夜に映画のクラス。前半は脚本を書くにあたってのキャラクターの人格形成のコツや、カナダにある映画団体について学ぶ。
後半はB級映画の研究、ということでサミュエル・フラーの「拾った女」を鑑賞。B級映画といっても出来はすごくいいんだが。脚本から撮影から演出まで、とてもしっかりした作品だと思う。赤狩りの頃に作られてるんで「スリであっても、アカには協力しない奴」が主人公なのはご愛嬌。
夜に映画のクラス。前半は脚本を書くにあたってのキャラクターの人格形成のコツや、カナダにある映画団体について学ぶ。
後半はB級映画の研究、ということでサミュエル・フラーの「拾った女」を鑑賞。B級映画といっても出来はすごくいいんだが。脚本から撮影から演出まで、とてもしっかりした作品だと思う。赤狩りの頃に作られてるんで「スリであっても、アカには協力しない奴」が主人公なのはご愛嬌。
朝から猛吹雪で大変。こんな日に限ってボランティアの仕事があるので外出したら、10メートル先も見えないような状況だった。よって路面電車の運行も遅れに遅れ、寒い中を30分近く待たされる羽目になる。やはり地下鉄が通ってる地区に引っ越そうかと本気で考えてしまう。
美術館には1時間近く遅れて到着したが、天候のせいか最後の週末なのに客数はずいぶん少なく、仕事自体はかなり楽だった。それでも特別に夜の12時まで開場するんだとか。そんな遅くに客は来るのかね。
帰りは腹が減ったのでスタンドでホット・ドッグを買い、素手で食べてたら手が凍傷寸前になる。それほど寒い一日だった。ちなみにこっちのホットドッグはタマネギやソースなどのトッピングはセルフサービスで勝手に乗せて食べるのだが、それら一式がスタンドの外側においてあるので、タマネギなんかはカチカチに凍っている場合が多い。あれってどうにかならないものか。
基本的に1日中仕事をしてたが、午前中にジムへ行ったついでに、やっと改築が終わって再オープンした近所の図書館に行ってみる。トロントに来た時からずっと改築してたので、中を見るのは今回が初めてである。
建物自体は少し大きな家を図書館に改造したような雰囲気で、中は狭いものの本はそれなりに揃っている。コミックスも置いてあるのがうれしい。DVDも貸し出しをしているので、ジョン・ランディスのドキュメンタリー「SLASHER」を早速借りてくる。でも最近は仕事が忙しすぎて、DVDを観てるヒマがないのだが。コメンタリーとか特典がわんさか付いてるDVDって、観るのにやたら時間がかかるよなあ。
相変わらず仕事が忙しいが、ちょっと時間をつくって久しぶりにダウンタウン北部のブロアー通りとヨング通りの交差点あたりをぶらつく。一応トロントの中でも高級な店が並んでいるとされるエリアである。もっともニューヨークや銀座などにくらべれば無味な印象は否めない。そこでふと気づいたのが、日本人の観光客らしい人たちが他のエリアに比べて多いなあということ。海外旅行の目的がショッピングだという人は沢山いるはずだから別に不思議ではないのだけど、真冬にトロントへ観光に来る人ってどのくらいいるのだろう。
夜は映画教室の2回目。脚本の正しいスタイルなどについて学ぶ。細かく規定されたフォーマットに沿って書かないと、どんなにいい内容でも無視されてしまう可能性大なので重要な事である。あとは低予算映画における初歩的な注意事項(夜間撮影とか子供や動物の起用は金がかかるら避けろ、とか)を教えられる。いろいろためになって面白いのだけど、北米の映画業界と日本のそれは仕組みがえらく違う(はず)だから、ここで勉強しても帰国した際にはあまり役立たないのかなあ、という一抹の不安がなくもない。