白鵬優勝・横綱へ

ついに、というかやっと、というか。

横綱が東と西の両方にいることになったのは良きことかなと。子供が生まれた場所に全勝なんて出来過ぎのような気がするが(とりあえず八百長問題についてはノーコメントとする)。土俵入りの型も久々の不知火型になるそうで、朝青龍といっしょに相撲を盛り上げてっていってほしいところです。

その朝青龍は今までに見られなかったほどの体たらくというか、何かがふっ切れたというか、まさか終盤あんな結果になるとはね。ただまあ酷な言い方をすれば、今まで強すぎて優勝争いをつまらなくしていたというわけでもあるので、今後は白鵬や他の力士と熾烈な優勝争いを繰り広げてくれることをファンとしては期待したいのです。あと行儀の悪さを問題視する意見もあるみたいだけど、いいじゃんヒールだって。昔の横綱の伝記とか読んだって、公明正大とした人よりもどこか性格に難があった奴の話のほうが面白いわけだし。稽古で相手にケガさせたのは不運だったが、ろくに下の奴に稽古つけなかった貴乃花よりもちゃんと相撲に貢献してると思うよ。

んで外国人横綱が2人出てきたことに難色をしめす輩もいるだろうけど、もうちょっとしたら稀勢の里や豊真将に栃煌山、さらには市原や山本山といった日本人力士が(たぶん)台頭してくるだろうから長い目で見ればいいんじゃないでしょうか。そうした若手に比べて情けないのが大関陣。魁皇は名誉職みたいなものだから仕方ないにせよ、千代大海は相変わらずカド番のときだけそこそこの成績を出すのがなんかヘタレ。あいつたぶん来場所はまた負け越すよ。廃業せい、廃業!琴欧洲も白鵬の良きライバルになることを期待してたのに、なんか典型的なクンロク力士になっちゃったし。ここらへんの三役陣と若手が交代する時代が早く来ることを望みます。

あとスポーツ紙なんかで言われているように、白鵬には実質2人の親方がいるというのがなんか不穏なことになりそうでちょっと心配。いっそ熊ケ谷親方と一緒に部屋から独立したほうがスッキリするような気がするけど、どうなんでしょうね。

「ザ・ファウンテン」鑑賞

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「π」に「レクイエム・フォー・ドリーム」といった傑作を送り出した鬼才ダレン・アロノフスキーの待望の新作「THE FOUNTAIN」をやっと観る。元来は5年くらい前にブラッド・ピットとケイト・ブランシェットという「バベル」の2人が主演で撮影される予定だった作品で、オーストラリアに大掛かりなセットが既に建築されていたんだが、ピットが突然降板してクソ映画「トロイ」に出演することにしたため製作が中止になり、今回やっとヒュー・ジャックマン&レイチェル・ワイズ(監督の恋人)主演で完成にこぎつけたわけだ。ちなみに撮影場所はモントリオール。

尺は96分とそんなに長くない作品だけど、そのなかで3つの時代と場所を舞台にした物語が交差して語られていく(以下ネタバレ注意):

1500年:残虐な異端審問官の勢力に攻めたてられるスペイン。王女イザベラ(ワイズ)はマヤ地域の隠されたピラミッドに生えているという「生命の樹」を見つけるため、忠節なコンキスタドールのトマス(ジャックマン)に南米行きを命じる。多くの犠牲を払いながらもついにピラミッドを発見したトマスだが、そこで彼が目にしたものは…。

2000年:末期ガンに侵された妻イジー(ワイズ)をもった医師のトミーは、脳腫瘍の研究のために猿のドノヴァンの治療を行っていた。ドノヴァンの容態が悪化し死が免れないように見えたとき、トミーは独断で南米の樹から採取された未知の化合物を投薬し、それがドノヴァンに驚くべき結果をもたらすことになる。一方トミーの家ではイジーが宇宙の彼方の星雲を望遠鏡で示し、それをマヤ文明がかつてシバルバと呼び、冥府として崇めたということをトミーに語り聞かせるのだった。陽気にふるまうイジーだったが、そんな彼女にも死の影は近づいていた…。ちなみに「ザ・ファウンテン」というのはイジーが書いている本の題名。トミーの上役を「レクイエム〜」で名演技を見せたエレン・バースティンが演じている。

2500年:枯れ果てた「生命の樹」とともに暗い宇宙を旅するトム(ジャックマン。おそらく上のトミーと同一人物)。彼は亡き妻イジーの幻影を見つつ、「生命の樹」を蘇らせるためにイジーがシバルバと呼んだ星雲へと向っていく。そこで彼が目にしたものは…。

このように死と再生をテーマにした3つの話が何の説明もなく折り重なって進んでいくため、1時間くらいしても何が起きてるのか分かりにくいという致命的な欠点があるんだが、それはこの作品の特徴でもあるから仕方ないにしろ、話が3つに分かれているぶんそれぞれの物語や人物のバックグラウンドがいまいち理解しにくい(特に1500年のやつ)感じがするのは否めない。まあそれが監督の意図なんだろうけど。

ストーリーがいささか弱い反面、 ヴィジュアルや演技は非常に素晴らしい。CGIをなるべく使わず、バクテリアなどの顕微鏡写真を星雲に見たてた映像は非常に独創的で美しい。またヒゲ面のコンキスタドールからハゲの宇宙飛行士までの3役を演じるジャックマンの演技が、それぞれのシーンに巧みに合っていて見事。彼ってこんなに演技うまかったんだ。レイチェル・ワイズは末期ガンの患者にしては丸っこいけど(当時妊娠してたんだっけ?)、ブスのケイト・ブランシェットなんぞよりも良い演技を見せてくれる。

その難解さからアメリカでの興行成績は失敗し、「五年の夢が五日で粉々になった」とまで言われた作品だけど、ここ最近では珍しい雰囲気をもった映画であることは間違いない。衝撃度や革新性という意味では「π」や「レクイエム〜」には劣るけれども、一見の価値はある作品ですよ。

「CONTROL」トレーラー

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アントン・コービンによるイアン・カーティス/ジョイ・ディヴィジョンの伝記映画「CONTROL」のトレーラーがYouTubeで公開されていた。

カーティス役の俳優はよく似ている。当時のマンチェスターの雰囲気がよく出ていそうで、なかなか期待できる作品になるんじゃないでしょうか。少なくとも「24アワー・パーティ・ピープル」よりはマシな映画になってほしいところです。

ハル・ハートリーの新作

最近とんと名前を聞かなくなっていた(ような気がする)ハル・ハートリーの新作は、なんとあの「ヘンリー・フール」の続編という設定らしいぞ。でも「AVクラブ」のレビューでは「C+」と実に厳しい評価がされてしまっている。うーん観たいような観たくないような…。

ディズニーで学ぶ著作権とフェアユース

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著作権(およびその問題点)とフェアユースについて解説する動画がYouTubeで公開されているんだが、こいつの凄いところはなんと説明文の一語一語がディズニーの映画から抜き出されてコラージュされているという、とんでもない労作になっているところ。著作権の保護期間が延長されてばっかりでパブリック・ドメイン入りする作品が少ないことを指摘しつつ、同時に自社の作品の著作権を病的なほどに囲い込む糞ディズニーを皮肉っているところが実にすばらしい。いやあ痛快痛快。奴らによってYouTubeから引きずり落とされる前に一度見ときましょう。

当然ながら言葉がとぎれとぎれになっているので何を言ってるのか聞き取りにくいところもあるんだが、その見事なコラージュぶりはまるで前衛映画を見ているかのよう。そういえばネガティヴランドもこれに似たようなビデオを作ってたな。
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