連休中には「Southland Tales」を観ようかと思ってるのですが、あれを監督したリチャード・ケリーの衝撃のデビュー作「ドニー・ダーコ」が演劇になるんだとか。寝室に落ちてくるジェットエンジンとか、どうやって再現するんだろう。
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「クライ・ベイビー」のミュージカル
ボルチモアが誇る変態監督ジョン・ウォーターズの映画「クライ・ベイビー」が原作のミュージカルが、「ヘアスプレー」に続いてブロードウェイで今度お披露目されるそうな。映画の出来は「ヘアスプレー」のほうがはるかに上だけど、ミュージカルの出来はどうなることやら。作曲はファウンテンズ・オブ・ウェインの人なんだってさ。
「ヘアスプレー」のミュージカルといえば、俺が2002年に初めてニューヨークに行ったときには連日売り切れの状態だったけど、まったくの偶然で立ち見のチケットを入手できて、劇場の後ろで首をのばしながら鑑賞したっけ。あれは楽しかったなあ。
「HARD BOILED」映画化か?
フランク・ミラーの話が続いて恐縮だが、どうも彼は「スピリット」のあとに「HARD BOILED」を自分で監督したがってるらしい。
「HARD BOILED」というのはミラーがストーリーを担当し、「マトリックス」のメカデザインなどで知られるジェフ・ダロウがアートを担当したコミックで、ダロウの病的なまでに緻密なアートと極度にバイオレントなストーリー展開で知られる作品なのだ。ずっと前に日本語版も出てたよな。
まあ原作者が自分の作品を映画化するというのは悪いことではないだろうが、ダロウのアートがページの隅々まで楽しめる「HARD BOILED」はコミックだからこそ成り得た作品であって、あれを映像化するのは不可能に近いんじゃないだろうか。でもそういえばミラー&ダロウによる別の作品「Big Guy and Rusty the Boy Robot」は何故かアニメ化されたんだよな。
「スピリット」ティーザー
昨日に続いて今度はティーザーの映像が公開されてた。
これって「スピリット」じゃなくて「シン・シティ」になってるような…。ここ数年のフランク・ミラーって本業のコミックがダメダメになってるだけに、一抹の不安を感じずにはいられないのです。
「スピリット」ティーザー・ポスター
フランク・ミラーの監督で着々と映画化が進んでいる、ウィル・アイズナーの「スピイリット」のティーザー・ポスターが公開されてた。ティーザーなので映画の具体的な中身とは関係ないけど、とりあえずよい出来かと。
「スピリット」の特徴の1つとして「タイトルのロゴが決まっていない」というのがあって、話ごとに切り裂かれた紙や建物の影などが「THE SPIRIT」という文字を構成するというところがアイズナーのグラフィック・センスの秀逸さを表していたんだけど、このポスターも明らかにそのスタイルを踏襲している。
ちなみにアイズナーによる原作は比較的ユーモラスな描写も多かったような印象があるけど、ミラーが監督だと「300」のようなバリバリの硬派バイオレンスものになりそうで不安だな。