ウーヴェ・ボルに映画を作らせない方法

ビデオゲームを元にしたゴミクズのような映画を量産することで知られるドイツ人監督ウーヴェ・ボルが、彼にもう映画を作らないように嘆願する運動が起きていることについて、「100万の署名が集まればもう映画を作らない」と言ったそうな

でいま現在その署名サイトには7万3000ほどの署名が集められている。100万にはまだまだ遠いが、いろんなところでニュースになっているから、もしかしたら近日中には目標を達成してしまうかもしれない。

幸か不幸か俺は彼の作品を観たことがないのと、「AVクラブ」でのインタビューが意外にも面白かったので署名はしませんが、彼の作品に懲りた経験のある方はぜひ署名をどうぞ。

「デューン」再映画化か

フランク・ハーバートの人気SF小説「デューン」がまた映画化されるそうな。本当にハリウッドってネタが尽きてるんだね。

こないだTVシリーズ版をちょっと観る機会があって、どうも全体的に安っぽい感じがして失望したんだが、それに比べるとデビッド・リンチの劇場版はやはり見事だったと思うことしきり。リンチ自身が嫌っていることもあってファンのあいだでの評価は決して高くないものの、あの奇抜なデザインとか演出は20年以上たった今でも十分に新鮮に感じられる。TOTOは好きじゃないが、彼らによるサントラは結構いいし。リンチ作品としては「ワイルド・アット・ハート」とか「劇場版ツイン・ピークス」とかよりも好きなんだけどね。リンチがあれだけの予算で映画を作れる機会なんてもうありませんぜ。

「FANBOYS」なる映画

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アメリカでは今度「FANBOYS」なる映画が公開される予定で、1998年に「スター・ウォーズ:エピソード1」を誰よりも早く観たいがためにルーカスフィルムのスカイウォーカー・ランチへの潜入を試みるオタクたちの物語だそうな。

トレーラーを観る限りではウィリアム・シャトナーが登場したり、スター・トレックのファンとオタク合戦を繰り広げたりと、なかなか面白そうなんだが、実は当初は「末期の癌に侵された友人に、エピソード1を見せてあげる」というそうれなりに真面目なプロットがあったらしい。それを配給元のハーヴェイ・ワインシュタインが例によって編集権を駆使し、単なるオバカ映画にしようとしたことでファンのあいだでは抗議運動が起こり、こんな映像まで作られてしまった:

最近はユーチューブでこういう抗議運動が繰り広げられるようになって、いろいろ面白い世の中になってきましたね。しかし苦労して観に行く映画が「エピソード1」だというのはどうかと思うが。死ぬ前に観たのが、ジャー・ジャー・ビンクスの顔じゃあ…。

「KING OF KONG」続報

こないだ紹介した「KING OF KONG」のスティーブとビリーの勝負はまだまだ続いていて、映画が撮影された後にビリーが稼いだ105万200点が現在のところ史上最高のスコアと見なされているわけだが、こないだラスベガスで開かれたイベントでスティーブが記録更新に挑戦したらしい。んで結果は92万9800点という残念なスコアで終わったらしいが、夏にまたハイスコアに挑戦するらしいので健闘を期待したいところです。