「BATTLESTAR GALACTICA」シーズン3終了

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WHAT THE FRAK???

XXXXXがお亡くなりになったかと思いきや、XXXXやXXがサイロンであることが判明したりして、とってもわけわかんない状態で幕を閉じたシーズン3。「見張り塔からずっと」???反則スレスレのクリフハンガーを仕掛けておきながら、それでも存分に興味をそそられる展開になっているのは立派。このシリーズの元来の醍醐味だった「誰がサイロンなのか」というプロットに戻ってきたのも個人的には好き。中だるみの激しかったシーズン2に比べて、シーズン3は比較的最初から最後まで話が引き締まってたんじゃないのかな。親に勘当されてカミさんに見捨てられるリーの愚直さが涙を誘う。

シーズン4もめでたく製作が決まったそうだが(しかも22エピソード)、開始されるのは来年って…俺らは話の続きを観るのに8ヶ月以上も待たなきゃならんのか?なんてこったい。なんか秋にはペガサスを舞台にしたTVムービーが公開されるようだけど、どんなものになるんだろう。一方ではプリクエルとなるはずだったシリーズ「CAPRICA」が製作されないかもしれないとか、BSG界隈のいろんなニュースが飛び交っているようだけど、とりあえずは首を長くして来年を待ちましょうか。またプロットが二転三転するんだろうなあ。

いっそのこと「みんなサイロンでした」というオチにすればいいのに。

「BLOOD TIES」鑑賞

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iTunesストアの無料作品の話ばかりが続いて恐縮だが、今回もそこ経由で入手した作品のお話。「BLOOD TIES」というカナダ製のTVシリーズで、今やジャンルとして「警察もの」や「法廷もの」に肩を並べるくらいメジャーになった感のある「吸血鬼もの」の作品。

なんか人気小説が原作らしいけど、第1話を観た限りでは元警部の私立探偵とかゴスのねーちゃんとか美形の吸血鬼とか、ものすごく典型的な登場人物(演技ヘタ)にクリーシェ満載のプロットが重なり、とっても先の読める展開になってしまっている。主人公が視覚障害を抱えているおかげで吸血鬼の催眠術が効かない、という設定はちょっと目新しかったけど。

むしろ面白かったのは舞台がトロントだということで(ただし撮影はバンクーバーか?)、話のあちこちに見慣れた光景が出てきたことかな。クイーン・ストリートとかヨング・ストリートとか、CNタワーの位置を目安にしながら撮影場所を割り出すことのほうが話の内容よりも面白かったりする。ただし登場人物の多くが、トロント人らしからぬ微妙な訛りを持った話し方をしてるような感じがしたんだけど、俺の気のせいかなあ。

ちなみに第1話は意外と強烈なパカパカ(光の急な明滅)があるので、癲癇の症状がある人なんかは気をつけて観たほうがいいかも。北米の番組ってこういうのの規制はないのかな。

何にせよあまり観る価値はない作品。

「RAINES」鑑賞

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かつてPowerBook1台で地球侵略を目論む宇宙人の軍団を壊滅させたジェフ・ゴールドブラム主演の新作ドラマ「RAINES」がiTunesストアで無料配布されてた。プロデューサーおよび第1話の監督はフランク・ダラボンで、「エンタープライズ」のホシことリンダ・パークが準レギュラーで出演してる。音楽がスティーブ・ポーカロというのに反応する日本人も多そうだな。

ゴールドブラムが演じるのはロス市警の警部マイケル・レインズ。殺人事件を担当する彼には特殊な能力があり、死んだ被害者の「幽霊」を見ることができ、彼らと語ることができるのだった。そして彼はこの能力を用いて被害者たちと話しながら、彼らを殺した犯人を捜していく…といった感じの犯罪ドラマ。もちろん幽霊たちが犯人のことを語ったら犯罪解決なんて5分で終わってしまうから、あくまでもこの幽霊たちはレインズの空想の産物であり、彼が知っている以上のことは何も知らない存在、ということになっている。もちろん他の人たちには幽霊が見えないからレインズは1人でベラベラ話す変人として見なされており、彼もなるべく人目を避けて幽霊と話さなければならない。幽霊と会うためにトイレに駆け込んで、用を足していた人間を追い出すレインズの姿はちょっと間抜け。

こういう仕掛けがあるとなんかホラーっぽい作品のような印象を受けるかも知れないが、内容はいたってストレートな推理ものになっていて、ロサンゼルスの特徴的な風景を舞台に事件の手がかりを追っていくレインズはハードボイルド小説の主人公みたいでなかなかカッコいい。演技も演出も撮影も手堅くできてるんだから、幽霊なんか登場させずに普通の犯罪ドラマにしても良かったんじゃないかと思う。

とりあえず今後に期待の作品。

「The Black Donnellys」鑑賞

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ポール・ハギスといえば(すげえ名前だ)、「ミリオンダラー・ベイビー」や「硫黄島からの手紙」といった人気作品の脚本や、アカデミー作品賞をとった「クラッシュ」の監督などを手がけたことで今やおそらくハリウッドでいちばん勢いに乗っている人だけど、もともとは「騎馬警官」とか「Walker, Texas Ranger」などといった実に微妙な出来のテレビシリーズを手がけてた人なんだよね。そんな彼が新しく手がけたシリーズ「The Black Donnellys」の第1話がiTunesストアで無料配布されてたので観てみる。

これは犯罪に手を染めることとなったアイルランド系の4兄弟の姿を追ったドラマで、アイリッシュ版「ゴッドファーザー」といった感じの内容か。乱暴者のジミー、物語の主人公であるトミー、賭け事が好きなケヴィン、色男のショーンの4人が、ニューヨークの裏社会の権力争いの中からイタリア系マフィアを相手にしつつ、自分たちの縄張りを守っていこうとするもの。マフィアを相手にするのには兄弟たちが若すぎるような気もするけどね。あと物語の大半は彼らの仲間であるジョーイの「告白」として語られているのが特徴でもある。

全体的には思ったよりも出来は悪くなかった。地上波(NBC)のドラマとしては珍しくきちんとニューヨークで撮影がしっかり行われていて、ニューヨークの下町を舞台に犯罪に巻き込まれていく兄弟の悲哀を描いているところはスコセッシの作品を観ているかのよう。でも幸か不幸かテーマが重厚すぎて、地上波には向いていない作品のような気がする。ミニ・シリーズとかHBOのシリーズとかだったらもっと良かったんだろうけどね。案の定、視聴率はあまり高くはないみたいだけど、13エピソードくらいは最低でも続いて欲しいな。

ちなみに「アイルランド系は昔からネガティブなステロタイプとして見なされてきた」みたいなセリフがあるんだけど、酒場で酔っぱらってケンカするような連中を描いてるようじゃ、イメージ向上には結びつきませんぜ。

「ANDY BARKER, P.I.」鑑賞

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コナン・オブライエンが元相棒のアンディ・リクターと組んで作った新作シットコム「ANDY BARKER, P.I.」のパイロットがiTunesストアで無料配布されていたので観てみる。

リクターが演じるアンディ・バーカーは気のいい会計士。ロサンゼルスのショッピング・センターの2階に個人事務所を構えた彼だが、そこはかつて私立探偵の事務所だったため、突然謎めいたロシア人の女性がやってきて、失踪した夫を捜してほしいという依頼をしてくる。こうしてアンディは奇妙で危険な事件に巻き込まれていくことに…というのが主なプロット。アンディの事務所の下のビデオショップの店長として「アレスティッド・ディベロップメント」のバスターことトニー・ヘールが出てるぞ。

シュールなネタが続く探偵コメディとして、同じくコナン・オブライエン脚本の「ルックウェル」に通じるものが多いけど、あちらよりかは主人公がもっと有能。シットコムにしてはシリアスな場面が多い(笑いが少ない)のが気になるけど、カーチェイスとかのシーンは金がかかってそうだし、比較的手堅い作りになっている。個人的にもロサンゼルスの探偵ものというのは好みなのであります。アンディ・リクターのシットコムは今まで長続きしたことがないけど。とりあえずこれは今後も観てみたいと思うような出来の作品。