「MINORITY REPORT」鑑賞

Minority Report, Season 1
フォックスの新作シリーズ。原作はフィリップ・K・ディックの小説だけど、あれの映画版の続編という設定になっている。

舞台は2065年のアメリカ。予知能力者(プリコグ)によって凶悪犯罪を事前に予知・防止していた犯罪予防局が活動を停止してから11年が経ち、強力な監視機能をもとにした犯罪防止システムが導入されようとしていた。かつてのプリコグの3人は身分を隠して一般の生活を送っていたが予知能力は衰えず、3人のうちのひとりダッシュは頭に浮かぶ犯罪のイメージに苛まれ、単独で犯罪を防止しようとしていた。そんな彼はワシントンDCの女性警部ローラと出会い、2人はダッシュの能力を駆使して犯罪を防止していくのだが…というプロット。

「パーソン・オブ・インタレスト」に加えて今年は「The Player」も始まって、「犯罪を事前に防止するサスペンス」が最近のトレンドになってるのかな?映画版ではプリコグの犯罪予知ってもっと漠然とした内容になっていて、それを解読するのが大きなプロットになっていた憶えがあるが、こちらはもっと具体的になっていて、後ろから人が襲ってくるとかナイフで刺されることも直前に分かって阻止できてしまうという、かなり便利な能力になっております。

あと映画版ではビルの側面を車が登ったり、網膜スキャンによる個人広告といったガジェットが満載だったが、予算の関係かこっちではもっと現代社会に似た未来都市になっています。それでもドローンというか小型ロボットの描写などは頑張っているけどね。映画版とは別物として楽しめばよいかと。主演はスターク・サンズにミーガン・グッド。キャストもスタッフもそんなに知られている人はいないかな。

ダッシュ以外のあと2人のプリコグが何らかの未来を予知していて、計画を立てていることが示唆されるのだが、今後の展開はどういうものになるんだろう。第1話の評判はあまり良くないようだし、特に地上波のSF番組って視聴率が稼ぎにくい(「ALMOST HUMAN」とか)印象が強いものの、ちょっと頑張って欲しいところです。

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