「ハルク2」 あるみたい

きのう「ハルク2」は作られないのかなあ、みたいなことを書いたけど、なんかやるみたいです。AICNの記事より。

マーヴェルの役員がラジオ番組においてコメントしたもので、続編はDVD向けで、エリック・バナ(そしてもちろんアン・リー)は関わらないんだとか。

じゃあ誰がブルース・バナーを演じるのかというと、何とデビッド・ドゥカブニーの名が挙がってるらしい。何でも彼はハルクの大ファンなんだそうな。本当に実現するのか不明だけど、バナよりかは確かに適役かもしれない。

劇場版「ハルク」の失敗点って変に芸術的すぎたところだと思うんだけど、続編はぜひDVD向けという低予算を生かして、ぜひ出来のいいB級トラッシュ作品をつくってほしいところです。

ゴールデン・グローブ発表

「アカデミー賞の刺身のツマ」ことゴールデン・グローブ賞が発表された。相変わらずどことなく奇をてらったような作品を選んでるようなとこが、面白いといえば面白いかと。フィリップ・シーモア・ホフマンとか。

「ブロークバック・マウンテン」は大方の予想通り強かった。アン・リーはこの名声を活用して、「ハルク2」を撮るしかあるまい。世間で言われてるほどヒドい作品ではないと思うんだが。「ハルク」。

個人的にはやはり「HOUSE」のグレゴリー・ハウスことヒュー・ローリーが受賞したのが非常に嬉しい。

「クラークス2」ですか…


「クラークス」で衝撃(笑撃)のデビューを飾ったケヴィン・スミスの、それ以降の作品のクオリティが、なだらかな、しかし確実な下降線を辿っているのはもはや疑いのない事実なのではないかと最近は考えるようになってきたのですが、「デアデビル」とか「グリーン・アロー」とかいった彼がストーリーを担当したコミックの出来を見る限りでは、それでも非常に才能のある人であることは間違いない、と思うのです。

でもいくら最近はヒット作を出してないからって、「クラークス2」はないんじゃないだろうか…。ダンテやランダルといったキャラクターは若さゆえの愚行が面白かったわけで、いい年して相変わらずのドタバタをやってるのを今になって見せられてもなあ、と思うのです。彼らは「ジェイ&サイレント・ボブ」で封印されたはずではなかったのかよお。

それに「クラークス」って超低予算映画ならではの、モノクロのチープな雰囲気が逆に魅力となってキャラクターの面白さを引き出してたわけで、カラーになったその姿は違和感ありすぎ。ティーザーを観ても、なんかロザリオ・ドーソン(俺ファンです)の新キャラが浮きまくってる感じが否めないし。公式サイトがマーチャンダイジングの宣伝しまくりなのもムカつく。

未見の映画を批評することは避けたいのですが、「クラークス2」ねえ…。これがまたコケたら、「クラークス3」が作られそうでちょっと不安。

「V フォー・ヴェンデッタ」は傑作かも?

AIn’t It Cool Newsの親分、ハリー・ノウルズの2005年の映画ベスト10が公開されてたので見てみたら、「V フォー・ヴェンデッタ」が2位だった(ちなみに1位はジョン・シングルトンの「Hustle&FLow」。WTF??)。

2005年に公開されてない映画じゃん、という野暮なツッコミはさておき、少なくてもAICNの中では「ベンデッタ」の評判はいいみたいだ。アメコミ原理主義者(というほどでもないですが)の俺としては、どうも話の設定が微妙に原作と異なっているということだけで、どうも嫌な予感がしてしまうのだけど、やはり実際にこの目で観てみないと何とも言えないすね。

とりあえず原作の半分くらいは出来のいい映画になってることを願うのみです。それはそれは素晴らしいコミックなのですから。

今年観とくべきだった作品


「タイム」誌が選んだ今年のナンバー1テレビ番組は「Battlestar Galactica」だと昨日書いたけど、じゃあ映画のナンバー1は何かというと、鬼才ヴェルナー・ヘルツォークのドキュメンタリー「Grizzly Man」なんだそうな。これは「オニオン」なんかでも高い評価を受けている作品で、アラスカの熊さんたちとお友達になろうとして、逆に凶暴なグリズリー熊に喰われてしまった環境活動家ティモシー・トリードウェルの姿を追ったものらしい。夢を追いかけて破滅するトチ狂った男の物語、というのはやはりヘルツォークの得意とするところなんだろう。 実はこの作品、今年の6月くらいにトロントで開かれたドキュメンタリー・フェスティバルに出品されてて、観に行きたいなと思っていたものの結局行かなかった作品なのです。映画祭ってこのように後から話題を呼ぶ作品が結構混じってたりするんだよなあ。あー観とけばよかった。

それともう一つ観とくべきだったのが、同じく「タイム」誌がテレビ部門の4位に選出してる「Sometimes In April」。「ホテル・ルワンダ」と同様にルワンダの虐殺を扱ったTVムービーなんだけど、こっちはトロントで既にDVDレンタルされてただけに、借りてリッピングしとけばよかったと後悔ひとしきり。

またトロント行くかー。寒そうだけど。