ルー・バーロウのドキュメンタリー

ルー・バーロウって俺がダイナソーJr.聴き始めたころには既に脱退していて、そのあと結成したセバドーとかフォーク・インプロージョンとかはざっと聴いたくらいで必ずしもファンというわけではないのですが(ちなみに再結成したダイナソーの新譜は良いらしいな)、彼の新作の発売にあわせた30分ほどのドキュメンタリーがウェブ上で公開されてたので観てみる。

バーロウの日常生活と曲作りの過程が彼自身によって淡々と語られていく内容になっていて、朝から地下室に閉じこもって変な音をたてている中年男の姿を観て楽しいと思うかどうかは人次第だろうな。アナログ機器が満載の地下室でフィードバックを作りながら「これで僕は20%くらい難聴になった」なんて言ってるけど、耳栓とか使えよ!バーロウの他にもメルヴィンズのドラマーとか、いろいろ変な人が出てくるぞ。

俺も大音量が出せる地下室とか欲しいなあ。

うちの選挙区

うぁぁぁぁあ、出たな小池百合子!あんなのが近所を徘徊するのか。奴は絶対落とす!民主党に投票してでも落とす!

しかも幸福実現党と手を組んだんだって?なんか闇の力を得るため悪魔に身も魂も売り渡して怪物と化した魔女のごとき存在だな。でも奴がもし当選したら、うちの地区は公・幸の狂信者どもが棲まうモルドールのような所だということになるので、いっそ引っ越してしまおうか…。

「MOONGIRL」鑑賞


ヘンリー・セリックが「CORALINE」の前に製作した短編アニメで、彼にしては珍しくオールCGの作品になっている。

夜に釣りをしてた少年が星でできたナマズに連れられて月に行くと、そこにはムーンガールという少女がいて…という物語。ストップモーションに比べてCGの画作りは凡庸に見えるし、月の外に怪物がいる理由もいまいち分からない。あとあのラストはハッピーエンドなの?単に仕事を次の人にまかせただけのような。

でもまあこうしてYouTubeでタダで観れるので、サクッと鑑賞する分にはいい作品かも。音楽担当はゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツだし。本当は「コラライン」もTMBGが音楽を担当するはずだったのが、作品のトーンに合わないという理由で起用されなかったんだよな。1つだけ劇中で使われてる曲がやたら良い曲なので、彼らが作ったという残りの楽曲も聴いてみたいところです。

巷で話題のあれ

こないだ衝動的に近所の図書館に例の「審理」を予約したら微妙なタイミングで貸し出し可能通知が来て、さらに微妙なタイミングで借りてきてしまった。なんかアダルトビデオを借りるよりも恥ずかしかったような。しかも渡されたのはVHSテープ!この時代にVHSを作っているところがあったのか!政府の資金力を見くびっていたよ。

VHSデッキを押し入れから出して接続するのも面倒なので、観ないで返却しようかなあ…。図書館だと視聴覚資料の返却は目の前で詳しく調べられるので、さらに恥ずかしい思いをするのかと今から心配。

「Alive in Joburg」鑑賞


今週末にアメリカで公開されるSF映画「District 9」のニール・ブロムカンプ監督による、同作品の原型となった短編映画。南アフリカにエイリアンの居住区が作られ、周りの住民と一発触発の雰囲気になって…という設定は「District 9」とほぼ同じらしい。冒頭のバイオ・スーツ対警官の場面を観ると、ピーター・ジャクソンがなぜブロムカンプに「HALO」の劇場版を監督させたかったのかが分かるような気がする。

「District 9」はずいぶん前評判が良いみたいで、ブロムカンプにも注目が集まっているらしい。ネット上にあった彼の作品をいくつか観てみたけど、すごいですねこの人。「Tetra Vaal」なんかを観る限りでは日本のアニメにも影響を受けてそうだけど、既に独自のスタイルを確立しているというか何というか。「Yellow」なんかの出来には圧倒させられる。疑似ドキュメンタリーのスタイルばかりを使っているようで、「Tempbot」ではコメディーっぽい要素を取り入れていたりと、なかなか幅広い演出ができるみたい。今後の活躍が期待できる監督の1人だろう。

で、肝心の「District 9」はいつ日本で公開されるんだろう。