メイジェル・バレット死去

新作劇場版「スター・トレック」のコンピュータの声も彼女が担当したと聞いて喜んでいたばかりなのに。

決して有名な女優さんではないが、元祖スター・トレックのチャペル看護婦として(そういや未公開パイロットの副船長「ナンバー・ワン」も彼女だ)、新スター・トレックのラクサナ・トロイとして、全STシリーズのコンピュータの声として、そして何よりもシリーズの生みの親ジーン・ロッデンベリーの妻として、我々スター・トレック・ファンにとっては母親のような存在だったわけです。2人の結婚式を明治神宮でやったというのも日本のファンには愛着の沸くところだったな。各エピソードのエンドクレジットに「コンピュータの声:メイジェル・バレット」と出てくるのを見るたびに、ジーンの亡きあともSTを見守ってくれている気がしていて安心感があったものです。

また1人TOSの役者が亡くなってしまって寂しい。合掌。

「THE WIRE」ボックスセット購入


以前にも書いたように、ボルチモアを舞台にしたHBOの社会派ドラマ「ザ・ワイヤー/THE WIRE」の全話入りボックスセットが発売されたので早速購入。定価250ドルが米アマゾンだと46%引きで135ドル、送料込みでも円高のおかげで1万5000円行かないこの安さ。これでディスク23枚入りの全60話収録ですからね。1話あたり250円ほどの計算となるからレンタル並みに安い値段かな。

ほんの数話しか観たことがないシリーズであるものの、世間の評論家が口を揃えて大絶賛しているほか、バラック・オバマやさらにはアラン・ムーアのお気に入りのドラマだと聞いては全話観ずにはいられないでしょ。とりあえず年末年始の時間はこれで潰れそうだな。世の中どんなに不況になろうが、とりあえずボルチモアよりはマシ、ということを実感することになるんだろうか。

「FABLES」TVシリーズ化?

 

DCコミックスの大人向けレーベルであるヴァーティゴの人気作品「FABLES」が米ABCでTVシリーズのパイロット版が作られるんだとか。これは予想してなかったな。

この「FABLES」というのは、おとぎの国を追い出された白雪姫や赤ずきんやシンデレラといったキャラクターたちが、人間界に住みながら彼らを追い出した敵との脅威と戦っていくというようなストーリーのコミック。ヴァーティゴの作品だから派手な戦闘シーンみたいなものはなくて、ファンタジーに重点を置いた内容になっている。前にちょっと読んでみたけど、日本人には馴染みのない童話のキャラクターが多く出てくるんであまり面白いとは思わなかったかな。でもスーパーヒーローものだけでなく、このようなヴァーティゴの作品が映像化されるのは歓迎すべきことかと。こないだの「プリーチャー」だけでなく「Y: THE LAST MAN」とかの映画化の話も少しは進展するのかな。

TVシリーズへのオバマ効果

NYタイムズに、いまアメリカのTVシリーズは主人公が殆ど白人で、せいぜいシットコムで黒人が主役を務めてるくらい。ドラマ・シリーズの主人公に黒人は1人もいないし、ヒスパニック系が主役なのも「アグリー・ベティ」くらいのもの。しかしオバマが大統領になったことで、黒人が主役のTVシリーズも増えてくるんじゃないか、というような記事が掲載されていた

21世紀にもなって未だにこんな記事が出てくるのも嘆かわしいと思うが、確かにアメリカのTVシリーズってまだまだ白人の比率が圧倒的に多いですからね。特にワーナー製作のドラマあたり。それがオバマの効果であれ何であれ有色人種にも主役を張れる可能性が出てくるのは歓迎したいところですが、この記事から不思議にも抜けているのは「アジア人」という言葉。黒人やヒスパニックは主役になれるかもしれないけど、アジア人は論外だよね、というようなニュアンスも伺えなくもない。まあ確かにTVシリーズの長い歴史を見てみても、アジア人が主役になったのってマーガレット・チョウのシットコムくらいしか思い浮かばないからなあ。アジア人に対しては「サムライ・ガール」みたいな珍奇なステロタイプがまかり通っている現状だし。

黒人の大統領が必ずしもすべての有色人種を代表しているわけではないのと同様に、テレビ局は黒人やヒスパニックを起用するだけにとどまらず、ぜひアジア人にも主役の場を与えて欲しいところです。とりあえずダニエル・デイ・キムとかジョン・チョウあたりでどうでしょう。