ケーブルテレビ2006

ケーブルテレビ関連の業者のコンベンションである「ケーブルテレビ2006」のためビッグサイトまで足を運んできた。 2年ぶりに見に行ったわけだが、以前は各ブースでパンフレットとかを配っているおねーちゃんたちは、みなが揃ったようにレースクイーン、もしくはそれに準じる格好をしてたんだけど、今回は8人に1人くらいが「メイドさん」の格好をしてたかな。ブームもここまできたか。でもこっちは真面目に仕事関連の話とかを聞きたいので、あまりアレな格好で寄られてきても逆に困ってしまうのであります。特に痛々しかったのがGEOのブースで、周りがおカタいハードウェア関連のブースなのに、1つだけメイドたちを何人も侍らせたその雰囲気は実に近寄りがたいものがあったと思う。

あーいったおねーちゃんたちは基本的に場違いだと俺は思うのだけど、業界とあまり関連のなさそうなカメラ小僧がブースなぞには目もくれずにメイドさんたちの写真をバカバカ撮ってたのを見る限り、あんなコンベンションでも需要(?)と供給(?)は満たされている、のかもしれない。

ウェブ上でよみがえるゲームブック

俺の読書歴の原点は子供の頃いろいろ読んだゲームブックにあるわけだが、イギリスで「ファイティング・ファンタジー」シリーズに次ぐ長さのシリーズ「ローン・ウルフ」がウェブ上でほぼ完全に再現されているサイトを発見して感動する。ああ懐かしい。 日本だとホビー・ジャパンだかどっかが6巻くらいまで出してたような気がするけど、本国では10巻以上出てる人気シリーズで、外伝もあるんだよね。むかしイギリスに住んでたときは図書館から借りてきて「グランドマスター・カイ」のところまで遊んだっけ。英語がまだ不自由だった自分にとって、アメコミとゲームブックは中途半端な語学力でも楽しめる格好の教科書だったわけです。

HTMLのリンクによって様々なページに移れる仕組みはゲームブックの「XXページに行け」というシステムに実によくマッチしているし、ちゃんとイラストまで再現されていて非常にいい感じ。PDAでは遊べない(はず)なのが少し残念だけど、タダでここまで遊べるのは本当に嬉しい。最近では日本でも「ソーサリー!」が復刊されたと聞くけど、こうして過去のゲームブックがもっとウェブ上で遊べるようになったらいいのに。とりあえず俺は、日本では最終巻が発売されなかった大傑作シリーズ「ブラッド・ソード」がまた読みたいのです。

レジデンツのTシャツ到着

ミュートの公式サイトmute.comでこないだ注文したレジデンツのTシャツが早くも届いたので嬉しい。セール品だったので送料込みで約9ポンドという価格もリーズナブル。しかもなぜかバージン・プルーンズの絵葉書が2枚ついてきた。 今年の夏はこれを着て歩き回ろう。

キャプテン・コピーライト登場!

著作権保護の大切さを子供たちに教えるため、カナダの著作権協会が「キャプテン・コピーライト」というキャラクターを作ったそうな。むかし「ロボコップ」のTVシリーズ版に出てた「コマンダー・キャッシュ」並にベタなヒーローだなあ。そして公式サイトには丁寧にも、キャプテン・コピーライトのオリジン(誕生の秘密)を説明したマンガが載せられてるんだが、これが実にまたトホホな内容で笑える。 かつてキャプテン・コピーライトはマンガを描くことを愛する少年だったのだが、ある日イジメっ子に自分のマンガを強奪されてしまう。しかもあろうことかイジメっ子はそのマンガを複写コピーし、彼の作品だと偽って学校で販売を開始してしまったのだ!(商才あるじゃん)しかし本当の作者であるマンガ少年は富も名声も得ることができず、この苦い経験を抱きつつ大人になった彼はキャプテン・コピーライトとなり、著作権を保護するために悪と戦っていくのだった!…という話なんだが、なんかちょっとアブナい人みたい。普通は法律学校に通って弁護士になるとか、チャールズ・アトラスみたいに体を鍛えてイジメっ子に仕返しをするとかしそうなもんだけどね。

その一方で、実はこの公式サイトがウィキペディアの文書を無断借用しているという指摘があるそうな。キャプテン・コピーライト、あなたはいったい誰の味方?

「ドゥーンズベリー」での死者追悼

こないだの日曜版「ドゥーンズベリー」には、イラク戦争で死んだ兵士の名前が細かい文字でビッシリと書き連ねられていた。ギャグも風刺もなく、率直に哀悼の意を表したものになっている。 俺が知る限りこれが行われたのは2回目だが、前と違うのは「パート1」そして「来週へ続く」と書かれていること。つまり死者の数が多すぎて日曜版の6コマでも記載しきれなくなっているのだ。しかもこれは開戦時からの死者ではなく、前回の05年4月からの数。兵士の死者だけでもこれだけ多いんだから、イラクの一般市民の犠牲はかなりの数になるだろう。まさか「パート3」まであるんじゃないだろうなあ。

アメリカとイギリス国民だけではなく、我々日本人も「イラクには大量破壊兵器がある」という大ウソをつかれて戦争にかつぎ出され、底の見えない泥沼にはまり込んでるわけですが、これって絶対なんかマズいよねえ。