<EMI>コピー防止なしで音楽配信へ

スティーブ・ジョブスの現実歪曲空間は海をこえてイギリスにも届いたのか。

ちょっと前に物議を醸したジョブスの「DRM不要論」は、意地悪な見方をすれば「EUはiTunesのFairPlayが公平じゃないなんて言ってるけど、そもそもDRMを強制してるレコード会社が悪いわけで、アップルは彼らに従ってるだけだ」という責任逃れ論でもあったわけだが、今回の決断がアップルにとって吉となるか凶となるかは何とも分からんなあ。

でも消費者にとっては不要な縛り付けでしかないDRMが無くなるということは明らかに歓迎すべきことだよね。ソニーのレーベルゲートなんてどう考えてもユーザーの立場になって考えてない仕組みなわけで。EMIの発表会見をライブで聴いてたけど「世の中に出回っているCDにはDRMがついてないのに、デジタル・ダウンロードにだけ付いてるというのは不公平だ」というジョブスの発言は確かに正しいと思う。

ちなみに個人的にはビートルズよりもAC/DCがiTunesストアで解禁になってほしいのです。

「ドクター・フー」新シーズン開始

c0069732_23172585.jpg
イギリスで「ドクター・フー」の新シーズンが開始された。秋くらいに始まるかと思ってたけど、ずいぶん早いな。

今シーズンの目玉はなんといっても、あのドブスのローズがいなくなって新しい相棒がドクターについたこと。フリーマ・アジャイマン演じるマーサはなかなかの美人で大変よろしい。ドクターも好き者よのう。これに相変わらずノリのいいデビッド・テナントの演技と、凝ったSFXとスリル溢れるストーリーが加わって実によくできたエピソードになっている。「ギャラクティカ」を除けば、いま現在最も優れたSFドラマと言えるんじゃないかな。今シーズンはシェイクスピアとかダーレク(またか)とかいろいろ出てくるらしいので、今後の展開が非常に楽しみである。

ちなみに「トーチウッド」でターディス(らしきもの)に連れられてったキャプテン・ジャックは今回のエピソードでは出てきませんでした。つまり別のターディスが存在するということになるのかな…?

「狩人の夜」鑑賞

c0069732_2350992.jpg
古典的傑作「狩人の夜」を観る。

いいなあ、こういう映画。何と言っても詐欺師かつ殺人鬼を演じるロバート・ミッチャムの演技が凄い。右手に「LOVE」左手に「HATE」というイレズミをした彼が、黒のスーツにパリッと身を固めつつ、バリトンの効いた声で信仰について語りながら善良な人々を騙していくさまは実に圧倒的。天性の詐欺師というのはこういった感じで人を欺いていくんだろうね。

彼の毒牙にかかる寡婦のシェリー・ウィンタースもこの頃は若くて非常に綺麗。ミッチャムの犠牲となり湖の底で冷たくなってゆらぐ姿も妖しく見えるほど。彼女がいなくなって取り残された子供たちがミッチャムの魔の手から逃れる部分はちょっと中だるみするけど、後半になってからはライフルを抱えたリリアン・ギッシュとミッチャムによるせめぎ合いが見応えあり。単なる勧善懲悪の物語ではなく、子供に残る精神的トラウマなんかもうまく表現しているところもいい。

あと照明の使い方も非常にうまくて、特に寝室のシーンで尖った天井に映える光と影のコントラストがとても象徴的でいい感じ。こういう演出は最近のカラー映画では滅多に見られなくなっちゃいましたね。

「ONION NEWS NETWORK」始動

我らが「オニオン」がついにニュース・ネットワークに進出したぞ。その名も「ONION NEWS NETWORK」ことONNだっ。とはいってもケーブルチャンネルではなくて、ビデオキャストを始めたというだけなんだけどね。ホームページだけでなくiTunesストアでも無料で視聴できるようになっている。

すでに半年くらい前からはラジオニュースの形式でポッドキャストが行われていたけど、あちらはやけにテンションが高くて笑えたのに対し、こちらは「ライス長官が東方へ旅に出る」とか「メキシコ人の不法労働者がCEOの仕事を奪う」などといった、どちらかといえば脱力系のネタが中心になっているみたい。出演者が明らかに素人くさいのが難だが、徐々にこなれていくんじゃないの。

次はぜひ、以前にも噂のあった「オニオン・ザ・ムービー」の製作をやってほしいところです。

「BATTLESTAR GALACTICA」シーズン3終了

c0069732_11303175.jpg
WHAT THE FRAK???

XXXXXがお亡くなりになったかと思いきや、XXXXやXXがサイロンであることが判明したりして、とってもわけわかんない状態で幕を閉じたシーズン3。「見張り塔からずっと」???反則スレスレのクリフハンガーを仕掛けておきながら、それでも存分に興味をそそられる展開になっているのは立派。このシリーズの元来の醍醐味だった「誰がサイロンなのか」というプロットに戻ってきたのも個人的には好き。中だるみの激しかったシーズン2に比べて、シーズン3は比較的最初から最後まで話が引き締まってたんじゃないのかな。親に勘当されてカミさんに見捨てられるリーの愚直さが涙を誘う。

シーズン4もめでたく製作が決まったそうだが(しかも22エピソード)、開始されるのは来年って…俺らは話の続きを観るのに8ヶ月以上も待たなきゃならんのか?なんてこったい。なんか秋にはペガサスを舞台にしたTVムービーが公開されるようだけど、どんなものになるんだろう。一方ではプリクエルとなるはずだったシリーズ「CAPRICA」が製作されないかもしれないとか、BSG界隈のいろんなニュースが飛び交っているようだけど、とりあえずは首を長くして来年を待ちましょうか。またプロットが二転三転するんだろうなあ。

いっそのこと「みんなサイロンでした」というオチにすればいいのに。