奥さん vs 忍者

なんだこりゃ。Variety誌が伝えるところによると、「アバウト・シュミット」などを手がけたプロデューサーが「WIFE vs. NINJA」なる映画を製作するそうな。これはロングアイランドに住む主婦が、科学者である彼女の夫を奪った美しきインターンが、実は彼の研究を狙った残酷な忍者であることを知ってしまい…というような話らしい。なんだかよく分からん。でもちょっと期待。奥さんと女忍者のキャットファイトとかが拝めるんだろうか。

ちなみに「the high-concept script」って書かれてるんだけど、これのどこがハイコンセプトなんだよ!

「アイアンマン2」ポスター

ウォー・マシン来たっ!後ろの黒いアーマーのことだよ。俺はアイアンマンよりもウォー・マシンのデザインのほうが好きなのです。「2」ではウォー・マシンの中の人の役がテレンス・ハワードからドン・チードルに代わってしまったり、スカーレット・ヨハンソンやミッキー・ロークといった微妙な面子が出演してるのが弱冠不安ですが、まあウォー・マシンが出るならいいや。

アカデミー賞のドキュメンタリー候補

アカデミー賞のドキュメンタリー部門の候補作が15本までに絞られたそうな。この中から最終的に5本がノミネートされるわけだが、知ってる作品はあまり無いなあ…。マイケル・ムーアのやつは観てないんで落選したのが妥当なのかどうか分からんが、アンヴィルはないのかアンヴィルは。相変わらずアカデミーの連中って世俗受けするテーマの作品には関わりたくないんですね。

あと「THE COVE」がもし受賞することになったら、日本ではいろいろ騒がれるんだろうな。

「KICK-ASS」トレーラー


Kick-Ass

Trailer Park | MySpace Video

マーク・ミラーとジョン・ロミタJr.によるコミックの映画化。「現実世界」においてオタクの少年がスーパーヒーローになろうと決心し、コスチュームをまとって悪人たちをブチのめしていくのだが…という内容の作品。

前にも書いたがここ数年でマーク・ミラーってかなり俺にとって嫌いなライターになってしまって(それでもブライアン・マイケル・ベンディスよりは遥かにマシだが)、サエないオタクが不特定多数に対して暴力的な復讐を遂げていくという、作家の願望そのままのプロットには辟易しているのであります。「ウォンテッド」もそんなんだったよな。この「KICK-ASS」もざっと原作を読んだ限りでは、なんでそこまで暴力描写が必要なの?という感じだったし。

まあ口の達者なキャラクターとバイオレンスというハリウッド好みの作品を書く人だし、アラン・ムーアみたいに映画化を渋るわけでもないから今後もハリウッドとの蜜月関係は続くんだろうな

ターミネーターを買おう!

「ターミネーター」フランチャイズの映像化権を持っているハルシオン・カンパニーが、破産法申請をしたことで映像化権を売りに出すんだそうな。2007年にマリオ・カサールに大枚はたいて映像化権を買って、サエない映画を一本作ってすぐに売りに出すというのはね、もうヴァカというかアホというか。強気にも7000万ドルくらいの値をつけるらしいが、ジョス・ウィードンは「100010000ドルくらいなら買ってもいいよーん」なんてことを言っております

ここは他の映画スタジオが映像化権を購入したとして、どのようなフランチャイズが出来上がるか考えてみる:

MGM:ロボコップvsターミネーター
フォックス:エイリアンvsプレデターvsターミネーター
ワーナー:スーパーマンvsターミネーター
ディズニー:マーヴェル・スーパーヒーローズvsターミネーター
東宝:ゴジラvsターミネーター

…などなど。実は上の3つは既にダークホース・コミックスからコミック作品が出ていたりする。ここらへんは大きなバジェットのいらないコミックの強みですかね。ちなみにハルシオンってフィリップ・K・ディックの小説の映像化権も持ってるはずなんだが、あれも売りに出されてるんだろうか。誰かこれらの権利を一緒に買って「ブレードランナーvsターミネーター」を作ってくれないかな。