アカデミー賞のドキュメンタリー候補

アカデミー賞のドキュメンタリー部門の候補作が15本までに絞られたそうな。この中から最終的に5本がノミネートされるわけだが、知ってる作品はあまり無いなあ…。マイケル・ムーアのやつは観てないんで落選したのが妥当なのかどうか分からんが、アンヴィルはないのかアンヴィルは。相変わらずアカデミーの連中って世俗受けするテーマの作品には関わりたくないんですね。

あと「THE COVE」がもし受賞することになったら、日本ではいろいろ騒がれるんだろうな。

「KICK-ASS」トレーラー


Kick-Ass

Trailer Park | MySpace Video

マーク・ミラーとジョン・ロミタJr.によるコミックの映画化。「現実世界」においてオタクの少年がスーパーヒーローになろうと決心し、コスチュームをまとって悪人たちをブチのめしていくのだが…という内容の作品。

前にも書いたがここ数年でマーク・ミラーってかなり俺にとって嫌いなライターになってしまって(それでもブライアン・マイケル・ベンディスよりは遥かにマシだが)、サエないオタクが不特定多数に対して暴力的な復讐を遂げていくという、作家の願望そのままのプロットには辟易しているのであります。「ウォンテッド」もそんなんだったよな。この「KICK-ASS」もざっと原作を読んだ限りでは、なんでそこまで暴力描写が必要なの?という感じだったし。

まあ口の達者なキャラクターとバイオレンスというハリウッド好みの作品を書く人だし、アラン・ムーアみたいに映画化を渋るわけでもないから今後もハリウッドとの蜜月関係は続くんだろうな

ターミネーターを買おう!

「ターミネーター」フランチャイズの映像化権を持っているハルシオン・カンパニーが、破産法申請をしたことで映像化権を売りに出すんだそうな。2007年にマリオ・カサールに大枚はたいて映像化権を買って、サエない映画を一本作ってすぐに売りに出すというのはね、もうヴァカというかアホというか。強気にも7000万ドルくらいの値をつけるらしいが、ジョス・ウィードンは「100010000ドルくらいなら買ってもいいよーん」なんてことを言っております

ここは他の映画スタジオが映像化権を購入したとして、どのようなフランチャイズが出来上がるか考えてみる:

MGM:ロボコップvsターミネーター
フォックス:エイリアンvsプレデターvsターミネーター
ワーナー:スーパーマンvsターミネーター
ディズニー:マーヴェル・スーパーヒーローズvsターミネーター
東宝:ゴジラvsターミネーター

…などなど。実は上の3つは既にダークホース・コミックスからコミック作品が出ていたりする。ここらへんは大きなバジェットのいらないコミックの強みですかね。ちなみにハルシオンってフィリップ・K・ディックの小説の映像化権も持ってるはずなんだが、あれも売りに出されてるんだろうか。誰かこれらの権利を一緒に買って「ブレードランナーvsターミネーター」を作ってくれないかな。

ネロ対クリンゴン


Star Trek – DVD Bonus Footage
エイブラムス版「スター・トレック」の削除されたシーンにはクリンゴン人が登場していたそうな。舞台は「VI」の監獄惑星で「II」の虫みたいなのも出てくるけど、クリンゴン人がマスクをしてたりして微妙な違和感を抱いてしまう。あの作品は最初から最後までそうした違和感のある映画ではあった。

ロジャー・コーマンの新作

コーマン大先生はNetflixと組んで、「Splatter」というあまりにもベタな名前のウェブ用ミニシリーズをお作りになられるのだとか(公式サイト)。主演はコリー・フェルドマンで、監督はジョー・ダンテ!コーマン&ダンテのコンビが復活でっせ!

内容は自殺した男がゾンビとなって復活するような話なのかな?そしてギミックが1つあって、どのキャラクターが殺されるかを視聴者がネットで投票して決める仕組みになってるらしい。これ自体は必ずしも目新しいギミックではないものの、投票結果を見て1週間のうちに脚本を書いて撮影をするというスタイルはいかにもコーマン的で面白そう。第一話は29日に公開されるそうですが、日本でも視聴できるのかな。