クリスマス

前日からの雪がたっぷり残っているので文字通りのホワイト・クリスマスになったのだけど、これだけ雪が積もってるとうっとおしい気がする。
こちらのクリスマスは日本の正月のようなものなので店はみんな閉まってるし、やることもないのでスナックをつまみながらDVDをのんべんだらりと観たりしてた。

とりあえず観たのはジム・ジャームッシュの「コーヒー&シガレッツ」。モノクロのショート・クリップ集という、いかにもジャームッシュらしい作品なのだけれども、どのクリップも小綺麗にきまりすぎてて、観た後にはあまり何の感想も残っていなかったりする。2〜3人がコーヒーやタバコを味わいながら話をするだけ、というシンプルな設定なので役者の技量がストレートに出てしまっているのが特徴か。そういう意味ではホワイト・ストライプスの2人が出たやつが一番ダメで、アルフレッド・モリーナとスティーブ・クーガンのクリップが一番面白かった。サクッと観れる映画としてはいいんじゃないでしょうか。

ポーラー・エクスプレス

映画館で「ポーラー・エクスプレス」を観る。作品そのものにはあまり興味がなかったが、IMAX 3Dでやってるのを観ておきたかったので。スクリーンはむかし高島屋にあったやつよりも大きいかもしれない。本編が始まる前にIMAXの説明をするレーザーショーがあって、もうこれだけでお腹いっぱいという感じ。スクリーン裏にあるスピーカーなどが見れて面白かった。
それで肝心の映画は、まああんなものか。一部には気色悪いと言われていた人間のCGはそんなに気にならなかったし、ストーリーも率直でいいんじゃないかと。3Dだと画面が目の前にあるようで結構楽しい。頭を傾けると画像がブレるのが欠点か。たぶん3Dでなかったら、あまり面白くなくなっていただろう。あとスティーブン・タイラーはどう考えてもいらないでしょう?

ライフ・オブ・ブライアン

木曜日の疲れもあったし、雪がちらついていたこともあって食料の買い出し以外は外出せず。ちらついていた雪が午後になってどんどん積もって行く光景はなかなか美しい。DVDで「ライフ・オブ・ブライアン」を観る。期待していたわりにはあまり面白くなかった。パイソンズの映画って、どうしてもテレビ版とノリが違うのでテレビの雰囲気を期待すると肩すかしをくらってしまうのかもしれない。エリック・アイドル率いる「決死集団」のネタは面白かったけど。DVDの特典には撮影当時のドキュメンタリーがあったけど、マイケル・チャップマンってこの頃からカミングアウトしてたんですね。

スーパーサイズ・ミー

マーヴェルのコミック「サブ・マリナー」の映画版の監督がクリス・コロンバスに決まったとか。海パンをはいた不良男児ことサブ・マリナーはマーヴェル古参のヒーローとはいえどうも好きではないのだが、それに加えてクリス・コロンバスじゃねえ…。アニメだけど「インクレディブルス」があれだけ完璧なスーパーヒーロー映画になってしまったために、あれを超える作品はなかなか出てこないんじゃないか。「スーパーマン」とか「バットマン・ビギンス」などはまだしも、「ファンタスティック・フォー」とか「エレクトラ」は期待できないような気がする。

天候は良くなかったけれど、久しぶりにダウンタウンに行って買い物をしてくる。クリスマス商戦ということでどこの店も混雑していた。「スーパーサイズ・ミー」と「エターナル・サンシャイン」のDVDも借りてきた。相変わらずメジャーな作品ばかりだが、まあいい。

夜はさっそく「スーパーサイズ・ミー」を観る。とりあえずポップコーンとか食べながら観るのはやめたほうがいい作品。自分の食生活を見直すきっかけを与えてくれるんじゃないでしょうか。

Bubba Ho-Tep

DVDで「Bubba Ho-Tep」を観る。テキサスの老人ホームで生きていたエルビス・プレスリーと、JFKだと自称する黒人の老人が、甦った古代エジプトのミイラと戦うという変な話。監督が「ファンタズム」の人で主演がブルース・キャンベル、とくればB級の王道を行く作品に決まってるわけだが、原作(ちゃんとある)がジョー・R・ランズデールなのでそれなりに話はしっかりしている。逆に言えば話がストレートすぎて破綻してないという不満(?)もあるのだが。特撮とかはしっかりしてるのだけど、やはり低予算なのが露骨に分かるのがちょっと悲しい。ちなみにDVDにはエルビス(に扮したキャンベル)のコメンタリー(スナックをバリバリ食べながら文句をたれるだけ)なんていうイカした特典もついてくる。日本公開はされていないけど、やはり特定のファン層にはとてもウケるんでしょう。