
前後編にわたるエピソードだったわけだが、いや実に最高。このシーズンに通じる謎だった秘密組織「トーチウッド」の全貌が明らかにされただけでなく、クライマックスはサイバーメン対ダーレクの戦いという、まるで盆と正月が一緒にやってきたかのような出血大サービスを見せつけてくれたのです。ミッキー君の意外な帰還もカッコ良かったし、何よりも<白テキスト>ドブスのローズが番組を降板する</白テキスト>ことが自分には嬉しかったなあ。 俺は前ドクターを演じたクリストファー・エクレストンのファンだけど、ドクター役に限って言えばデビッド・テナントが実にハマっていて実に素晴らしかった。コメディ・タッチでのらくらしてるかと思えば、次の瞬間にはシリアスな演技をしたりと、ドクターのつかみどころのない性格をコロコロ変わる表情によってうまく表現していたと思う。
それにストーリーも前シーズンに比べて手慣れた感じがあって、奥の深いものばかりだったかな。「エンタープライズ」や「ギャラクティカ」みたいに既存のストーリー展開やキャラクター設定によってガチガチに束縛されず、かといって「アウター・リミッツ」みたいに散漫な内容にもならないまま、遠い未来の惑星や平行世界など、さまざまな「もしもの世界」のセンス・オブ・ワンダーを経験させてくれるという意味では、最近では本当に希有になってしまった上質のSFドラマだといえよう。
ラストのオチはさすがにちょっと場違いだけど、まあ次のシーズンにつながるものだからね。次にドクターを見られるのはクリスマスだということなので、半年近くも新しいエピソードが見られないのは残念だけど、そろそろスピンオフ・シリーズ「トーチウッド」が開始されるはずだから、とりあえずそちらに期待しよう。
スーパーマンが誕生してから現在に至るまで、いかにコミックやテレビや映画といった様々なメディアにおいて活躍し、長い年月のなかでどう移り変わっていったかを扱ったドキュメンタリー「Look, Up in the Sky – The Amazing Story of Superman」を観る。 ナレーションをケビン・スペイシーがやってることから明らかなように、こんどの「スーパーマン・リターンズ」に関連して作られたドキュメンタリーだけど、単なる映画のタイアップ的作品ではなく、スーパーマンが現実社会にいかに影響を与え、逆に影響を与えられたかを緻密に紹介した佳作となっている。マーゴ・キダーやディーン・ケインといった歴代のスーパーマン俳優や映画関係者のほか、スタン・リーやエリオット・S!・マギン、マイク・カーリンといったコミック関連の人々も数多く出てきてスーパーマンの魅力について語っていくところに見応えあり。なぜかキッスのジーン・シモンズも出てたりする。