳走を作っていたクララたんはドクターと再会。彼と一緒に謎のメッセージを出している惑星へと向かうが、ドクターのコンピューターの解析によるとその惑星はタイムロードたちの故郷ガリフレイであった。その真実を確かめるためにドクターは惑星を保護する旧友の許諾を得て、惑星の表面に降り立つことに。そこには善良な人々が住むクリスマスという小さな村があり、村に隠された驚異的な秘密をドクターは知ることになる。そしてその秘密を狙ってダーレクやサイバーメンといった強敵が惑星に攻撃をしかけるなか、ドクターは村を守るためそこに留まることを決意するのだった…というようなプロット。

ここ3シーズンの集大成のエピソードといった内容で、従来のスタンドアロンなクリスマス特番とは趣きが異なっている。再生もできずに村を守り続けて年をとっていくドクターの優しさとか、彼に”見捨てられる”クララたんの悲哀などが描かれた、ファンタジックかつメランコリックな話になっていた。マット・スミスが大半を老けメイクで過ごすのは賛否両論あるかもしれないが、彼の演技ってもともとガンコ老人っぽいところがあるのでよく似合っていたと思う。

まあ確かにちょっと詰め込みすぎなところもあって、彼を11代目でなく13代目という設定にする必用はあったのかとか、サイレンスの立ち位置がいまいちよく分からないとか細かい不満はなくもないのだが、ここまでやってくれればもう十分でしょう。最後に「彼女」が登場するあたりも、スティーブン・モファットの4年に渡るドクターの物語が1つの結末を迎えたんだなあという感じ。

そして最後は当然ながらピーター・キャパルディ演じるドクター(12代目?14代目?新1代目?)が登場!顔が恐いとかスコットランド訛りがあるとかネットでは議論されてるようですが、あの短いシーンだけであれこれ決めつけるのは早急すぎるでしょう。俺も11代目がクリスマス特番で初登場したときは「何だこいつ?」と思ったけど、そのあとどんどん魅力的になっていったわけだし。とりあえずクララたんがいれば満足です。しかし次のシリーズは来年の秋まで待たなければならないのか…。

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