「ザ・シンプソンズ MOVIE」鑑賞

今まで観るのをド忘れしていた作品。俺にとってのシンプソンズってそんなものになってしまったのかなあ。昔はテレビでやってたらかかさず観てたのに。でも悪い作品ではなかったよ。なんか惰性で続いている感じのする最近のTVシリーズ版のエピソードよりもずっとネタが詰まっていて、大声で笑った箇所もいくつかあったし。映画版ということで予算もかかってて作画のレベルも非常に高かったし。

ただしTVの話よりも3倍近く尺が長いこともあって、話の流れがどうも微妙にズレて感じられたかな。「シンプソンズ」のエピソードって話の導入部が結構長いことで有名で、ある事柄から始まった話が曲がりに曲がってやっとその話の中心テーマに辿り着くところが(当初は)斬新だったわけだが、劇場版では逆にどんな話になるのか冒頭だけでは分かりにくく、ストーリーが流れにのるまで少し時間がかかりすぎてたような気がする。あとやはりシンプソン一家はスプリングフィールドの住人たちとドタバタやってるのが一番楽しいわけで、彼らを町の外に出してしまったことでその楽しさが半減してしまったような。

大金をかけて劇場版をつくらなくても、TVシリーズのほうで上質のエピソードを作ってくれれば俺は何も言いません、

タイガー・ウッズの愛人コンテスト

前から話題になっていた、タイガー・ウッズの愛人を対象としたミス・コンテストがハワード・スターンの番組で行われたらしいぞ。それでめでたくジェイミー・ジャングラース嬢が優勝して7万5000ドルの賞金を手にされたそうです。ハワード・スターンってこういうこと平気でやるから凄いよな。おかげで彼の公式サイトはアクセス数増加のためクラッシュしたんだとか。一体どれだけの人がアクセスしたんだか。でも出場者が3人というのは寂しいな。最初はもっと多くの愛人に出場を要請してなかったっけ?

その一方でタイガー・ウッズはイメージ改善を図るためにブッシュ政権のスポークスマンだったアリ・フライシャーを雇ったんだとか。それってさらにイメージを悪くしないか?

「TRON LEGACY」新トレーラー


前作の登場人物の息子が主人公、というのはあまりにもベタなディズニー設定すぎてどうかと思うが、かつては原始的なCGであったライトサイクルとかが美しいCGで甦るのを目にするとCG技術の進歩を実感せずにはいられんなあ。逆に前作にあったセンス・オブ・ワンダーらしさが失せている気もするけどね。

きのうジェフ・ブリッジスがアカデミー賞を穫ってしまったので、急にこの映画にもハクがついたような気がする。

マーク・リンカス死去

俺が学生のころによく聴いていたアメリカのバンド、スパークルホースの中心人物(というか殆どワンマンバンドだった)のマーク・リンカスが自殺したらしい。まあデビューした頃からドラッグでODして足に血が巡らなくなって大手術をしたり、脳内の化学物質のバランスが乱れる症状を持ってて鬱に苦しんだりと尋常でない生き方をしていた人なので、こういう結末を迎えたのは驚くべきことではないのかもしれないが。

最近のアルバム(といっても2006年か)とかは聴いてないものの、フレイミング・リップスとやったダニエル・ジョンストンのカバーとかが非常に良かったので今後もいい曲を作ってくれるかと思ってたのに。合掌。

Sparklehorse – “Sick of Goodbyes”

「ZOMBIELAND」鑑賞

邦題は「ようこそゾンビランドへ」になるんだっけ?アメリカ人が「ショーン・オブ・ザ・デッド」を作ったたらこうなりました、というような映画。良くも悪くもストーリーが一本調子で、良くも悪くもキャラクター設定が皆無だったりする。要するに深く考えずに笑って観ろよ、ということなんだろうけど。

謎の原因により世界中の人々がゾンビになってしまったなか、奇跡的に生き残った主人公は女の子とキスもしたことがない内気な少年だったが、自分なりの生存のルールを身につけ、それに頼ることでゾンビの襲撃から逃れていた。彼は銃とトゥインキーをこよなく愛するタフな男に出会って一緒に旅をするようになり、さらに狡猾な姉妹に遭遇して西部を目指すのだが…というのが大まかなプロット。ただし具体的に主人公たちが何かを目指すといった目的が欠如しているため、90分弱の尺ながら中盤のビル・マーレイが出てくるあたりは結構話がダレていたような。

ウディ・ハレルソンの暴れぶりは面白いし特殊効果もよく出来ているし、笑えるところも多々あるものの、ゾンビ・コメディとしては「ショーン〜」に遠く及ばないかな。あっちはキャラクター設定がしっかりしていて登場人物にきちんと感情移入することができたからね。こちらは主人公がどうにか女の子と仲良くなろうとドギマギする点が面白いものの、ジェシー・エイゼンバーグは「イカとクジラ」や「アドベンチャーランド」で全く同じことをやってたので目新しさはなし(逆に言えばハマリ役なわけだが)。

もうちょっと脚本や演出を練れば傑作になったかもしれないのに、普通のポップコーン映画に留まってしまったのは残念なところ。続編の噂もあるみたいなので、次はもっと熟練した監督に任せればいいんじゃないかと。

ちなみにゾンビ映画をみる度に思うのですが、なんでみんなショットガンを使うんだろう。もっと連射が効く銃のほうが効果的じゃない?猟銃だから入手しやすいということなのかな。