夏場所総括

場所前の個人的な予想としては ●本命は朝青龍。但し貯金(稽古)不足が著しく、下の者との差が縮まっている。
●栃東の綱取りは無理。
●第二の本命は白鵬。但し大関昇進祝いなどで忙しく、稽古不足かも。
●琴欧州は足のケガにより苦戦するだろう。
●魁皇&千代大海は負け越し。
●把瑠都がどこまで暴れるか楽しみ。

といった感じだったのだが、まさか朝青龍と栃東が休場するようなことになるとは予想もつかなんだ。雅山も完全に想定外だったなあ。良くも悪くも朝青龍がいなかったことで、小兵たち(といったら失礼か)の活躍が光った場所と言えるだろう。でも大関がすでに5人いるわけだが、来場所また雅山が健闘したらどうすんだろう。魁皇はまだしも千代大海は廃業せよ。琴欧州は1場所くらい休んで足を完治させてもいいかもしれない。把瑠都はやはり大物である。今後も暴れますよ、あれは。

十両以下に目を向けると、弓取りを務める皇牙が十両優勝に絡められたのが立派。一方で彼が付き人だった闘牙と、苦労人力士の隆の鶴というモミアゲ力士がそろって引退したのが悔やまれる。

1敗のまま2人が何日も競い合い、優勝決定戦にもつれこむというのは相撲の醍醐味すね。

「ザ・イエス・メン」再び襲撃!

希代の社会派イタズラ集団「イエス・メン」がまたやってくれた! 今回の標的となったのは、あの悪名高きエネルギー会社ハリバートン。イエス・メンは例によってハリバートンのサイトにそっくりなサイトを立ち上げ、ハリバートンの関係者を装ってコンファレンスでスピーチをを行ったらしい。

以前はWTOの講演会で股間から巨大なモニターの生えた「マネージメント・レジャースーツ」を披露した彼らだが、今度はタッコングそっくりの「サバイバボール」なるスーツを登場させ「このスーツは強風や洪水からエネルギーを得られるだけでなく、動物から生体エネルギーを吸い取れるので、どんな災害にも打ち勝てるのです」なんてスピーチを行ったようだ。要するに自然災害も自然破壊もハリバートン様には怖くないんですよ、という皮肉が込められてるわけだが、それを報じた記事が「ハリバートンが地球温暖化を解決」という題名になっているのが実に痛快。こんなパフォーマンスにも容易にダマされた記者とかがいたんだろうなあ。

スピーチの映像がない(みたい)なのが残念だけど、どうもこないだのドキュメンタリーに続いて新たな映画を作ってるみたいだから、また巧妙に大企業の裏をかいていく勇姿を期待しよう。日本でも何かやってくれないかなあ。

「LOOK AROUND YOU」シーズン2鑑賞


こないだシーズン1を観たBBCの科学番組コメディ「LOOK AROUND YOU」のシーズン2を観る。シーズン1が70年代の「NHK高校講座・化学」のパロディというノリだったのに対し、シーズン2は80年代版「ためしてガッテン」といった感じ。 今回は長さが10分から30分になったうえに4人の司会者が登場して、「スポーツ」や「食べ物」「コンピューター」といったテーマをこれまたシュールに扱っていく。例えばゴルフとテニスを合体させた新スポーツ「ゴニス」とか、檻から脱出を試みる高性能コンピューターなど、とにかくキテレツ極まりない科学的事実や発明がいろいろ紹介されていってえらく笑える。愛想のいい司会者が加わったことで、シーズン1のデッドパン的ユーモアがなくなってしまったのは残念だけど、司会者たちの言動やスタイルが実に80年代的で、まるで「NOT THE NINE O’CLOCK NEWS」(知ってる?)の失われたエピソードを観ているかのよう。しかし今だからこそ80年代をパロって笑ってられるけど、あと20年くらいしたら2006年の世界をパロった番組とかが出来るんでしょうか。

ちなみに各エピソードでは「今週の発明」としてこれまた奇想天外な発明品(オーケストラ演奏をする野菜とか、音を打ち消すスプレーとか)が登場するんだけど、最終エピソードは「特別生中継」と称してチャールズ皇太子がそれらの1つに最優秀賞を渡すイベントになっている。もちろんチャールズがこんなコメディに出演するわけないから、彼の映像はすべて「フォレスト・ガンプ」風にスーパーインポーズされ、セリフもすべて吹替えられて出演者と会話をするという実に凝ったトリックが使われている。しかも最後は嫉妬に駆られた発明者の1人に襲撃されるというオマケつき。日本じゃ皇太子の髪型をフォトショップしただけで雑誌の回収騒ぎになった例もあるわけで、こうしてお上をコケにできる番組なんてまず作られないだろうなあ。

誕生日

32歳だぁ。 頭の中はろくに成長してないのですが、もう「いい年」に近づいている(なってしまった)んだろうか。とりあえずこの1年は帰国したり就職したりといろいろあったんで、まあよしとしよう。相変わらず映画観たりアメコミ読んだりしてダラダラ生活してるだけで、別に生きてて楽しいことなんて1つもないわけですが。

でも世間並みに結婚の心配をしたり、心の癒しを求めたりするのも何かツマらない気がするので、ここは一発アラン・ムーア先生やグラント・モリソン先生を見習って魔法(特にカオス・マジック)を勉強してみようかなと思うのです。あれはなかなか体に良いものらしいので。

魔法といえば前にモリソンがアルファベットを加工したシジル(魔法の印)の作り方を説明してたんだけど、あれって日本語ではどうやって作るんだろう。

SuicideGirlsのインタビュー群

ゴスやパンクのおねーちゃんたちの、実にそそらない裸の写真が載ってるオルタネイティヴ系アダルト・サイト「Suicidegirls」のインタビュー群って結構宝の山かもしれない。 基本的には「オニオン」のインタビューと同じでサブカルチャー系の人のインタビューが多いのだけど、ユワン・マグレガーとかシャロン・ストーンのような比較的メジャーな人たちのがあったり、グラント・モリソンやトニー・ハリスといったアメコミ周りも充実してるのがなかなか素晴らしい。モリソンのインタビューはいつ読んでも面白いなあ。

難点はどうも記事がアルファベット順に整理されてないようなので、誰のインタビューが載ってるのかいまいち把握しにくいところかな。そもそもインタビューをいろいろ読むヒマが俺にはないのです。