今月のウォッチメン

なんかザック・スナイダーによる「ウォッチメン」の映画化はそこそこ進んでいるらしいぞ。まあここらへんまでは他の監督(特にギリアム)もすでに足を踏み入れたところなので、これから先に進めるかが見ものかな。

たまにネットなんかで「最近のハリウッドはヒット狙いで安易にコミック原作の映画に手を出してけしからん」みたいなことを書いてる人がいるけど、スナイダーしかりロドリゲスしかりデルトロしかり、コミックの魅力を理解している世代の監督たちが心をこめて映画化しているわけで、現在はコミック映画の黄金期だと思うんだけどね。俺にとっては駄作である「デアデビル」を撮ったマーク・スティーヴン・ジョンソンだって、「プリーチャー」のTVシリーズ化については非常にまともなことを言ってたりするし。

とは言うものの、やはり映画化してはいけない作品というのもこの世にあるわけで、「V・フォー・ヴェンデッタ」だって製作者の映画化に対する熱意こそ感じられたものの、やはり原作には遠く及ばない出来となって、原作の素晴らしさを伝える貢献はできなかったと思うし、この「ウォッチメン」もどう映画化したって原作の奥の深さを伝えることは無理だと思うんだけどね。良い意味で期待が裏切られるといいんだけど。

ちなみにフランク・ミラーの初期の作品「RONIN」の映画化の話も出てきたらしい。監督はシルヴェイン・ホワイトって・・・誰?インタビューを読む限りでは原作のファンらしいけど、「四肢のない超能力少年に時代を超えて乗り移った戦国時代の浪人が、宿敵の悪魔を倒すために荒廃した未来社会をうろつく話」なんてのは非常に映画化しにくそうなんだが、どうやるんだろう。

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