2006年とは

クリスマス同様に俺は年末年始を祝うようなこともしないのですが、とりあえず2006年を振り返ってみると、相変わらず彼女いないし友達いないし仕事つまんないしお金ないしで、人生最悪とまではいかなくとも、まあツマらん1年でしたね。あまり生きてて楽しいと思えることがないんだよね。とりあえずこの状況が改善されそうな見込みはあんまりなさそうで、なんか年だけとってるのです。 おまけに今日ガイジンを連れて浅草に行ってきたのですが、せっかくだと思っておみくじ引いたら、しっかり「凶」が出てやんの。あーあ、やってらんね。

とりあえず2007年もよろしく。

「Buy The Ticket, Take The Ride: Hunter S. Thompson On Film」鑑賞

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昨年惜しくも自ら命を絶ったゴンゾ・ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンのTVドキュメンタリー「Buy The Ticket, Take The Ride: Hunter S. Thompson On Film」を観る。ジョニー・デップやビル・マーレイ、ジョン・キューザック、ショーン・ペン、トム・ウルフ、そしてもちろんラルフ・ステッドマンといった有名人がトンプソンについて語るというもので、安易といえば安易な構成かな。 トンプソンの経歴とかをきっちり語っているわけではないので、彼のことを知らない人にとっては分かりにくい内容になってるし、かといって彼に関する目新しい情報が得られるわけでもないのが残念なところだが、強烈なカリスマを持ったトンプソンの映像がいろいろ出てくるということだけでも観る価値はあるかもしれない。彼の葬式の風景(巨大な大砲から遺灰がまかれた)もちょっとだけ出てる。ちなみに若い日のトンプソンはグラント・モリソンにそっくりだ。

トンプソンの映像作品といえば「ラム酒日記」が映画化される予定で、ブルース・ロビンソンが監督するということで結構期待してるんだが、いつ製作開始するんだろう。

「ファンタスティック・フォー」続編のティーザー

公開されてた。まだ「1」を観てないのに続編について書くのもなんですが、シルバー・サーファーの出来は思ってたほど悪くはない。でももちろん原作のファンにとっては「ギャラクタス御大は出てくるのか?」というのが大きなポイントになるわけですが。 しかしやはり主人公4人はみんなミスキャストだと思う。

「That Was the Worst Christmas Ever!」

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昨日も書いたように、俺はクリスマスを祝うような人ではないのでございますが、iTunesストアで無料ダウンロードした、Sufjan Stevensなるアーティストの「That Was the Worst Christmas Ever!」というクリスマス・ソングがひどく気に入ってしまい、繰り返し聴いてるのであります。 Sufjan Stevensって、調べたところでは結構な数のアルバムを出してるシンガー・ソングライターらしいんだけど全然知らなかった。そもそも「Sufjan」ってどう発音すんだ。この曲はシンプルかつ透明感があって非常にいい出来。まだ無料ダウンロードできるんで、USストアのアカウントを持ってる人はぜひご試聴あれ。

「Santa Claus Conquers the Martians」鑑賞

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キリスト教徒じゃないし、どうせ一緒に祝う相手もいないので個人的にクリスマスとはまったく無縁なのですが、ちょうどいい機会だと思って「Santa Claus Conquers the Martians」(「サンタクロース、火星人を征服する」)なるB級映画をarchive.orgよりダウンロードして観る。これはその出来のヒドさからカルト的人気を誇っているSF映画で、実際にIMDBの最低映画ランキングでも現在82位につけている作品。ピア・ザドラのデビュー作だというのも非常に象徴的ではある。 話の舞台となるのは当然ながら火星。ゆとりのない生活によって子供たちが暗くなってしまったことを心配した火星人のリーダーは、子供たちが見ていた地球のテレビからサンタクロースのことを知り、火星に連れてきておもちゃを作らせることを計画する。そして火星人たちは地球の子供2人と一緒にサンタクロースを誘拐してくるのだが、リーダーの考えを快く思わない一部の火星人のためサンタの身に危険が迫る…。というのが主なストーリーだったっけな。とにかくつまらないんで、観てるうちからストーリーをどんどん忘れていってしまったぞ。

セットこそある程度はちゃんとしてるものの、ストック映像が長々と使用されてたり、ハリボテ同然のシロクマやロボットが登場したりと、内容はとにかく安っぽい。これに加えてストーリーがやたら間延びしてるうえ、白痴のごとくホウホウホウと笑うサンタの演技があまりにも下手で実にお粗末。火星を冷戦時のソビエトのアナロジーとする見方もあるみたいだけど、そんな奥の深い作品じゃありませんぜ。タイトルからは、もっとサンタが火星人をこてんぱんにやっつけるような話の展開を期待してたんだけどね。

こんな映画を観るよりも、来年はもうちょっとマシなクリスマスを過ごしたいものです。